じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

勝負の前・・・

2019-03-16 10:45:19 | 日記的雑談
なんちゃって・・・でも、明日から始める庭仕事は自分が一人で受けた仕事で最大の規模なんで、自分の中では「勝負」であります。

思えば、60歳で高等技術専門校の造園家に学び、造園と植木屋の初歩を習い、その間とその後、一年と半ほど造園屋で修行をし、レトルトかカップ麺かという早さで一人親方になった我でして、感慨深いものがあります。

まっ、世間の本物の造園屋の親方に言わせたら、お前は技術や知識を上回る世渡りの上手さが光るな、と褒められる訳でありますが、それでもこの手の仕事は慣れでありまして、場数をこなせば誰だって上手くなるものと信じております。

あれ・・・明日のジョーの一場面なんですが、試合しながら進化するジョーに丹下段平が驚いたシーンがある訳です。

自分で言うのも何なんですが、21歳を過ぎてからの自分は実戦に強いタイプに生まれ変わった訳でして、あれ以後、試験に落ちたり面接で弾かれたりというのが無く、勝率10割なんであります。

へっ・・・❓ 何故に21歳からなのか、ですとぉ~❓

いや、その昔の高校受験と次の大学受験は2連敗で志望校には入れなかったんであります・・・が、おい、皆まで言わせんなよ、恥ずかしい。

と、いう事で、今日は午後2時半からのバイトなんですが、いつもなら午前中に筋トレにジムに行くところを休養に当てた次第であります。

その心は・・・明日の勝負を万全の体調で迎えたい、であります。


クロッカスを見るとかおるちゃんを思い出します


花は花は花は 遅かったぁ~


まだ疎らな梅ですが香り高くなりました

と、いう事で休養に当てた午前中ではありましたが、あまりの上天気に絆されまして畑の手入れに出た訳であります。

ミニ耕運機を引っ張り出し、牛糞堆肥をぶち撒き、グイーングイーンと畑の土を引っ掻き回した次第であります。

いや、未だ何処に何を植えるという計画も無いんですが、こうして何度も土を返しておくと不思議と連作障害も少なく、野菜も雑草も良く育つんであります。

で、不思議だなぁ~と思うのはミミズであります。
うちの畑にはミミズ千匹・・・いや、昼間なのでこの話題は避けたいところでありますね。

と、言うのは、耕運機でかき回しミミズは蹴散らされたり千切られたりして生きてはいられないと思うんですが、何回やっても似たような感じでそこそこの数が居る訳であります。

あれですか? プラナリアなどと似たようなもんで千切れようとも再生するんでしょうかね❓いや、ミミズが千切れて二つになっても生きているというのは迷信であり、再生はしないはず。
まっ、卵が潜んでいて孵化するんだろうと思うんですが、それにしても安定しているな、と感心するとともに潜在的耕運機のミミズさんに感謝している次第であります。

で、ネギの苗を植えようかとも思っていたんですが、隣のじいさんが「未だ2週間早いな」と宣うので止めました。

いや、まぁ、2週間早い根拠は分からないんですが長年の勘がそういうんでありましょうから控えた次第であります。

でも、地温を計ってももう十分なんですけどね・・・数日前に雨も降ってお湿りも適当だし。
まっ、年寄りの言う事に間違いは無いとの言い伝えを信じ、逸る気持ちを我慢しました。

で、次は庭の手入れをしようとしたんですが、未だ大してする事も無く見守っておしまいという感じであります。

そろそろ消毒というか殺虫剤なども散布しなくてはならないんですが、お金もらえない自分ちは中々手が出ません。

あぁ・・・数少ないとはいえ年間契約の御宅の手入れも始まりますね。

プールのバイト、やってる暇が無いかもしれない・・・どーしよう❓






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船は出て行く煙は残る

2019-03-15 12:39:00 | 日記的雑談
まっ、表題とはなんの関係も無い話を書くんですが・・・。

昨日は休みでした・・・休み多いなと思うんですが、常勤じゃ無いので呼ばれないと仕事は無い訳です。

で、昨日予定としてはジムで筋トレのはずだったんですが、起きてみたら疲労は困ぱいの様子でやめました。

いや、歳だわねぇ・・・深夜の飛行機とか早朝の飛行機とかの連発で不規則な夜と朝を続けると覿面に聞く訳であります。

あれなんですね、一連の行動が予定されていた期間は持つんですよ。
でも、イベントが終わっちまって緊張が解けた途端にガクッと来るんですね。
そしてその後遺症も簡単には抜けず、なんであります。

