森羅万象・考える葦  インターネットは一つの小宇宙。想像、時には妄想まで翼を広げていきたい。

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【国立天文台】 1月14日、""VERAプロジェクト;銀河系の3次元立体地図を作るプロジェクト""

2019-01-14 23:00:29 | 🚀🛰宇宙 ; 人類のロマンと挑戦、国立天文台、JAXA、NAS各国・宇宙開発…

(銀河系の3次元立体地図)




① ""VERAプロジェクト;銀河系の3次元立体地図を作るプロジェクト""

 VERAは、銀河系の3次元立体地図を作るプロジェクトです。VLBIという電波干渉計の手法を用いて、銀河系内の電波天体の距離と運動をこれまでにない高い精度で計測し、銀河系の真の姿を明らかにします。 国立天文台を中心に、多くの大学や研究所からさまざまな分野の研究者が参加し、2003年から観測が始まっています。


② 成果報告;「大質量星形成領域Sharpless-76Eの精密な距離測定と、原始星の特定に成功」


(harpless-76Eの中間赤外線3色合成図。中心の紫十字印が今回観測された水メーザーの位置に相当。(出典:NASA/IPAC Infrared Science Archive, WISE) )




SKA(※1)南アフリカ支部所属のJames O. Chibueze氏を中心とした研究チームは、VERAを用いて大質量星形成領域Sharpless-76Eの水メーザー観測を行い、年周視差や、天体内部における固有運動(天球平面上における運動)の精密な計測に成功しました。

Sharpless-76Eは、わし座に位置する大質量星(※2)形成領域です。これまでの干渉計観測(※3)により、複数の場所から3ミリ波長帯の電波を放射している塵が集まった領域が確認されており、星の赤ちゃん(原始星)の候補として注目されていました。しかし、それぞれが本当に原始星なのか?、という基本的な問題が残されています。その解決には、空間的な広がりや、運動の大きさなどを精密に測る必要があり、そのためには天体までの距離や、その天体の現場における運動を精密に決定することが欠かせません。

そこで、本研究チームは2010年12月~2012年6月にかけて、Sharpless-76Eに対する計7回の水メーザーVLBI観測を実施しました。その結果、これまで1.95+1.21-0.76kpcと誤差が大きく(約40-60%)曖昧だったSharpless-76Eの天体距離を、年周視差計測の結果に基づき1.92+0.09-0.08kpc(=6260 光年)と5%より高い精度で測定することに成功しました(図1上)。また、固有運動の計測を通じ、Sharpless-76Eの中で、特に2つの塵領域MM1、MM2のそれぞれに付随する水メーザーが、双方向に噴き出すアウトフローを示していることが分かりました(図1下)。

星形成領域におけるアウトフローは、星が今まさに誕生しようとしている原始星に特徴的に見られるガスの噴出現象です。従って、本結果からSharpless-76Eの塵領域MM1、MM2は、それぞれが確かに独立した原始星であることが明らかとなりました。また、本研究により精密に距離を測定出来たことから、赤外線波長のデータを星の進化モデルに照らし合わせることができ、MM1の方がMM2より若い原始星である可能性が見出されました。


(図1:Sharpless-76Eに対するVERAの水メーザー観測結果
(出典:Chibueze et al. 2017, MNRAS, 466, 4530。軸の表記など一部翻訳)。)




(出典:Chibueze et al. 2017, MNRAS, 466, 4530。軸の表記など一部翻訳)。
(上)年周視差の計測結果。左は、天球平面上における水メーザーの位置変化を、右は東西・南北方向それぞれに対する正弦波成分(すなわち年周視差)の時間変化をプロット。
(下)固有運動(左:MM1、右:MM2)。色付きの点が、各水メーザー成分を表し、色の違いは視線速度(※4)に相当(青色が観測者に向かってくる方向)。矢印は本観測で検出された固有運動の向きと大きさを表している。

