じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

会津へツーリング

2015-10-07 19:32:21 | ツーリングと山と温泉
突然行きたくなり、部屋に転がっている道具をかき集め、出発した。
行き先は、突然思いついた「大内宿」であります。

いや、ホントのことを言うと会津の秋の写真を撮りたいとは思っていた訳です。
なんか、昨年の秋にうろついた奥会津の柳津近辺など、山の中の紅葉とは違って、建物と絡んだ紅葉や、ナンであれ、人工物と紅葉・・・そんなモノに目覚めちまった感が在る訳です。

で、そう言う事なら古の姿を今に伝える大内宿だろう、と言う思い付きで出掛けてみた次第であります。

以上・・・前置きお終い。

さて、ルートは・・・高速に載れない原付二種のカブッチでありますから、平均時速を40キロ見積もって6時間であります。
途中、バイクにはガソリン、私には昼飯も必要かと思い、結構な時間が掛かるかも知れないと踏んで、最短距離で行く事にした訳であります。

我が家から国道48号線で山形県の東根市へ・・・そこで国道13号線に乗り換えて、米沢市まで・・・そこから国道121号線で喜多方経由、会津若松と言う段取りでありました。

いや、走り出して直からナンだか寒くて、一旦は戻ろうかと思ったんですけれども、国道13号に出ればホームセンターかしまむらで股引が買える・・・上はダウンジャケットが有るのでそれを着れば良いと、進む事にした訳であります。

家を出たのが8時半頃・・・そう言うお店って10時にならないと開店しない感じでして、結局は米沢まで走ってしまむらに駆け込んだ次第であります。
そこで、只今テレビでフナッシーが宣伝している股引を1200円で買い求め、トイレで履いて伊座出発、と。

で、時計を見たら既に11時を回っている・・・この先、喜多方までの山道で飯を食える所は・・・峠の向こうまでは記憶に無い・・・ンじゃここで食べて行こうと言う事で、目の前に有った「まるまつ」に入って「かつ鍋定食」を食べた訳であります。

いや、かつ鍋定食は悪く無かったんですけれども、嫌な事を思い出しちまいました・・・3年と2ヶ月前のあの日、ツーリングの途中、まるまつでかつ鍋定食を食べた翌日に事故って入院しちまった訳です・・・うん、そんな事も有ったな、と思いつつ・・・神輿と縁起はかつがないのが私の主義でありまして・・・猿の小便木にしない、であります。

さて、少し震えながら走って来たせいか鼻水など垂れてきまして・・・かつ鍋の縁起より鼻水の方が気になる感じでして、着込んで飯も食べたのにまだ寒い・・・いや、寒いはずです。
標高で1000m近い所まで上がっている訳でして、手元の温度計が8度を示していました。

と、まぁ、鼻水を垂らしながらも喜多方まで下れば日差しも手伝って寒く無くなり、会津の街中を抜けてやっと辿り着いたのが「大内宿」でありました。

いや、車の駐車料金は300円・・・バイクは無料!!! 
マンモスうれP・・・と、思ったのも束の間・・・一番遠くの隅っこで、500mも歩く訳です・・・オラ100円くらいなら払うからもっと前がイイっ、と思いました。
アレです・・・ツーリングで長時間乗りっぱなしだと足が棒になっちまっていて歩くの嫌になるんです。

で、時計を見ると2時少し過ぎ・・・まっ、予定通りであります。
しかし、まぁ~・・・平日ですぜぇ、火曜日ですゼ~、午後も二時過ぎですゼ、と言うのに、近くの駐車場はほぼ満車であります・・・車は殆どが関東ナンバー。

いやぁ~、観光地の人混みと言うのは苦手なんだがなぁ・・・しかも、人に依っては半袖の人も居る中で、自分は冬用山用のジャケットを着てモコモコと歩く訳です・・・まっ、でも、そんなに有名人じゃ無いから誰も見ないし、と言う事で大内宿観光を堪能した次第であります。

いや、ここだけの話・・・年寄りも其れなりにナニですが、若い娘が結構居まして、雰囲気的には悪く無い感じでありました。
中国人も少し居ましたが、会津若松観光のセットなんでしょうね。

