(東京駅近辺・スタバ)
① ""朝イチ情報、<相場の読み筋>""
12月5日更新 : (更新予定時間:8:30頃)
4日の米国株式は、大幅に反落した。NYダウが前日比799.36ドル安の2万5027.07ドル、ナスダック総合指数が同283.086ポイント安の7158.426ポイントで取引を終了。NYダウの下げ幅は、10月10日の831.83ドル以来、約2カ月ぶりの大きさ。出来高概算は、ニューヨーク市場が11億3245万株、ナスダック市場が25億3244万株だった。前日3日の大幅高の反動で売りが先行。米2年物国債と同5年債の利回りが逆転する「逆イールド」が発生。2001年や07年の景気後退前に、同様な動きがみられたことから、先行き警戒感が高まった。NYダウ採用の全30銘柄が下落し、キャタピラーやボーイング、インテルなどが値下がり率の上位に入っている。
5日の東京株式は続落後、落ち着きどころを探る展開か。4日の米国株式が大幅反落した動きを受け、朝方は売りが先行するとみられ、下値模索を強いられそう。日経平均株価はきのう4日、大幅に下落していたこともあり、売り一巡後は、下値を拾う動きがでる可能性もある。為替相場は、ドル・円が1ドル=112円台の半ば(4日終値は113円12-13銭)、ユーロ・円が1ユーロ=127円台の後半(同128円72-76銭)と円高に振れていることから、輸出関連銘柄には重しとなりそう。4日のADR(米国預託証券)は円換算値で、LINE<3938.T>、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などを中心に、4日の東京終値に比べ全面安だった。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、4日の大阪取引所終値比460円安の2万1610円。
🌸 <きょうの個別材料>
○プラス材料
DWTI<4576.T>―緑内障・高眼圧症治療剤「WP-1303(H-1129)」について、導出先のわかもと<4512.T>が第3相臨床試験を開始
南陽<7417.T>―東京証券取引所から11日付けで市場1部銘柄に指定される
●マイナス材料
アインHD<9627.T>―19年4月期第2四半期(18年5-10月)の連結決算は2ケタの減益に
上記の材料はあくまでも相場の参考です。個々の銘柄の株価位置、あるいは相場の流れなどにより、その反応は不確定です。
🌸 <きょうの狙い>更新 : (更新予定時間:8:30頃)
不二電機工業<6654.T>が4日大引け後、19年1月期第3四半期(2-10月)の単体決算を発表した。営業利益は前年同期比34.4%増の2億8300万円だった。
配電自動化子局用表示モジュールや太陽光発電向け遮断端子台は減少したが、鉄道車両用尾灯が急増したほか、国内外の受変電設備向け遮断器用補助スイッチが増加した。利益面では、みなみ草津工場(滋賀県草津市)の増築による一時費用が減少したことがプラスにつながった。
4日の終値は前日比5円高の1390円安値引け。
🌸 <ダイジェスト>
三菱電機、東京大学とSiCパワー半導体素子で電磁ノイズの影響を受けにくい動作原理を考案更新 : 18/12/5 7:30
三菱電機<6503.T>は4日、東京大学と共同で、パワーエレクトロニクス機器に搭載されるSiCパワー半導体素子において、外部からの電磁ノイズの影響を受けにくい動作原理を考案したと発表した。
SiCパワー半導体素子内に硫黄元素を加えることで、電流経路内の電子の一部が捕獲され、素子の電気抵抗を増大させることなくスイッチング動作開始時の制御電圧を高められることを実証した。今回考案した動作原理の適用することで、外部からの電磁ノイズへの耐性が高まり、SiCパワー半導体素子の誤動作が低減することで、パワーエレクトロニクス機器の信頼性を高めることができるという。
4日終値は、前日比48円安の1447.5円。
日立、中国の地域統括会社が医薬品メーカー石薬集団と覚書を締結更新 : 18/12/5 7:31
日立製作所<6501.T>は4日、中国の地域統括会社日立(中国)が中国の医薬品メーカーの石薬集団と、医薬品製造管理システム「HITPHAMS」やデジタル統合監視制御システム「HIDIC-AZ」の導入範囲を拡大するとともに、スマート製造に向けた協業を強化させ、戦略的なパートナー関係をより深化することに合意し、覚書を締結したと発表した。
今回の合意により、日立(中国)と石薬集団は、今後、石薬集団子会社の石薬欧意と石薬中諾、石薬集団恩必普薬業の、合わせて6つの生産ラインに「HITPHAMS」と「HIDIC-AZ」を新たに導入するほか、他の製造ラインへの導入拡大も検討する。また、両社は、企業経営や設備管理、省エネなどで交流と協力を深めるほか、ビッグデータ分析やAI(人工知能)の技術も活用した製造プロセスの改善・効率化、医薬品の品質向上にも取り組んでいくとしている。
4日終値は、前日比131円安の3293円。
パナソニック、HITOWAケアサービスと介護施設向けソリューション導入で連携更新 : 18/12/5 7:32
パナソニック<6752.T>は4日、HITOWAホールディングス(東京都港区)のグループ会社で介護サービス事業を展開するHITOWAケアサービスと、先進的な介護施設の実現に向け、連携すると発表した。