前回、11月に旅行した後もずーっと不調が続いて相当心配して医者まで行っちまいましたからね。

まっ、あの時は植木屋も忙しくて無休で働いて休まず遊んでいたというのが敗因かとは思いますが。

で、本日は予定変更してホームセンターに買出しに行ってきた訳です。

今週末から始まる造園仕事のメインが芝張りなんですけど個人宅にしては広大な訳です。
なので道具も今まで使っていたものだけでは足りなくて色々と買い足さなくてはならず、物食してきた次第であります

船は出で行く煙は残る・・・銭は出で行く借金は残る、と、ここで表題が絡んでくるんですが、語呂を合わせただけで意味はありませぬ。

いや、重機のレンタルとか山砂をダンプで届けてもらうとか、芝を出前してもらうのに前金とかで諭吉が足並み揃えて出ていっちまう訳です。

痛いなぁ・・・まっ、儲けるのに種銭は必要という事で仕方ないっちゃそーなんですけど。

で、近所で一番大きなホームセンターに玉掛けのワイヤーとか地均しのトンボとか水平取る道具とかを買いに行ったんですが、少し見ない間に様変わりしたなぁ・・・でありました。

いや、ホームセンターは完全に通販を意識した価格設定になったんですね。
と、自分は思いました。

なんと申しましょうか、電動工具とかでもプロ用の高級品はアレなんですが、シロート相手の安い工具だと大手のホームセンターはオリジナルブランドで低価格路線に変わった、と思ったんですが、これは通販の安物対策でありましょう。
価格的に送料無料のそれらと遜色無い価格で売ってますもん。

で、植木屋で使ういろんな材料が簡単に通販で買えるんですが、本日ざっと眺めた感じでは、そんな小物も通販の価格をしっかり意識しているなと思ったんであります。

植木屋もプーメの監視員もそこそこ大変だけれども流通業も大変だなぁ・・・相手は見えない通販だもんなぁ、なんて感心したりして。

まっ、なんであれ、通販ばかりが伸びても良く無いと思うんで良い勝負をして欲しいもんであります。



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リゾートしてます か❓

2019-03-14 16:38:06 | 日記的雑談
いや、当年とって64歳のジジイが一人でリゾートホテルって異様ですよね、絶対に。

それだったら恥ずかしげも無くバカ丸出しで若いフィリピーナでも連れていた方がまだノーマルでありましょう。

おっと、若いヒィリピーナで思い出した。

その昔、実しやかに噂されていたリゾートの怪談話なんですが、一人でチェックインしたジジイがバーで見初めた若い娘とねんごろになりまして、いつの間にやら二人連れになっていたと言う。

そして、若い娘に入れ込んじまったジジイは手持ちの資金を使い果した、と。
しかし、今と違ってATMは無いし、日本からの送金たって容易じゃ無い時代であります。

ジジイは帰国のチケットも金に換金しちまって帰るに帰れないし、金の切れ目は縁の切れ目と、娘にも逃げられちまった訳です。

そこで落胆したジジイは、当時まだ綺麗で澄んでいたビサヤの海に身を投げて死んだという話では無く、もっと凄惨な話なんであります。

ジジイはまさかの手段に出た訳です。
いや、帰国を考えるんでは無く、金を持ってあの娘ともっとムフフな事やウフフな事をしていたいと考えての狂気の策であった訳です。

その手段は金歯でありました。
フィリピンの街には自称歯医者という、歯を抜くだけの歯医者がいるんであります。
まっ、それを歯医者とは言わないと思いますが、そういう仕事があって、お祭りの市場の片隅に静かに椅子を構えていたりする訳です。