※1: Square Kilometre Array : 南アフリカ、およびオーストラリアにそれぞれ建設中の世界最高の集光面積(1平方キロメートル = 百万平米)を有する電波望遠鏡観測網
※2: 太陽に比べ8倍以上の質量を有する星
※3: 複数の電波望遠鏡で同じ天体を同時刻に観測することで、解像度と感度を向上させる手法
※4: 天体と観測者の間をつなぐ直線上における速度。天体や銀河の運動に伴うドップラー効果の影響により変化

文責:杉山孝一郎 

【nhk news web】 1月14日16:54分、""松山 道後温泉本館 あすから7年かけて保存修理工事""

2019-01-14 22:29:28 | 四国地方、徳島県  香川県  愛媛県  高知県

(道後温泉本館)




① ""松山 道後温泉本館 あすから7年かけて保存修理工事""

2019年1月14日 16時54分

松山市の観光名所、道後温泉本館は、一部の浴場を除いて15日から明治の開業以来初めての大規模な保存修理工事が始まることになり、14日は大勢の観光客や入浴客でにぎわいました。

道後温泉本館は国の重要文化財に指定された公衆浴場で、年間80万人が訪れる松山市の観光名所です。

125年前の明治27年に建設された木造3階建てで、老朽化や耐震化への対策のため15日から7年かけて保存修理工事が始まります。

工事の間、1階の一部の浴場は営業を続けますが、2階と3階の休憩室は使えなくなります。開業以来初めてとなる大規模な保存修理工事を前に、通常営業最終日の14日、大勢の観光客や地元の人たちが訪れました。

60年以上通っているという近くの70代の男性は、「ここのお風呂に入らないと1日が始まらないです。歴史が続くように工事をすすめてもらいたい」と話していました。

また、東京から旅行で訪れた60代の女性は「きょうが最終日だと知らずに来たのですが、帰る前に入ることができて、お湯もツルツルでいい記念になりました」と話していました。

本館そばの土産物店の女性は、「温泉のおかげで生活が成り立っているので観光への影響が少ないことを期待したいです」と話していました。

道後温泉本館は14日午後11時に通常営業を終え、15日からは1階「神の湯」だけで営業を続けながら保存修理工事が行われます。

【nhk news web】 1月14日20:07分、""中国 月面基地の建設へ 調査方針示す""

2019-01-14 22:20:18 | 🚀🛰宇宙 ; 人類のロマンと挑戦、国立天文台、JAXA、NAS各国・宇宙開発…

(玉兎2号)




① ""中国 月面基地の建設へ 調査方針示す""

2019年1月14日 20時07分

中国の無人の月面探査機が世界で初めて月の裏側で探査を始めたことを受けて中国政府が会見し、意義を強調するとともに今後、月面基地の建設に向けて調査を進める方針を示しました。

中国の無人の月面探査機「嫦娥4号」は今月3日、世界で初めて月の裏側に着陸し、搭載していた探査車の「玉兎2号」を月面に降ろして地質構造や資源などを調査しています。

これについて国家宇宙局の呉艶華副局長が14日、北京で会見し、「歴史上初めて月の裏側に着陸し探査を行っている」と述べて意義を強調しました。また、ことしの年末ごろに新たに「嫦娥5号」を打ち上げ、月の岩石などのサンプルを地球に持ち帰るほか、今後も継続して探査機を打ち上げ、月の南極などで探査を進めていくと強調しました。

そして、将来的に打ち上げる予定の「嫦娥8号」では「各国と共同で月面基地を作るために初期段階の探査を行う」と述べ、各国が検討している月の基地の建設に向けた調査を国際的に協力して進めていく姿勢を示しました。

月の探査をめぐっては、アメリカもトランプ大統領が月を周回する軌道に宇宙開発のための新たな拠点を作るよう、おととし12月に指示しています。

【時事通信社】 1月14日19:54分、""麻生氏が新聞批判「読む人の気が知れない」""

2019-01-14 21:04:44 | 財務省;組織と機能…

(麻生太郎副総理兼財務相)




① ""麻生氏が新聞批判「読む人の気が知れない」""