HITOWAケアサービスが運営する有料老人ホーム「イリーゼ」において、同社のIoT(モノのインターネット)/AI(人工知能)センシング技術を活用した介護施設向けソリューションを導入、拡大展開を行うとした。また、最新のIoT/AI技術を駆使した検証を通し、介護職員の業務の効率化を実現するほか、介護職員は人でしか成し得ない業務に集中できる環境づくりを行い、介護サービスの充実化を目指すとしている。
4日終値は、前日比24円安の1160円。
シャープ、中型冷蔵庫で冷凍室の大容量化に対応したプラズマクラスター冷蔵庫を発売更新 : 18/12/5 7:33
シャープ<6753.T>は4日、中型冷蔵庫で4段ボックスの「メガフリーザー」を搭載した、2ドアボトムフリーザータイプのプラズマクラスター冷蔵庫を発売すると発表した。
健康志向、食費節約のため自炊をする単身世帯や、シニア世帯までの幅広い少人数世帯で「週末に1週間分の食材を作り置きしたい」「調理が手軽にできる冷凍食品や使い切れない野菜を保存したい」など、冷凍室の大容量化に対するニーズが高まっていることに対応。「プラズマクラスター」で除菌した冷気が冷蔵室内を清潔に保つほか、高湿度シールド構造で庫内の乾燥を抑えることで、鮮度を保つとしている。
4日終値は、前日比99円安の1627円。
スクリーン、グループ会社がデータサイエンス分野で滋賀大学と相互人材育成や共同研究協定更新 : 18/12/5 7:34
SCREENホールディングス<7735.T>は4日、グループのSCREENセミコンダクターソリューションズが滋賀大学と、データサイエンス分野における相互人材育成や共同研究で、協定を締結したと発表した。
ビッグデータを分析することで、品質向上や業務の効率化などにつながると考えられているなか、国内初となるデータサイエンス学部を設置した滋賀大学と、それぞれが保有する技術や情報、ノウハウなどを共有し、データサイエンス分野における専門人材の育成に取り組む。また、洗浄、塗布、直接描画、熱処理、検査分野の装置開発や製造過程で得られるデータを分析し、製造プロセスの改善につなげるための共同研究も行うという。
4日終値は、前日比160円安の5880円。
フコク、19年3月期減額予想を織り込み継続買い期待更新 : 18/12/5 7:35
フコク<5185.T>の3日ぶりの反落場面は押し目買い好機となりそうだ。工業用ゴム製品メーカーで、自動車用ワイパーブレードの国内シェアトップを維持している。
11月16日に通期予想を減額したが、株価はすでに織り込み済みの動きで、割安なバリュエーション(予想PER7倍台、PBR0.7倍台、予想配当利回り年2.1%台)を支えに、継続した買いが期待できそうだ。
19年3月期予想の連結経常利益は前期比8.7%増の30億円と増益幅を縮小する。期初予想は同23.1%増の34億円だった。下期に入って、米中貿易摩擦の激化などを背景に、中国エリアでの冷え込み、韓国エリアでの販売伸び悩みが響いた。利益面では、国内外での人件費の高騰、人手不足と合理化の遅れに伴う生産性の鈍化などが重荷となった。
チャート上では、年初来安値(872円、10月26日)で底入れしたとみられ、下値不安は少ない。
4日終値は、前日比31円安の931円。
東洋合成、下値切り上げ続く、19年3月期は増益転換へ更新 : 18/12/5 7:36
東洋合成工業<4970.T>は反落となっているが、下値切り上げの動きが継続しそうだ。
LSI(大規模集積回路)の製造に欠かせないフォトレジスト用感光材分野で世界トップクラス。19年3月期予想の単体経常利益は前期比23.9%増の13億5000万円と増益に転じる。期初予想は同8.2%減の10億円だった。
感光性材料事業、化成品事業で、半導体・FPD(フラット・パネル・ディスプレー)用途の感光材製品、高純度合成溶剤製品の販売がそれぞれ好調に推移している。減価償却費や労務費も増えるが、増収効果で吸収する。
予想PERは11倍台と割安。業績好転を評価した買いを誘いやすく、上値余地を広げそうだ。
4日終値は、前日比33円安の1171円。
朝日ラバー、先高期待の買い続く、4-9月増額で通期も上ブレ期待更新 : 18/12/5 7:37
朝日ラバー<5162.T>が4日続伸し、先高期待の買いが継続しそうだ。19年3月期第2四半期(4-9月)の連結業績をすでに増額済みで、通期も上ブレる可能性が高い。予想PERが10倍台と割安なことも後押しする。
ゴムをはじめとするソフトマテリアルを中心に、さまざまな素材を高い技術力で組み合わせ、多様で高度な機能を生み出している。主要顧客は、トヨタ自動車<7203.T>やホンダ<7267.T>など。
業績は好調。4-9月期の連結経常利益は前年同期比24.8%増の3億5200万円と増益幅を拡大させた。期初予想は同16.1%増の3億2800万円だった。
医療用の低迷が続くなかで、主力の自動車向け彩色ゴムが中国向けに伸び、RFIDタグ用も増える。材料費や減価償却費も増えるが、増収とコスト削減で吸収する。
通期予想(前期比6.4%増の6億2700万円)に対する4-9月期の業績進ちょく率は56.1%と高く、増額に進む可能性が高い。
チャートは下値を着実に切り上げており、一段高が期待できそうだ。
4日終値は、前日比4円高の1047円。