(兜神社)
① ""朝イチ情報、<相場の読み筋>""
11月6日更新 : (更新予定時間:8:30頃)
5日の米国株式は、NYダウが前週末比190.87ドル高の2万5461.70ドルと反発、ナスダック総合指数は同28.143ポイント安の7328.851ポイントと続落して取引を終了した。出来高概算は、ニューヨーク市場が9億3269万株、ナスダック市場が26億7835万株だった。NYダウは、前週末2日に下落した反動から買いが先行。10月ISM(米サプライマネジメント協会)非製造業景況指数が60.3となり、市場予想平均の59.0を上回り相場の下支えとなった。ただ、買い一巡後は6日に行われる米中間選挙の投票を控え、模様眺めムードが広がった。NYダウ採用銘柄では、IBMやシェブロン、マクドナルドなどが値上がり率の上位に入っている。
6日の東京株式は反発後、上値が重い展開となりそう。現地6日に投開票される米中間選挙は、共和党と民主党の激戦が予想されているが、同選挙を前に積極的にポジションを取る動きは控えられ、様子見気分が強まりそうだ。引き続き。好業績銘柄への個別物色が中心になるとみられる。為替相場は、ドル・円が1ドル=113円台の前半(5日終値は113円18-19銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=129円台の前半(同128円81-85銭)と円安に振れている。5日のADR(米国預託証券)は円換算値で、コマツ<6301.T>、ホンダ<7267.T>、ソフトバンクG<9984.T>などが5日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、5日の大阪取引所終値比120円高の2万1990円だった。
🌸 <きょうの個別材料>
○プラス材料
ソフトバンクG<9984.T>―19年3月期第2四半期(18年4-9月)の連結営業利益(IFRS)は1兆4207億円(前年同期比62.4%増)に
一六堂<3366.T>(監理)―1株515円でMBO(経営陣による自社買収)、MBO終了後は所定の手続きを経て上場廃止に
●マイナス材料
東亜建設<1885.T>―海外の売上高減少に伴う利益減少などにより、19年3月期第2四半期(18年4-9月)の連結業績予想を下方修正
日本精密<7771.T>―売上総利益の減少で、19年3月期第2四半期(18年4-9月)の連結決算は損益が赤字に転落
上記の材料はあくまでも相場の参考です。個々の銘柄の株価位置、あるいは相場の流れなどにより、その反応は不確定です。
🌸 <きょうの狙い>更新 : (更新予定時間:8:30頃)
エフティグループ<2763.T>が5日引け後、19年3月期の連結業績予想を増額した。
営業利益は前期比14.4%増の55億円と増益幅を拡大させる。期初予想は同10.3%増の53億円だった。法人向けにネットワークセキュリティー装置・空調機器の販売が好調に推移したうえ、一般消費者向けには蓄電池販売が伸びた。下期は、小売り電力サービスなどストック系商品の販売に力を注ぐ。
業績の増額を受けて、中間期の配当を25円と期初予想に対して3円上積みする。期末25円と合わせた年間配当は50円と、前期実績に対して8円の増配となる。
5日の終値は前週末比24円安の1475円。
<ダイジェスト>
三菱重工、ウズベクエネルゴと火力発電所の運転および保守を支援する包括プログラムで覚書更新 : 18/11/6 7:30
三菱重工業<7011.T>グループの三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は5日、ウズベキスタンの国営電力会社であるウズベクエネルゴおよび三菱商事<8058.T>と、火力発電所の運転および保守を支援する包括プログラムで協業していくことで合意し、覚書に調印したと発表した。
今回の覚書の調印で、MHPSが設備を供給したナヴォイ、タリマルジャンの両発電所、ならびに現在建設中のナヴォイ2、トゥラクルガンの両発電所を対象とするという。具体的には、各発電所のガスタービンに対して長期部品供給を行うとともに、ウズベクエネルゴ技術者へのIoT(モノのインターネット)を利用した運転および保守に関するトレーニングを通し、技術を提供する。また、これらのトレーニングを通じて育成した技術者によってガスタービンの運転・保守技術向上を目指すサービスセンターの設立についても協議するとしている。
