(東京の星空8月)
① 惑星
水星9日に内合となります。上旬から中旬にかけては見かけの位置が太陽に近く、観察には適していません。27日に西方最大離角となり、この日前後は日の出前の東の低空で観察しやすくなります。東京では25日から31日まで、日の出30分前の高度が10度を超えます。25日から31日までの明るさは、0.2等〜マイナス0.7等。金星日の入り後の西から南西の低空で明るく輝いています。18日に東方最大離角となります。明るさはマイナス4.2等〜マイナス4.4等。火星やぎ座を西に移動しています(逆行)。28日に留(りゅう)となり、以後は東向きの動き(順行)に転じます。留の前後にいて座をかすめます。留のころには、星空の中での火星の動きが止まったように見えます。東京では中旬になると18時よりも前に火星が昇ってくるようになります。下旬には、22頃に南中します。明るさはマイナス2.8等〜マイナス2.1等。木星てんびん座を東に移動しています(順行)。日の入り後の南西の空に見えます。明るさはマイナス2.1等〜マイナス1.9等。土星いて座を西に移動しています(逆行)。日の入り後の南の空に見えます。明るさは0.2等〜0.4等。観望の好機が続いています。