さて、ジジイは口の中に4本の金歯があるんでそれを全部抜いて、次に街角の金買取やに行った訳です。

いや、それらの入れ知恵と段取りは娘がしたんでありましょう。
でなければ歯抜きやや金の買取やなんて旅のジジイが知る由もありませんもん。

で、金を売って幾許の銭を手にして娘と束の間の寄りを戻したジジイでしたが、そんな銭が長く持つはずも無く、また金が無くなった訳であります。

そして、次に娘が囁いたのが臓器を売る話でありました。
ジジイなので値を叩かれたとか、そんな話なら良かったんですが、早い話が売れる臓器は全部取られてサンタマリア、という結末だそうであります。

そして、ジジイが滞在していたホテルには、娘の姿を探しにそのジジイの足の無い姿が現れるという噂でありました。

で、この話の怖いところは、ホテルに幽霊が出る事では無く、そこまでの話がほとんど実話だという事でありました・・・なんちゃって。

いや、家族連れよりも若いカップルが多いビーチリゾートであります。
下手したら男同士の二人連れで、そっち系かという感じでも、まだ二人なら救われる雰囲気なんですが、どーにも一人は異様であります・・・ましてジジイですから。

まっ、自分が意識しているほどに周りはどーも見ていないと言えばそーかも知れませんが、しかし、ホテルの従業員の見る目が痛い訳であります。
場合によってはあからさまに一人なの❓なんで❓と言う奴がいる始末でして、ビールを飲んで酔っ払っていないとプールサイドにもいられない自分でありました。


夕方暇なので近くのスーパーに行ってみました


相変わらずの缶詰大国 値段は倍になってました


屋上のバーは雰囲気たっぷり でも独り


セブ市内へ出てみました サントニーニョ寺院


仏教徒ですが 敬意を表して合掌

いや、屋上のバーは良かったですよ。
雰囲気最高なんですが値段も最高なんで客がいないんであります。
なので隅っこの椅子で蚊に食われながらもセブシティーの灯など眺めて飲みました。

で、お写真のトゲトゲフルーツはあの匂いがたまらないドリアンであります。
ホテルに持って帰ったら怒られるので買ったのはランソニスとサギンでありました。

で、昔の思い出を辿ってセブ市内に行ってみた訳です。
マゼランクロスとサントニーニョ寺院とカルボーンマーケット。


赤いロウソクを捧げて祈った事がありましたっけ

サントニーニョ寺院は自分と仲良しだったクリスティーンと良く来た教会でありました。
日曜なので礼拝の人がごった返し、ロウソクを売る人と、買って供える人で溢れかえっていました。


野菜とフルーツしか出ていなかった日曜日

そしてカルボーンマーケット・・・失敗したぁ~日曜だから大半の店は閉まってるんであります。
いや、これも昔話なんですが、ここのマーケットで南国風味のアクセサリーを仕入れて日本で売っていたんであります。
まっ、10円とか20円で仕入れて300円とか500円で売っていたんでそこそこ儲かりましたけど飽きたのでやめました。


リゾートらしい雰囲気の海


南国の夕暮れとクレーンの彩りが切なくて


まさかの独りで飲んでる女性がバーに

いや、バーで飲んでいたら一人きりのフィリピン娘がいたんであります。
まっ、いるんですよ、こういう女性が、フィリピンには。
で、男だけで来ているのやら、ましてや一人きりのジジイなんてのは的とて最適でありましょう。
少し高いバーでしたけど独りで飲むのに比べたら話し相手になってもらえたらなんぼ良いかという事で、一杯奢った訳です。

で、一杯が二杯で三杯となった頃、いよいよお誘いがきた訳であります。
まっ、そこまで予期した事なのですが、丁重にお断りした次第であります。

しかし、私とてもこの界隈ではシロートでは無い訳でして、本日、話し相手をしてもらったお手当てとして幾許かは握らせつつ、明日の夕方ここに来ないか、もしなんだったら昼間来て一緒にプールサイドで飲んでも良いし、なんて誘った訳であります。

