いや、昨日までのバイトをクビになり今日から新しいバイトに初出勤だったんですが、私ゃ過去にない経験に参ってしまいました。
あれです、66.6歳になったジジイでも新しい職場ってのは馴染むまで緊張するわけですが、本日初出勤の職場はとてもすんなりと馴染めそうと言いますか、たぶんそこそこ居易い雰囲気を感じた次第であります。
で、仕事の段取りなど披露しますと、出勤して詰所に行くと誰も居ず更衣室や倉庫などを見て回ったわけです。
で、掃除係の器具庫兼倉庫で班長ともう1人を発見し元気におはようの挨拶をしたわけです。
そこでは数にして30枚ほどの雑巾的タオルを干していたので自分もすかさず参加し5〜6枚のタオルを干しました。
そこで班長曰く・・・これは毎日のことでこれから始まるから、とのことでありました。
で、それが終わると「今日の仕事の打ち合わせ」と語って詰所に戻りインスタントコーヒーなど入れて「打ち合わせ」が始まったわけです。
で、班長がMさんに「ジジイと野外の清掃に行ってくんねぃ」ってことで自分の初仕事が決まったわけです。
が、では行動、とはならず暫しの世間話が続きましたが全く動く気配のない先輩たちの話に相槌を打ってはコーヒーを啜ったのであります。
で、班長の「おっ10時過ぎたか」って声が作業開始の合図のようで、そこから倉庫に行って清掃道具を見繕いキャンプ場の便所掃除に出かけたわけです。
で、今日の宿泊客がいなくても昨日の利用の後の清掃はされていないってことでかなり綺麗なトイレや炊事場を清掃したのであります。
しかし、このキャンプ場はゴミ箱無設置・・・要するにゴミは持って帰れって施設なので掃除は比較的楽なのであります。
いや、始めたのが10時で2時間かかったとなるともはや昼飯時であります。
先輩は5分前に詰所に戻り手を洗い弁当を取り出し休憩所に行ったんですが物の見事に12時丁度ってのには驚きました。
で、休息はたっぷりと1時間頂きまして、ここも班長の行動があるまで誰も尻を上げないのでありますが、まっ、いいでしょう。
で、班長の声が掛かり「ジジイと体育館の清掃を」ってことで先輩と体育館に出向いた次第であります。
いや、さすがに研修施設でしてそこそこ立派な体育館や研修室があり掃除のしがいはあるんですが、ここも対して汚れていずモップをかけて終わりって感じであります。
あれです、そーこーしているうちに「休憩〜」っ声が聞こえたので詰所に向かったわけですが、時計を見ると午後2時半でして、作業開始から1時間半しか経っていないのでありましたが、まっ、嬉しいお声がけであります。
で、結構長い3時休みでして過去のどの仕事場よりものんびりしている感じですが、もとよりそれに異存は無く自分も世間話に相槌を打ってコーヒーを頂いた次第であります。
で、何だかんだと長い一服の後、また施設の案内ってことで宿泊棟に行きましてあれこれを見学していたんですが、ここで本日最大の山場が迫ってきたのでありました。
それは、カメムシ退治であります。
いや、素手でカメムシを掴むってのは私ゃ経験が無いんですが、やればどーなるかの想像はつくわけで嫌だったんですが先輩がやるもんですから逃げられず自分もカメムシを採った次第であります。
いや、一匹掴んだだけであの独特の臭気に包まれた私は観念してカメムシ集めに精を出したのでありました。
で、「おーいジジイ4時過ぎてんぞぉ」と班長から声が掛かって時計を見ると間も無く4時半でして出勤初日から30分も残業しちまったのでありました。
そんなわけで、今日は全員が4時半あがりでして事務所に戻り手書きの出勤簿に時間を記入して退社でありました。
いや、たった1日の仕事であれなんですが自分の勘としては、この仕事場は「楽である」って閃いたし人間関係も深く無いって感じがしたのでOK牧場かな、と思ったんですが、まっ、いいでしょう。
さて、帰宅して風呂に入り一杯やったんですが、本日のつまみに枝豆があったわけです。
で、手で枝豆をつまんで口に運んでみるとそこはかと無いあの臭気がプーンと漂うではありませんか。
恐るべしカメムシの匂いでして、風呂で石鹸で洗っても完全には落とせないのであります。
あれです、明日も多分カメムシはいるんでしょうから植木屋用のゴム引きの作業手袋を持参しようと決めました。
で、あの作業は昼飯前にはやりたく無いわけで、絶対に飯の後にしたいんですが、新米に選択権があるとは思えないけど、まっ、いいでしょう。