(沿岸波浪)
(沿岸波浪実況図)
① 沿岸波浪実況図/24時間予想図の解説
気象庁では、日本沿岸域の9時、21時の波浪の状況を示した「沿岸波浪実況図(AWJP)」とその24時間後の翌日9時、21時の波浪の予想を示した「沿岸波浪24時間予想図(FWJP)」を気象無線模写通報(JMH)等により発表しています。
数値予報モデル(波浪モデル)で計算した波浪の推定分布に漁船や商船などの船舶、海上で気象や海水象を観測するブイ、沿岸に設置された波浪計、地球観測衛星などによる様々な観測データを反映させる自動解析処理により、9時、21時の波浪実況図を作成しています。
実況図では、波の高さ(有義波高)の分布を等高線で示しています。等高線は1メートルごとの実線と4メートル未満の領域の0.5メートルごとの破線を用いて表示しています。また、近海の約200kmごとの点には、波の向きを表す矢印、周期(秒)を表す数字、そして、海上の風向・風速(ノット)を表す記号(矢羽)を表示しています。また、冬期には海氷域が示されます。
波浪図の左上の2つの表には、それぞれ、アルファベットのA~Zで示す全国26ヶ所の波浪の推定値(波の向き・周期・高さ)と海上風の推定値(風向・風速)、および、気象庁の沿岸波浪計の観測値を掲載しています。
なお、沿岸波浪実況図中に記載された波の向き・周期、及び風向・風速は、数値予報モデルで計算した推定値です。
(海上警報)
② ""東京海上気象""
07日03時観測 07日05時40分発表
海上台風警報 関東海域南部
海上強風警報 関東海域北部
海上濃霧警報 関東海域北部
台風 1813 サンサン 970 北緯29.7度 東経145.0度
北北西 11ノット(20キロ)
位置ほぼ正確
中心付近の最大風速 70ノット(35メートル)
中心から 55海里(100キロ) 以内の風
50ノット(25メートル)以上
中心の 東側 300海里(560キロ) 以内と 西側
180海里(330キロ) 以内の風 30ノット(15メートル)以上
07日15時 予報円中心 北緯31.4度 東経143.9度 半径
30海里(60キロ) 確率70% 中心付近の最大風速
70ノット(35メートル)
08日03時 予報円中心 北緯32.7度 東経142.2度 半径
50海里(90キロ) 確率70% 中心付近の最大風速
70ノット(35メートル)
所々濃霧が発生している
台風 1813 サンサン その後の進路の見通し
09日03時 予報円中心 北緯35.3度 東経140.5度 半径
95海里(180キロ) 確率70%
中心付近の最大風速 65ノット(35メートル)
関東海域南部では 北東の風が強く 最大風速は
45ノット(23メートル) 07日09時までに
60ノット(30メートル) 07日15時までに 南の風が強く
最大風速は 70ノット(35メートル) に達する見込み
関東海域北部では 東の風が次第に強まり 07日09時までに
最大風速は 30ノット(15メートル) に達し 08日03時までに
南東の風が強く 最大風速は 45ノット(23メートル)
に達する見込み
関東海域北部では 所々で濃い霧のため見通しが悪く 視程は
0.3海里(0.5キロ)以下 07日15時までに
次第に良くなる見込み
この警報の対象期間は 08日03時までです
(潮位実況)
③ 布良[気象庁]の潮位の実況(8月6日 - 8日)
・観測機器の保守や障害のため異常な値を示すことがあります。
・青線が上下に激しく揺れている場合は波浪などの影響を受けており、中央付近が潮位の目安となります。
※ 沿岸部および海上地域を見ると高い波高と広範囲に亘っていることなどが読み取れま す 。
今回は、特に沿岸部地域と河口周辺部でのリスクが非常に高いと判断されます。