と、いう事でしたがMaybe、but can not promise・・・と、宣って結局現れませんでした。


私のビーサン

帰り道も台湾で乗り換えでありました。
で、台湾までならビーサンで良いかと、もう10年も履き続けている汚いビーサンを履いて行った訳です。

その昔は衣服もビーサンに劣らない崩れようと汚れようだんだですが今はそれなりにちゃんとしている訳で、自分の足元なのに浮いてんな、と思った次第であります。

たった4泊5日の旅行ではアジアの辺鄙な国の路地裏で犬の糞を踏みながら歩いた記憶を取り戻せたかと言うと、そうはならなかった訳であります。

まっ、しかし、これで良いのでありましょう。
過去へ戻る道は無い・・・ジジイはジジイらしく、ビーサンの花をが千切れるまでは愚図愚図とアジアのどこかを歩くんであります。

まっ、フィリピンなんでしょうけどね、これからも。





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マクタン空港到着

2019-03-14 15:38:48 | 日記的雑談
セブに来たのは何度目か・・・そういう観光レベルでは無く、お仕事として通っていた街な訳であります。

セブ島ってみなさん言いますけど、到着する空港はマクタン島ですし、橋を渡って街に行かずにリゾートに泊まっているだけならセブ島に足を入れてはいないのであります。

まっ、そんな細かいことはどーでも良いんですけどね、少し知ったふりをしてみたい訳です。
いや、今は当たり前になっているニューマクタンブリッジが無くて大渋滞していた頃から通っている街なもんでついつい吹かしてしまうんですね。

さて、台湾からマクタン国際空港までは僅かに2時間半・・・んっ、3時間でしたかね?
まっ、そんなもんでありまして、近いんです。

いや、マクタン空港も昨年新ターミナルが完成して国際線専用のターミナル2が供用開始したと噂に聞いていた訳です。

なんと申しましょうか、古くて汚くて国際空港とは名ばかりのマクタン空港がとうとう世界のビーチリゾートCEBUの玄関口として立派になった訳でして、喜ばしい限りであります。

余談ですが、その昔のフィリピンの空港には「便所虫」と揶揄される人が居たんであります。
それは、トイレ掃除係の人でして、旅の人が空港でトレイを利用しようとすると、大の個室に向かへばトイレットペーパーを手渡し「チップ チップ 千円」と言い、小用を終え手を洗おうとすると蛇口をひねって水を出し、手を拭くためのトイレットペーパーを手渡しては「チップなチップ しぇんぇん」と言う輩がいたんであります。

便所虫はフィリピン名物でして、マニラの空港のはどぎつくて旅行者からは忌み嫌われ、そして恐れられていたのであります。

いや、便所虫は序の口でしてイミグレーションも大変でした。
さっさと通り抜けたければパスポートに1000円札を挟め、なんて事が実しやかに言われていた時代がありまして、その後だって下手に顔なじみになるとイミグレの係官に「お土産持ってこい、でないと通さねぇぞ」と脅されたりしたものであります。

まっ、しかし、自分が21日の滞在を少し過ぎて空港に来た時にその係官を尋ねるとなんて事無くハンコを押して出国させてくれたりもしたので持ちつ持たれつの面が無くもないんですが、それがまかり通っていたのが昔のフィリピンでありました・・・と、また知ったかぶりをしてしまいました。

さて、ターミナル2の立派さに驚きつつも次に思ったのは今はドメスティック専用になっているT1の様子でありました。

キョロキョロしてみたら、国際線から国内線に乗り継ぐ人のために連絡バスがあるのを発見したので乗り込みました。

いや、歩いたって5分とかからない距離なんですが炎天下なので無料バスに乗せていただいた次第であります。

で、ターミナル1についてビックリであります。
只今鋭意改装中と言えばそーとも見えるんですが、かつて国際線側だったスペースはコンパネで仕切られて閉鎖。
なんとも切ない風情に成り下がっていたのであります。