さて、土産物屋と飲食店の列ぶ大内宿ではびた一文も使わずに済んでホッとしました・・・いや、手持ち資金が少ないんで節約ムード満点の私なんであります。

と、言う事で、観光を終えたら3時過ぎ・・・本日の宿を探さなくちゃ、と言う事で、9800円で買い求め500円のシムを入れたスマホを取り出して、ここから一番近いキャンプ場、で検索したら、会津美里町がヒットした訳です・・・よし、そこへ行こう、と、ナビをセット・・・途中のセブンイレブンで弁当と金麦を買い、4時頃、キャンプ場到着。

で、管理事務所で頼もぉ~と、言うと、ほぃ来たぁ~と、快い返事が返ってきまして、一泊1080円なり、燃えないゴミは持ち帰りね、と、説明を受け、Cの1番を確保した訳であります。

いや、この日の宿泊者は私一人なんでもっと水場とトイレに近い所が良かったんですけれども、そこは料金が高いんでダメだと・・・融通効かねぇ、と、思ったら、バイクを芝に乗り上げても良し、とか・・・良く判らない感覚だな、と。

いや、一見するととても良く出来ている風に見えますが、いやいや、北海道の素晴らしいキャンプ場を経験しちまうと穴だらけ、であります。
まず、トイレが小さいし、遠い・・・一番遠くのサイトだと漏れちまう危険性があります・・・いや、これホント。

アレですぜ・・・テントサイトが30程もあるのにトイレ棟は一つで、男子の大はそこに一つ、しかも、和式でスゼ・・・辛すぎるぅ~、であります。

敷地が広く、テントサイトの芝もしっかりしているし、夜間照明などが良いので、後一工夫欲しい所であります・・・勿体無い!!!


Cの一番 遠くに磐梯山が見える絶景です


晩飯は弁当、ペッパービーフとサラダがつまみです

いや、このキャンプ場から400mで温泉がある訳です。
キャンプ場利用者は100円引きの特典がありまして、410円で入れると有って、早速行ってみました・・・時間帯がナニだったのか空いていてゆっくり入れました。

で、風呂から上がってさっぱりして、一杯やってもまだ5時過ぎであります・・・でも、何もする事が無いんで強制睡眠へ・・・結局眠れなくてジタバタしてるんですけれどもね。


霧にかすむ太陽・・・なんてこったい、であります


朝飯はお握りとスープとパンであります。

飯を食っているうちに晴れるだろう・・・朝霧は晴れる証拠、ナンて思って暢気に構えていたんですけれども、会津は盆地だからか、一向に晴れない訳であります。

いや、霧は移動すれば晴れるかも知れないんですけれども、濡れたテントを仕舞うのが嫌・・・絶対嫌、と言う感じな訳です。
だって、濡れたまま持って帰ると再度干さなくちゃならなくて面倒至極、ですもの。


待てど海路の日和無し

しょうがネェなぁ~、と言う事で、濡れたままの撤収であります。

さて、走り始めてはたと気がつきました・・・ああ、ここは川沿いであった・・・川霧か?と、言う事で、走って10分もしないうちに青空到来であります。

で、キャンプ場からバイクで15分の鶴ヶ城へ向った訳であります。
いや、霧を待って遅れて出て来たのが正解でありました・・・私が着いて城が開門であります。

510円を支払って、天守閣と、千利休ゆかりの茶室などを拝観しました。
いや、鶴ヶ城は再建なんで本物じゃないと言うアレはナニなんですけれども・・・しかし、再現ではあっても中々見応えのある物ではありました。
恐らく、石垣が本物だから貫禄が醸し出されているのかと思いますが・・・。

で、茶室に入ってビックリ・・・侘びと寂びの極地でありまして、私しゃ茶室巡りをしてみたい、と、思った程であります・・・京都とか奈良なんかてんこ盛りなんだろうなぁ、と、遠い目をする我、でありました。

さて、鶴ヶ城の前に県立博物館があるんで、そこも行こうとしていたんですけれどもお城で思いの外時間を喰っちまいまして、この度はパスするしか無い・・・なんたって日のあるうちに帰らないと寒くて死んじまう訳です。

