(今月5日に発生した地震により被災したインドネシアのロンボク島で復旧活動に当たる軍兵士ら、インドネシア軍提供(2018年8月15日撮影・公開、資料写真))
① ""インドネシア・ロンボク島でM6.3、前回地震の死者は480人超に""
【AFP=時事】(更新)インドネシアのロンボク(Lombok)島で19日、マグニチュード(M)6.3の強い地震が発生した。同島では1か月以内に今回を含め大きな地震が3回起きており、2回目となる今月5日に発生したマグニチュード(M)6.9の地震による死者は480人を超えた。
米地質調査所(USGS)によると、揺れの中心は東ロンボク(East Lombok)の町ベランティン(Belanting)の西南西で、震源の深さは7キロと比較的浅かったという。また住民らの話によると、東ロンボクでは揺れが強く感じられたという。
東ロンボクのある住民はAFPに対し、「避難者に支援物資を届けようと車を運転していたら、突然電柱が揺れ出し、地震だと気付いた」「人々は悲鳴を上げだし、道路に駆け出した」と語った。
揺れはロンボク島の中心都市マタラム(Mataram)や近隣のリゾート、バリ(Bali)島でも感じられたという。
また、1回目となる先月29日の地震で登山客ら数百人が一時取り残された国立公園では山崩れがあったとの情報もある。
ロンボク島を今月5日に襲った震源の浅いM6.9の地震では数万棟の住宅やモスク、商店などが倒壊し、少なくとも481人が死亡、数万人が負傷している。