自分が何度と無くお客を出迎えていた客待ちスペースには面影も無く、早く着いた空港でコンビーフと目玉焼きの朝飯を食べたレストランも無くなっていました。
まっ、その代わりにジョリビーが入ってましたけど。

これは、多分こっちの整備が完成する事はなさそうな気がする、なんて適当な事を思いつつタクシー乗り場へ。

いや、タクシーに乗って魂消ました。
セブはタクシーが安いという昔のイメージが抜けなくて、一段と高くなっていたのにビックリであります。

それ、いつの話だと言われると困りますが、マクタンのマリバゴあたりなら200ペソなんて絶対にかからなかったのに、渋滞がひどかった事も手伝ってもはや400ペソと、倍近くになっていたのであります。
まぁでも、距離にしたら10キロじゃきかない距離を日本円で800円程度ですから今でも安いんですけどね。

で、そーだよねぇ~と思う節がある訳です。
たぶん、ガソリンの高騰がタクシー代を上げているんでありましょう。
一昨日のガソリンの価格は53p前後ですから仕方がないんでしょうきっと。

そんな訳で懐かしさいっぱいで昔の面影を探そうと車窓から外を眺めてましたが、基本的にあまり変わらない気もする反面、なんだか気忙しく、そして乾季のせいか埃っぽい街になったな、なんて印象がありました。


今回は少し気張って普通のリゾートホテルを予約していたので快適を期待してチェックイン。

しかし、到着したのが2時少し過ぎでもチェックインは頑として3時まで罷りならんと、なんともフィリピンらしくないお言葉。

仕方がないのでプールサイドの椅子で遅い昼飯をとりながらビールなど飲んで待った次第であります。

さて、3時になったので部屋に入ると予約した部屋と絶対に違うと自分の勘が騒いだ訳です。
いや、のんびりしたかったのでバルコニーが海とプールに面して少し広い部屋を予約した訳であります。

そしたら、チェックインしたら一人だったもんで急遽一つ狭い部屋に振り替えたんだと思うんであります・・・当然文句を言いましたが、部屋で待っていてもフロントからの電話は無し。

面倒臭いのとシャワーを浴びたかったのが手伝って飲み込んでしまった次第であります。

自分の都合は通すが隙を見せると痛い目を見せられるという、フィリピンの風土は健在なりでありました。


長くなったので 続く






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台湾から セブへ

2019-03-14 14:25:08 | 日記的雑談
台湾の朝は雨でありました。
深夜の2時半過ぎに倒れ込むように布団に潜った私は3時間ほどの睡眠で起きちまいましてWake up callを受けた時にはシャワーを浴び終えておりました。


雨に煙る台湾の朝


ATM機は無い模様


ホテルのすぐそばに地下街の通路が


進行方向と主要駅が表示される MRT


車両は2011年 川崎重工業製

ホテルで寝られたのは3時間ほどなのだから空港で野宿でも良かった気もする。
しかし、もう若くは無い自分の歳を考えれば、短時間でも布団に横になりシャワーを浴びられる方が身体は格段に楽なはず・・・と、一泊6000円の出費に言い訳をする貧乏人の我でありました。

ホテルの人にMRTの乗り場を聞くとすぐそこの地下ドア入り口から入って行くと看板が有るからと教えられ地下道へ。

土曜日の朝7時の地下道は閑散としていまして、所々に日本風に言うとホームレスの姿も見られ、ここでも日本とそっくりだな、なんて思った次第であります。

いや、歩くね・・・台湾は良く歩くところであります。
昨夜と言い今朝と言い、容赦無く歩かせられます。

まっ、自分が入ったのが地下道の一番あっち側の外れだありまして、MRT乗り場はこっち側の外れなので仕方ないんでありますが。

と、言うことで幾つかの地下鉄の乗り場に少し惑わされながらもMRTの乗り場を発見。
ここで難問発生であります。

空港からのバスがカードで乗れたのにもっと近代的と思えるMRTは現金のみの扱いなんであります。
しかも、嫌らしいことに、傍にはこれ見よがしなATMマーシンがどーんと鎮座ましましているではありませんか。