で、10時半過ぎに鶴ヶ城を出まして、気持ちの中では裏磐梯経由、福島回りで帰ろうか?なんて甘い考えも有ったんですが・・・これは、喜多方ラーメンなど喰いつつ、最短距離で戻るのが賢いな、と言う事で、元来た121号を米沢まで行き、13号で、赤湯に出て、そこからは白石に向って山越えして、白石スキー場の下をかすめて国道427号線で我が家方面に戻った次第であります・・・到着は、結構順調で、3時丁度でありました。

今回のツーリングは調節役ムードで攻めた訳ですが、〆て見れば・・・ガソリン代812円、股引代1200円、キャンプ場1080円、弁当と金麦で1200円、風呂代410円、入場料と抹茶代1010円、かつ鍋とチャーシューメンで1781円=7493円も掛かっちまっている訳です。
金の掛からない旅って、無理なのかしらぁ~? と、言いつつも、楽しい一泊二日でありました、と。


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会津大内宿(写真など)

2015-10-07 16:21:55 | 日記的雑談
会津の大内宿に行って来ました。
随分と間が空いているが、何度目かであります。

しかし、侘びや寂びに興味の無かった頃に行ったので何も覚えていない。
「茅葺きの古びた家が列んだつまんねぇ風景だ」くらいにしか感じなかったと思う。

この度、自分が枯れ行く歳になって訪れ、街道の雰囲気を見ると、何処かで見たような感じなんだが・・・と、思えた。
やがて閃いたのは、ああ、これは自分の生家である「我が家」の雰囲気に近いのだ、と言う事だった。
「我が家」は日光街道沿いであったのだ・・・。
まっ、ただそれだけの事でこじつけるのもナニではあるが、勘違いと思い込みなので事実はどうでも良いのだ。


下野街道宿場の図


こんな道を歩いて旅をしてみたい


遠目には素敵な古民家の並びだが、現実は土産物屋だ


売られている物を見るとなんとなく違和感が


これは・・・座るなと言う暗示か?


本来は「旅籠」なのだがその雰囲気は薄い


飲食店と土産物屋の列びになっている


正面横向きの建物が「本陣」だったのだろうか?


宿場町はどこも街道脇にきれいな水が流れる


今はビールやラムネが冷やされているが・・・


下りの方が自分の目には良く映った

武蔵野美術大学の相沢教授と言う人が当地を訪れ、茅葺き屋根の宿場町が殆ど江戸時代の面影のまま残存している事に驚き住民と町に働きかけて保存される事になったんだそうです。

余所者の勝手な想いを述べさせてもらえば、保存したかったのは宿場の姿であって、単なる茅葺きの土産物屋ではなかったと思うのですが・・・まっ、余計な事です。

しかし、古民家改造の土産物屋に感じる侘びや寂びは、私の場合はかなり薄味であった・・・ナンチャって。

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さっそく昼飯です

2015-10-07 11:41:05 | 旅の記憶
いや、鶴ケ城は見応えがありました。
で、面白過ぎて時間食ってしまい予定していた県立博物館は断腸の思いでパスであります。

で、仲間内では絶対ダメと云われている某、団体客で賑わうふぶき亭で喜多方ラーメンを食している訳であります。

店内は和食屋の感じであります。


チャーシュー麺800円です。

ンジャ、また。



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朝霧です

2015-10-07 07:29:38 | 旅の記憶
高原で樹木とともに朝霧に包まれる!
そんな朝です、けど、テレビドラマのやうなロマンチックな感じは1グラムもありません。

濡れたテントが乾くまでは動きたくないし。


霧って写り難い?微妙?

朝飯を食べてテントの中でコンロをまったりと焚いて内側を乾かしてます。
寒くなると結露が厄介です。
もっと寒くなると結露が凍って霜降りになりますけど。


テントの窓から外を見る。

閉め切ってガスを焚いたら確実に眠くなりますけど、ガス欠で途中で消えたりしなければ間違い無く未知の世界に行くはずです。

私しゃ最後の眠りはこれだと決めているんであります。
ガスは大缶ですね。

霧が晴れたら鶴ケ城に行く予定なんですが、盛り上がりません。




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