ブログ仙岩

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双葉町出身被ばくしたM子さんの「ベクレルの嘆き」

2013-01-06 09:50:07 | 日記
栃木県那須塩原のアパートに住む生後7か月の赤ちゃんがいる家族の新聞連載4回目である。

3/11原発から3.5キロにある双葉町特別老人ホーム勤務のM子(39)さんは翌日ホーム利用者を双葉校グラウンドへ避難誘導していたとき変な音とともに空から綿ぼこりのようなものが舞い降りてきた。この時町にいた52人が千葉県の放医研で内部被ばく検査を受けたところ9/9に2人が尿からセシウムが出たと判明。一人がM子さんでその1か月後に10年ぶりの妊娠が判明、悩んだ末出産を決意した。流産の危機を乗り越えて昨年5/27無事出産した。これから赤ちゃんの放射線影響が心配でも生まれてきて有難うという。

人類で初めて放射能の存在に気づいたのはフランスのアンリ・ベクレルであり、いまこれほど人類を不安に陥れるとベクレル自身思っていなかったとおもうが、これから30~40年という長い年月放射線と戦う日々が続く。