※ この頃、あまり話題になりませんがヒアリ問題は、まだ、完全に対処し終わった
訳ではありません。
厚生労働省は、引き続き情報の提供を求めています。
(厚生労働省サイト)
(厚生労働省サイト)
① ヒアリ (wikipedia)
(ヒアリの働きアリ)
(ヒアリが作ったいかだ。流されないように、水面にいくつかの葉で固定している。)
(ヒアリのアリ塚。日本では、土で大きなアリ塚を作る在来種のアリはいないとされる[4]。)
(1) ヒアリ(学名・Solenopsis invicta、別名・アカヒアリ、火蟻[1])とは南米大陸原産のハチ目(膜翅目)・アリ科・フタフシアリ亜科に属するアリの一種。世界の侵略的外来種ワースト100選定種で、特定外来生物にも指定されている[2]。英語名は“Red imported fire ant”、単に“fire ant”と言う場合、トフシアリ属(英語版)のアリ全般を指すこともある。
主にアルカロイド系の毒[2][3]と強力な針を持つが[4]、人間が刺されても死ぬことはまれで、痛み・かゆみ等の軽度の症状や、体質によりアレルギー反応や蕁麻疹等の重い症状が出る場合もある[4]。命の危険があるのは、アレルギー症状の中でも特にアナフィラキシーショックが起きる場合で死亡することもある[4][5]。そのため殺人アリ[注釈 1]と呼ばれることもある[5]。
(2)日本における状況と対応[編集]
日本では、2017年(平成29年)に入ってから7月16日までに6都府県で[8]8回発見されており[9]、このうち2件は内陸部(愛知県春日井市および茨城県常陸太田市)で発見されている[8]。
初めて発見されたのは2017年5月で、中国の広東省広州市から神戸港へ貨物船で運ばれたコンテナの中から発見された[7][10][11]。同年7月14日には横浜港・本牧埠頭のコンテナヤード内のアスファルトの割れ目から700匹以上のヒアリが見つかった。女王アリはまだ見つかっていないが、巣を作って繁殖していた可能性が高いという[12]。神奈川県はこのことを受け、県民からの情報提供や相談を受け付ける「ヒアリコールセンター」を設置した[13]。
同年7月27日には、福岡市博多区の会社敷地内にて、中国から博多港に陸揚げされたコンテナの荷物を運び出していた作業員がヒアリに腕を刺されて軽傷を負い、日本国内で初めて人的被害が出た[14]。
同年8月10日には、内陸県である埼玉県(狭山市新狭山)の事業者敷地内にて、貨物の梱包材から女王アリの死骸が見つかった。この貨物は中国の黄埔港(広州市)から香港を経由して7月11日に東京港で陸揚げされ、7月18日または7月19日に陸路で事業者敷地内へ運ばれた。環境省と埼玉県は「繁殖の可能性は低い」としている[15]。
2018年6月16日、大阪南港に陸揚げされたコンテナから2,000匹以上のヒアリが発見され、作業員の男性2名が刺されたが、軽傷であった[16]。
こうした事態に対し、環境省など政府機関や各地の自治体、港湾管理者が調査と駆除を行っている[17]。巣の形成による定着を防ぐため、国土交通省は港湾コンテナヤード舗装の隙間を埋める緊急工事を行った[18]。人間による目視では発見しにくいヒアリの集団や巣を嗅覚で探し当て、オーストラリアや台湾での実績を持つヒアリ探知犬の導入も検討されている[19]。
ヒアリと日本在来アリは目視だけでは判別しにくい。国立環境研究所は2018年5月、採取してすり潰したアリの試料のデオキシリボ核酸(DNA)を調べ、2時間程度でヒアリか否かを判定できるキットを開発したと発表した[20]。
(3)生態[編集]
亜熱帯~暖温帯に生息し、草地など比較的開けた環境を好む。餌の収集は気温22℃~36℃の間に行われ、季節により昼夜を選ぶ[21]。働きアリは情報化学物質とフェロモンによって、防衛、餌取り、召集などのコミュニケーションを行う。寿命は、女王アリが数年、働きアリは数カ月である。 暖かい季節に有翅虫による結婚飛行が行われ、新しい巣が形成される。巣は、複数の女王アリからなる巣と、単独の女王の巣の二種類が存在する。
水位が高くなると筏を作るなど、多様な行動を起こす。巣内の仲間が死んだ際に、その死骸を巣の外に捨てて感染症などを防ぐ(necrophoric)と呼ばれる行動が見られる。
※ 昔、水槽に土を入れてアリの観察をしたことがありますが、このヒアリは別名
"殺人アリ"とも呼ばれる危険極まりない種類です。普通は何に活発に活動します。