(台風20号シマロン進路図)
① ""平成30年 台風第20号に関する情報 第15号""
平成30年8月21日17時08分 気象庁予報部発表
(見出し)
強い台風第20号は、22日にかけて小笠原諸島の南西海上を進むため、小
笠原諸島では非常に強い風が吹き、21日夜遅くから23日にかけて大しけ
となる見込みです。うねりを伴った高波に警戒し、強風に注意してください
。台風は23日は四国の南を北上し、23日から24日にかけて強い勢力を
保ったまま西日本にかなり接近し、上陸するおそれがあります。
(本文)
[台風の現況と予想]
強い台風第20号は、21日15時には小笠原近海にあって、1時間にお
よそ30キロの速さで北西へ進んでいます。中心の気圧は970ヘクトパス
カル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで
、中心から半径110キロ以内では風速25メートル以上の暴風となってい
ます。
台風はこの後も強い勢力を保ったまま北西に進み、22日には小笠原諸島
の南西海上を進む見込みです。その後、23日は四国の南を北上し、23日
から24日にかけて強い勢力を保ったまま西日本にかなり接近し、上陸する
おそれがあります。
[防災事項]
<暴風・高波>
小笠原諸島の海上はうねりを伴いしけています。
22日にかけては台風第20号が接近するため、非常に強い風が吹き、2
1日夜遅くから海は大しけとなるでしょう。大しけの状態は23日にかけて
続く見込みです。
22日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は
小笠原諸島 23メートル(35メートル)
22日にかけて予想される波の高さは
小笠原諸島 8メートル
です。
うねりを伴った高波に警戒し、強風に注意してください。
23日から24日にかけては、台風が接近する西日本を中心に猛烈な風や
猛烈なしけとなるため、暴風や高波に厳重な警戒が必要です。
<大雨>
西日本から東海地方にかけては、台風第19号の影響で22日にかけて雨
量が多くなる見込みです。
23日から24日にかけては、台風第20号の影響でさらに雨量が多くな
るため、大雨に一層の警戒が必要です。
<高潮>
年間で潮位の高くなる時期のため、台風の接近・通過に伴い、23日から
24日は西日本を中心に高潮のおそれがあります。
[補足事項]
地元気象台が発表する警報や注意報、気象情報、台風情報に留意してくだ
さい。次の「平成30年 台風第20号に関する情報(総合情報)」は22
日5時30分頃に発表予定です。