ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

2015節分

2015-02-03 18:02:30 | エッセイ
2015乙未年の節分に何人にも吉方の恵方は申酉の間庚の方で西南西の方角である。

その節分は小寒・大寒の寒明けで、二十四節気の終わりの大晦日に当たり、明日立春の歴上の歳首の前夜で、冬の陰気な空模様から春の陽気がやってくる境目でもあり、除夜である。

今夜はその悪鬼を追い払う豆まきで、福は内鬼は外と唱えて鬼やらいをする。千葉の成田山節分会では福は内だけとか。

我が家でも、東北には恵方巻きを食べる習慣はなく、豆がらに柊の葉を挟み、その先にはイワシを焼いた頭を刺し出入り口の鴨居に飾る。そして家族全員の名を呼び無事を喜び、明日からの福を呼ぶ生活をお祈りした。そして今我が家でもいいことはやろうとその恵方巻きを西南西の方向に向かって1年間の家内安全、身体堅固、震災原発事故から一日も早い復興などをお祈りし頂いた。中身は卵焼き、キュウリ一夜ぬかずけ、ごま昆布佃煮、おかかのふりかけである。シンプルですが大変美味しいですよ。

バルセロナで暮らすノエミの初詣

2015-02-03 09:50:38 | エッセイ
風のあとさき166大石邦子エッセイストが友人の一人娘が留学先で知り合いスペイン人の夫とバルセロナで暮らしているが、娘が独立の騒動に巻き込まれないか心配と言う。

埼玉で一人暮らしている車いすの友人は、カタルーニヤ州の州都バルセロナは五輪やサグラダ・ファミリアやガウディ作の建造物が点在する素晴らしい街である。そもそも言葉・カタルーニア語も公用語と言う。法的には認められないがスペインからの独立を問う住民投票の8割の人が独立に賛成である。

そんな混乱に娘家族が巻き込まれないか心配と言う。ネットテレ電話で孫ノエミと片言の日本語で話すのが最高の幸せと言う。その娘一家が帰ってくるので、日本のお正月を体験させ、着物を着せて明治神宮に初詣するのだという。新品の貸衣装を予約したと言う。友人のこの一心さに胸が打たれる。

初め日本語で応えていてもノエミはすぐにスペイン語に変わってしまう娘母親のひとり日本語奮闘していると。母の願いは日本語をしっかり身につけ将来日本とスペインの架け橋になって欲しい。そのためには日本の文化や歴史を学び、考える環境を整てやりたいという。

私が訪問したこれと同じような国にカナダから独立したいケベック州で、ここだけがフランス語である。

今紛争中のウクライナでは東部のロシア系住民が独立するように争っている。いつの世も心配事はつきもの今が大事ですね。