(イメージ画像・和水町スカイドーム2000)
① ""震度6弱 熊本県和水町「ドンと縦揺れのあと数十秒横揺れ」""
2019年1月3日 18時35分熊本 震度6弱
震度6弱の揺れを観測した熊本県和水町の職員は「ドンと大きな縦揺れがきたあと数十秒間横揺れが続いた。役場に到着すると引き出しが出たり、書類が倒れていたりした。現時点で被害の情報は入っていないが、引き続き情報の収集にあたっている」と話していました。
★ 震度6弱 熊本県和水町では
和水町の役場の総合支所の職員は「自宅で揺れを感じ車で出勤したが、町では特に被害を受けた様子はわからなかった。現在、職員を招集して被害の状況を確認している段階だ」と話していました。
和水町北部にある三加和総合支所の職員は地震が発生したときの状況について「ドーンという大きな揺れのあと10秒から15秒ほど縦揺れが続いた。被害の情報は今のところ入っていない」と話していました。
和水町の飲食店の店主の男性は「突然、5秒ほどの強い揺れを感じた。すぐに外に逃げなければと思うほどの揺れだった。食器棚がガタガタと音をたて、中で重ねた皿が崩れた」と話していました。
和水町にある寺、金光寺の職員は「本堂ではおよそ20秒ほど強い横揺れを感じた。棚に置いてある仏具が落ちたり傾いたりしたほか、壁に掛けている時計が落ちた」と話していました。
和水町のコンビニエンスストアの店員の女性は「『ゴー』という大きな音がしたあと、強い揺れが10秒ほど続いた。棚にあった軽い商品が床に落ちるなどしたが、棚が倒れたり、物が壊れたりすることはなかった」と話していました。
和水町にある「道の駅きくすい菊水ロマン館」の杉本章一館長によりますと「どーんと、短い時間、突き上げるような揺れだった。びっくりした。施設の中の品物が少し落ちたがそれ以外の大きな被害はない。電気が止まるようなことにもなっていない。地震が起きたとき、営業中で、お客さんもいたが、慌てた様子はみられなかった」と話しています。
和水町の老人ホーム「きくすい荘」によりますと、机の上の物が落ちるといった被害はあったものの、およそ100人の入所者や職員にけがはなく、ガラスが割れるといった被害も確認されていないということです。
施設の電気や水道、ガスのライフラインにも異常は確認されていないということです。
和水町に住む79歳の女性は「自宅でこたつに入っていたら突然強い揺れを4秒ほど感じてとても怖かった。縦揺れか横揺れかわからないくらい強い揺れだった。立てかけていたちゃぶ台が倒れたが、何かが崩れることはなかった」と話していました。
和水町の職員は「自宅で和室に座っていたら30秒ほど横揺れが続いた。物が落ちてきたりはしなかった。その後、車で役場へ行ったが街なかは電気もついていて、建物が壊れたり混乱したりしている様子は見られなかった。現在、町役場の2階にいるが、着いた時は、キャビネットと戸が開いたりゴミ箱が倒れたりしていた。被害に関してはまだ把握できていない」と話していました。
町では職員らが被害の状況の把握を進めているということです。
★ 震度5弱 玉東町では
震度5弱を観測した熊本県玉東町役場の職員は「数秒間、縦揺れと横揺れが続き、机の上に置いてあったものが地面に落ちた。現在、被害情報などの収集にあたっている」と話していました。
玉東町の玉名消防署玉東分署の署員は「横揺れが5秒くらい続いたが、周りの物が倒れることはなかった。熊本地震と変わらないくらいの大きな揺れで、久しぶりだったので驚いた」と話していました。
午後7時5分現在、被害の情報は入っておらず、救急搬送の要請も入っていないということですが、引き続き情報の収集を進めています。