ブログ仙岩

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茨城、栃木豪雨で大水害の原因

2015-09-11 10:37:58 | エッセイ
今日11日(二百廿日)は東日本震災後4年半になった。福島県は約11万人がいまだに避難生活を続けている。

台風18号が日本海で低気圧になって居座り、17号と相まって関東から東北南部の集中豪雨で、栃木、茨城、宮城に特別警報が出た。福島もいわき、南郷などで被害が出て、避難指示がでた。(写真は福島民報より)

茨城の常総市は鬼怒川の長く降り続いた雨で堤防決壊、濁流にのまれた街の様子がテレビに映し出された。可愛そうで見ておれなかった。

しかし、甚大な被害生命の危機の予想される「直ちに命を守る行動」に対して出る特別警報が、気象庁から茨城県では午前7:45、堤防が決壊したのは午後0:50、5時間の避難時間があったにも拘らず、逃げ遅れて、ヘリコプターやボートで救助された人は100人以上という。未だに連絡が取れていない方が25人もいるとか。

その原因は、線状降水帯と呼ばれる気象現象で、台風18号が日本海で居座った低気圧と台風17号のもたらす湿った空気、寒冷渦が関東東北を取り囲んだからである。また、長雨とエルニーニョ現象でお盆上がりから冷夏になり11日も降り続いたためでもある。

住民への特別警報での避難がどこまで浸透していたか今後検討の余地を残した。