① ""集落再び孤立 台風19号で崩落した橋の応急道路 大雨で流される””
2020年 1月29日 20時49分
去年の台風19号の影響で福島県矢祭町では、住民が流された橋の代わりに、土のうなどを積み上げた応急の道路を使って行き来していましたが、29日の大雨で流され、集落が再び孤立した状態になっています。
矢祭町の高地原地区は、去年10月の台風19号の大雨で、近くの久慈川にかかる橋が崩落して一時孤立状態になり住民たちは、その後に設置された応急の道路を行き来しています。
応急の道路は、川の流れを確保する直径1メートルのパイプを並べた上に、土のうを積み上げて土と砂利をかぶせたものですが、町によりますと、29日の大雨でほとんどが流されたということです。
29日午前9時すぎから川の水位が道路を上回り、正午すぎから崩落が始まったということで、集落は再び孤立した状態になり、現在、住民28人のうち12人が残されているということです。
応急の道路は、川の流れを確保する直径1メートルのパイプを並べた上に、土のうを積み上げて土と砂利をかぶせたものですが、町によりますと、29日の大雨でほとんどが流されたということです。
29日午前9時すぎから川の水位が道路を上回り、正午すぎから崩落が始まったということで、集落は再び孤立した状態になり、現在、住民28人のうち12人が残されているということです。
午前9時ごろに道路を通って集落の外に出かけたという住民は「帰るまでに水が引くと思っていました。こんなふうになるとは思っていませんでした。1月にこんなに雨が降ったことはなく、すぐに復旧はしないと思うので困りました」と話していました。
矢祭町は来月中に完成予定の仮設の橋を、今月31日をめどに使えるようにできないか検討しているということです。
町は「一刻も早く孤立状態を解消したい」としています。