毒舌夏井いつきの芸能人俳句バトル

今朝4:45土砂降り、ラジオではチリ沖地震の津波情報、7:43小名浜で20㎝観測と、津波注意報が防災無線で昨夜から放送されている。

昨夜は、新聞テレビ番組で、陶芸、生け花、俳句の順に載っていたので、安心して7時のニュースを見て終わり、チャンネルを変えるともうラスト1位の句を紹介していた。テーマはコスモス、夏井いつきさんの解説ほんの少しだけで、自転車や　コスモスの波　広々と？であったように思う。

愛媛県南宇和郡内海村1957年生まれ、京都女子大学文学部国文科卒。1980年松山市立余土中学校国語科教諭に、教職員クラブの宴会の係につき、遅れてくる人もいるので思つきで座席に30人の俳句を置いた。これが俳句の始まりと。愛南町立御荘中学校に転任してからは別の係で、俳句から遠ざかったが、悪いけれど古びた本屋さんで黒田杏子の句集と出会い1988年教職を辞し、黒田杏子に師事したという。

俳句を本格的に手がけるようになる。感じたままを表現するという自由な句作をモットーとしつつも、季語と五七五の定型を守る「有季定型」に則った句作も大切にしている。

先日の午後マリでは、俳句は自然に出たつぶやきに季語をつけると。しかし、17文字の一番短い文で表現するから、やればやるほど奥が深いという。

今は秋、秋の雲が季語に、時が来て　今日は淋しい　いわし雲　　と、

小学校の授業で、俳句を5分で紙に書き提出させ、名まえを伏せて七句を選び書きだし児童の討議で一番いいものを選ぶとう授業をしたり、松山市で9校の俳句甲子園を始め、2回目でお金で行きづまり、3回目は役所の方の提案で、60万円で継続したという。現在は地方大会を経て36校が代表として正岡子規の故郷松山市で開催。愛媛新聞に「集まれ俳句キッズ」というコーナーを持っている。

2015年の俳句甲子園は東大入学の名門開成を破り、名古屋の高校が優勝したという。商店街で5人一組で、できた俳句をお互いの討議しあう中で、一気に勝敗が決まるという。

活動は松山市をベースとしており、東京での芸能人バトルなどの際はその度に飛行機で往復している。俳号の「夏井」は前の夫の姓、「いつき」は本名の「伊月」を平仮名書きにしたもの。