2019年01月14日 19時54分 時事通信

 麻生太郎副総理兼財務相は14日、福岡県直方市で講演し、4月の同県知事選に関連し「(県内で)伸びているのは福岡市だけ。行政としていかがなものか」と述べ、3選を目指す小川洋知事の県政運営に疑問を呈した。その上で「私の言っていることを新聞記者は(2016年の)衆院福岡6区(補選)の恨みつらみと書いている。その程度の分析力だ。そんな新聞にお金を払って読んでいる人の気が知れない」と述べた。

 16年10月の福岡6区補選をめぐっては、麻生氏らが支援した候補について小川知事が中立の立場を貫き、応援しなかったことから、両氏の関係が悪化したとみられている。

 【時事通信社】

 ※ アニメ・漫画だけを読んで新聞を読まないと麻生さんタイプの人間になります。

【日刊ゲンダイDIGITAL】 1月13日09:26分、""厚労省「毎月勤労統計」デタラメ調査は安倍首相への忖度か""

2019-01-14 20:47:28 | 厚生労働省;組織と機能…各種統計資料、コロナウィルス対応・対策

(厚生労働省/ロゴマーク)




① ""厚労省「毎月勤労統計」デタラメ調査は安倍首相への忖度か""

2019年01月13日 09時26分 、日刊ゲンダイDIGITAL

 厚労省が15年前から「毎月勤労統計」のデタラメ調査を行っていた問題。賃金などが低めに出たため、約2000万人に雇用保険など総額530億円も少なく支給されていた。加えて、意図的なデータ改ざんの疑惑が浮上。厚労省は昨年、調査結果を統計処理し、賃金額を引き上げているのだ。ちょうど安倍首相が3%賃上げの「官製春闘」に血眼になっているタイミングだ。

「毎月勤労統計」は500人以上の規模の事業所は全数調査を行うことになっているが、2004年から東京都だけ全数ではなく、3分の1程度の抽出調査を行っていた。18年は全1464事業所のうち、491事業所だけの調査だった。

 11日の国民民主党のヒアリングで厚労省の屋敷次郎参事官は「東京で500人以上の会社は賃金が高い。そこの3分の2が抜けると全体の賃金は押し下げられるのです」と説明した。

 金額ベースで平均0.6%引き下げられたというから大きなインパクトだ。

■2018年の不自然な“上方修正”

 ところが昨年、厚労省は抽出した調査結果を全数検査に近づける統計処理をしている。計算上、東京の3分の2も反映するので当然、賃金額はアップする。

「昨年1月以降、0.6~0.7%程度、勤労統計の賃金が上がりました。1月は定期昇給もなく、上がる時期ではなく、私を含め不自然さを指摘してきましたが、今回カラクリが分かった格好です。統計処理をするなら、過去の分も行うか、『今回分は統計処理をした』と断らなければ、純粋に賃金が上がったように見えてしまいます。実際、内閣府は18年の賃金上昇をアベノミクスの成果として喧伝していました」(経済評論家の斎藤満氏)

 安倍首相は14年の春闘から企業に賃上げを求めてきたが、思ったように上がらない。シビレを切らした安倍首相は、18年春闘に向けて、初めて「3%」という具体的な数値目標まで口にした。

「官邸が明確に指示をしたのか、厚労省が“忖度”したのかは分かりません。ただ、首相が数値目標まで掲げる中、厚労省に相当なプレッシャーがかかっていたことは間違いありません。その流れで、18年から勤労統計が統計処理され賃金上昇のデータが公表されていったのです。15年前からの厚労省のデタラメ調査だけでなく、官邸も含めた意図的な統計処理も問題にされなければなりません」(斎藤満氏)

 閉会中審査に自民も前向きだという。ヒアリングで原口一博衆院議員は「安倍首相がいつ知ったのかも重要だ」と語った。

 安倍官邸は厚労省だけのせいにする気だろうが、野党は官邸ぐるみのインチキとして追及すべきだ。