5日終値は、前週末比109円高の4267円。
帝人、19年3月期連結営業利益予想を下方修正更新 : 18/11/6 7:31
帝人<3401.T>は5日、19年3月期連結営業利益予想を下方修正した。
売上高は89億円から90億円(前期比7.8%増)に引き上げた一方で、営業利益は7億円から6億500万円(同6.9%減)に引き下げた。第2四半期までの実績やマテリアル領域で樹脂、複合成形材料等で原料価格高止まり等の影響が継続する見通しであることも考慮した。
5日終値は前週末比46円安の1955円。
富士通、生体情報による本人認証技術を活用したチケットレス入場の実証実験を実施更新 : 18/11/6 7:32
富士通<6702.T>は5日、ムービーウォーカー(東京都千代田区)と生体情報による本人認証技術を活用したチケットレス入場に係る実証実験を実施したと発表した。
これは、第31回東京国際映画祭で行われたもので、指紋、虹彩、顔などの生体情報によるオンライン認証を活用したチケットレスでの映画館への入場システムをムービーウォーカーと共同で構築し、新たな利用者体験の創造とセキュリティーの両立を検証する。
5日終値は前週末比66円安の6864円。
北越工、19年3月期第2四半期決算は大幅な増益に更新 : 18/11/6 7:33
北越工業<6364.T>が5日、19年3月期第2四半期(18年4-9月)の連結決算を発表。大幅な増益で着地した。
第2四半期決算は、売上高が191億4300万円(前年同期比17.6%増)、営業利益が24億7800万円(同35.3%増)だった。建設機械需要の高まりに対し、増産対応と生産効率の向上、原価低減の徹底など生産体制の整備を進めてきたことが奏功した。
通期業績予想は、売上高370億円(前期比5.5%増)、営業利益47億8000万円(同4.8%増)を据え置き。第2四半期決算の通期業績予想対する進ちょく率は、売上高で51.7%、営業利益で51.8%となっている。
5日終値は、前週末比35円高の1182円。
NEC、「サイバー攻撃リスク自動診断技術」を開発更新 : 18/11/6 7:34
NEC<6701.T>は5日、「サイバー攻撃リスク自動診断技術」を開発したと発表した。
これは、実システムから構成情報や通信データ、データフローなどを収集し、それらに基づいた仮想モデルを再現、その仮想モデル上で独自の分析ナレッジで作成された攻撃シナリオを用いたシミュレーションを行うことで、さまざまなサイバー攻撃に対する攻撃リスクを自動で診断するもの。
5日終値は前週末比50円高の3355円。
川重、JERAより船舶運航管理支援システム「SOPass」を受注更新 : 18/11/6 7:35
川崎重工業<7012.T>は5日、JERAより船舶運航管理支援システム「SOPass」を受注したと発表した。
「SOPass」は衛星通信を介して船舶から取得したリアルデータと同社が持つ船舶に関する工学的知見をICT/IoT(モノのインターネット)技術を用いて融合し、船舶の運航管理に有益な情報を提供するサービス。船舶の各種性能解析や、省エネ運航に寄与する最適航路計算に加え、業界初となるLNG運搬船向けLNG貨物の管理最適化機能を有している。
JERAが用船する計4隻のLNG運搬船に搭載される。
5日終値は前週末比13円安の2708円。
デンカと三菱マテリアル、セラミック絶縁放熱回路基板を共同開発更新 : 18/11/6 7:36
デンカ<4061.T>と三菱マテリアル<5711.T>は5日、電気自動車に代表される環境対応車のモーター駆動用パワーモジュールに使用されるセラミック絶縁放熱回路基板を共同開発すると発表した。
両社は、デンカが持つセラミックの材料技術ならびに製造技術と、三菱マテリアルが持つ独自の回路化工程の技術を融合させることにより、市場競争力の高いセラミック基板の早期製品化を目指す。
5日終値はデンカが前週末比95円安の3720円、三菱マテリアルが同10円高の3255円。
ユニチャーム、550万株・155億円を上限に自社株買い更新 : 18/11/6 7:37
ユニ・チャーム<8113.T>は5日、株主への一層利益還元と経営環境変化に対応した機動的な資本政策遂行を可能するため、550万株(自己株式を除く発行済み株式総数の0.92%)・155億円を上限に自社株買いを行うと発表した。取得期間は11月6日から12月20日。
5日終値は前週末比37円高の3157円。