じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

今日は半ドン

2017-03-09 16:11:39 | 日記的雑談
半ドンの意味って知ってますかい? 詳しい事はアレなんでナニしますが、その昔、お昼にドンがなったんだそうです・・・って、ネットで読みましたが。

そんな訳で私は、会社の方針で時間外労働の手間賃は支払われないと言うんで、時間の現物相殺的アレになり、本日は昼前に仕事を終えた次第であります。

で、明日は塩竈の庭へ昨日仕入れた西洋シャクナゲを植えに行くんで仕事なんですが、明後日、秋田県は角館まで軽トラを引き取りに行くんでその準備をした訳であります。

で、ドーも秋田は雪がナニしそうな雰囲気なんでやっぱしスタッドレスタイヤが欲しいと思い買いに行った訳です。
結論から申し述べれば、既に季節外れの商品となり、最初に立ち寄った大手のタイヤ屋では在庫は無く取り寄せ・・・トは申しましても市内のメーカーの倉庫から届くんで半日も待てば手に入るですが・・・私は反日は嫌いなんで待てない・・・まっ、反日は冗談ですが、二度手間は嫌なんで別な店に回りまた。
そこには在庫があったんですが価格的に折り合わず・・・私の予算は新品のタイヤにホイール付きで2万円、なんですけれども、半日待ちの店が26000円で、次の店が32000円と大きく予算オーバーな訳であります。
で、交渉の話しの中でタイヤは割りと安いんでンじゃぁソレだけ貰うわ、と、15000円でダンロップのアイスガードの新品・・・しかも昨年製造の新しい新品・・・いや、スタッドレスタイヤの安いのには古い新品・・・要するに製造してから長い年数保管されていた物が多い訳でして、それは経年変化でゴムが劣化と言いますか固くなるんで宜しく無いと言われる訳であります。

で、角館まで持って行って組み替えてもらったんでは時間のロスが読めない訳であります。
いや、田舎のあんまし上手じゃないショップだとタイヤの組み替えとパランスで小一時間も掛かりますからね。
と、言う事で、次は中古専門のタイヤ屋に行ってホイールを買い求め新品のタイヤを組んでもらった訳であります。
中古の鉄ホイール四本とタイヤの組み付けとパランスで6000円でありました・・・と、言う事は、殆ど目論見通りの価格に収まり目出たしとなった次第であります。

で、次に廻ったのが100均であります。
軽トラのナビはスマホで、と、思っていますんで充電用のUSBアレとコレを一式。
私の軽トラは最低グレードなんでシートがビニールでして長距離を乗ると尻が蒸れる訳であります。
なのでメッシュの座布団と背当てのメッシュも買いました。
序でにゴミ箱用のバケツなども買い求めまして準備は万全となった次第であります。


埼玉園芸市場 植木市の一コマ シャラやハナミズキ


桜じゃ無いです 枝垂梅です


クロガネモチ 根っこの太さが雰囲気を醸し出す

さて、昨日は埼玉園芸市場・・・通称「サイエン」と言う所へ行って来た訳なんですが、今年のシーズン始めの大市と言う事で北は釧路、で、南は徳島のトラックが来る程の盛況で有りました・・・と、言いましても地味な業界のようで買い付けの業者は実数で200名程度でありましょうか?

いや、ビックリしました・・・何もかもが初めてなんで見るモノ聞くモノ全てが珍しく驚きと感動の連続で有りました。

で、こう言っちゃぁナニなんですが、市の雰囲気と申しましょうか、訪れる人の雰囲気が独特で、その出で立ちは粋な法被に地下足袋、ナンてのでは無く、着古し履き潰した安全靴やら長靴に土方全般と共通の作業服姿でありました。
そっかぁ~・・・造園科の先生の誰かが言っていた「造園屋は土木関係の最底辺だから」と言う言葉を噛み締めてしまった次第であります。
まっ、汚れる仕事なんで仕方が無いんですけれども・・・まっ、いでしょう。

