ブログ仙岩

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新春の歌詠みに万葉集東歌に詠まれた波立海岸

2013-01-09 09:18:55 | 日記
昨夜のテレビに外国人留学生が日本人に交じってカルタ取りに興じている映像が流れた。
また、福島民報には歌詠みの清少納言を描いた冲方丁作「はなとゆめ」が元日から連載している。

万葉集4,536首のうち、陸奥を詠んだ歌が12首、宮城に2首であとは10首全部福島、会津1、安達太良3、安積1、残り5首は震災津波被害の浜通りである。
いわき平石森山フラワーセンターの北にある歌碑「筑紫なるにほふ児ゆえに陸奥の 可刀利少女の結いし紐解く」 

波立海岸を読んだ「ひた潟の磯のわかめの立ち乱え 吾をか待つなも昨夜の今宵も」波立薬師の境内の歌碑に刻まれている。

いずれも東歌で陸奥に赴任したときを他郷から読んだものである。明治の常磐線開通に携わった人と地元の少女との関係、また、震災復興に尽力する人との関係でもいつの世も同じであることに感心する。