やるなぁ台湾当局も・・・ここで無駄な現金を入手させ空港で土産など買わせる算段だな、と勝手に勘ぐり少し憤った次第であります。
いや、140円の切符を買うのにATMで1000台湾円を引き出さねばならない訳で、自分の読みはあながち間違っているとも言えないんですよね。

さて、電車はホームで待ってましてさっさと乗り込みました。


仙台空港アクセス線より都会的でした


ラウンジでの朝飯


漢字の看板は全部読めた

いや、電車に乗って行先案内板を見て困りました。
自分が降りるのはターミナル1か2か、分からないのであります。

昨夜到着したのがターミナル1であったような気もしますが定かでは無いのであります。

さて、電車は走るよどこまでも、と呑気に構えていられる気分では無いのであります。
なんとなれば、フィリピンのニノイ・アキノ国際空港でT1とT2を間違えば連絡バスに乗ってとんでもない移動を要求されるわけであります。
成田だって第1と第2の移動って面倒ですから、勢い慎重にならざるをえないわけです。

いやぁ~勘に頼るとT2だと響いているんだけれども、どーなんだろうかと迷っていると電車が途中駅で停車し、乳母車を押した若夫婦が乗り込んできたわけです。

いや、私はなんと知っているのに知らぬふりをして優先席に座っていたのであります。
そして、その脇には車椅子や乳母車を固定するスペースが。
最初は知らずに座って座席脇の看板で優先席を知ったんですが・・・ちなみに台湾では「博愛座」と書いてあるので雰囲気でそれとわかるのであります。

しかし乗ってきた二人のうち若奥さんが自分の隣に座り、睨まれる事も無く若旦那は向かいの空いている席に座ったのでありました。

これは気まずいと思うのが普通ではありますが、自分の目下の懸案はT1かT2なのがであります。
私は博愛座のことは知らぬふりをして若奥さんに英語で尋ねました。
Do you know Air Asia departure terminal? I do not know if the terminal is 1 or 2.・・・私の英語は滅茶苦茶なんですが、気後れしないので意外と通じるんであります。

すると若奥さん答えて曰く・・・Please show me the e-ticketと来たもんであります。
私はガサゴソと鞄を探って紙っぺらを差し出しましたがそれは自分も読んだんで、ターミナルの別は書いてないのであります。
そこで若奥さん、スマホを取り出し Air Asiaの出発ゲートを調べてくれ、T1であることが判明した次第であります。

良かったぁ~自分の勘だとT2に行ってましたから。

さて、エアーアジアのカウンターはすぐに見つかりチェックインもスムーズでありました。
そして、結構手間取る出国カウンターを通過した時には搭乗案内時刻の15分前でありました。

これは厳しいか、と思いつつもLCCでは朝飯は出ない訳でなんか食べておかないと死ぬ目に合うと思い、それなら店に入るよりもラウンジの方が空いていて早いだろうと読んだわけであります。

で、搭乗口に向かっていたら通りがかりに偶然ラウンジを発見するという幸運に恵まれ、さっさと席につけたわけであります。

いやぁ~久しぶりの空港ラウンジは良いもんでありました。
まぁ、ビジネスやましてやその上のクラスのラウンジと比べれば少し落ちはしますが、それでも正規で銭を出せば30ドルの席であります。

寝不足なのでビールは一本だけにして台湾牛饂飩とパンとオニオンリングを食しまして、搭乗時刻の10分過ぎにゲートにたどり着いたわけであります。

すると、殆ど最後尾の人が乗り込むところでありましたが、迷惑かける事も無く間に合いまして、所定の通路側の席に座ったのであります。

して、自分は Air Asiaとは相性が良いのか、横3席に座るのは自分一人。
飛び立ってベルト着用サインが消えてすぐ、横になってフィリピンはマクタン国際空港まで爆睡して行ったのでありました。





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