で、競りで植木を落として行くんですが私しゃその価格にブっ魂消ちまいました・・・安過ぎるのであります。
まっ、人気で価格はアレするんでしょうけれども、門かぶりに仕立てられた枝振りの良いアカマツ・・・自分は200万でも欲しい人はいるな、と踏んだんですけれども、落札価格は25万でありました。
まっ、4屯トラックか2屯ならロングじゃないと運べないし植え込むにしてもクレーン車で持ち込んで云々の手間賃と利益など見込むと売値は100万近くになるのかも知れません。
それでも25万は安いと思いました・・・自分は買えないので親方に頼んで買ってもらいたかったんですが今回は洋シャクを仕入れるのが目的で余計な物は積めないとの事で却下でありました。
いや、軽トラでは引き取りに来られない代物でして・・・ユニック付きの2屯車が欲しくなっちまいました。
ちなみにトラックの展示販売もしてましたが、2屯ロングのユニックは600万くらいなんですね・・・投資額に見合う仕事は取れそうも無いので諦めです。

いや、上記のお写真の枝垂の梅、見事じゃ有りませんかぃー? コレの落札価格も20万くらいだったと記憶しています。
競りの声を掛ける人が言ってましたがバブルの頃なら始まりが100万だろう、と。
で、結局始めは買い手が現れず値下げして売れました。

ナンと申しましょうか、日本風の庭の造園が無いんでその手の植木は安い訳です。
代表格が松でありまして、時代が合っていれば100万だ200万だと言う見事な植木が10万とか20万で競り落とされる訳です。

で、日本庭園の代表格の松でさえソレですから他の脇役は悲惨であります。
上記の写真のクロガネモチは台木の根っこの太さから結構な代物だと私しゃ踏みましたが、確か競り値は5万円程度であったはずです。
ソレの前にはやっぱし古い根っこの味が良いウバメガシが有りましたが、それも5万円程でありました。

で、木の格と言いますか見た雰囲気から自分は5000円も出せないな、と踏んだオリーブなどの洋風の庭木・・・要するにガーデニング向きの植木は高値が付く訳でして、15000円も付いた訳です。
欲しい人が沢山居れば競り上がるのは当然ですよね。

あとアレです・・・広くて大きな木を植えられる庭の有る人が減っているから背丈の有る木は売れないんであります。
キレイに刈り込んで仕立てられたキンモクセイは樹高が5m以上、で、最低でも30坪くらいのスペースに植えて回りも造り込みたいよな、ナンて事で、木は良いモノなんですが売れる見込みが無く買い手は現れず、でありました。
しかし競りでは全部売り切るのが建前なんで破格の超安値と思われる5万程で落ちたようでありました・・・と、言うか、競りの人が旧知の植木屋に押し付けた感じで有りました。
アレです、売れない木は競りの人が近くで目が合った人に安値で押し付けるんですが、そこはソレ、気は心と言う事で誰も断らない様子で有りました。
なのでウチの親方は危なくなると後ろを向いて場を離れます。
私のように興味津々で食い入るように見ていると競り人の目にも入るんですけれども、私しゃ買い付け人の番号を持っていないんでナニなんであります。

で、昨日は霧島のあまり大きく無い株を5つ、と、特大の霧島を2つ、と、牡丹を5株、と、西洋シャクナゲの大きいのを3つと、タマリュウを20枚(5センチポットで800個)買った訳であります。
で、霧島は積めないんで残して来まして、本日朝、親方が一人で引き取りに走って行った次第であります。

で、私は最後の競りが終わった2時頃から積み込みしまして埼玉県は加須の市場を出発したのがほぼ3時でありました。
あとは国道4号線をひた走りして仙台着が10時頃でありました。

トラックに荷物を満載して走るなんて30年振りでありましたが、昔取った蟻塚? 一里塚? もとい、杵柄でありましょうか? 運転の問題は無かったのであります。
いや、7時間で休んだのが15分・・・ローソンでトイレに入って弁当を一つ食べただけであります。

大きな声で言うとアレなんで小さい声でナニしますが・・・今時のトラックって快適ですね。
そして、馬力が有るんで坂道でも速度が落ちない訳です。
そんなモンですから登坂車線に入る事も無く気の弱い乗用車を煽りつつ先を急ぎました。

たぶん、また行くんだろうと思うんですが、植木屋って本質は博打なのかも? ナンて事を思う今日この頃・・・長くなりましたんで、また。


コメント
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