ブラタモリ「美しい町並み倉敷」を探索

昨夜、12連敗の記録更新後、ブラタモリ倉敷の旅を録画で見た。

なぜ倉敷に美しい町並みが残っているかの疑問を探索して解決する旅であった。私も過去に、モネの睡蓮が見たくて大原美樹館を訪れている。世界美術大全集の印象派時代を読み直してみた。

年間350万人もの観光客が訪れる、柳川を思い出す運河倉敷川を舟で美観地区の町並みの白壁の蔵や古い建物を見て、町の中心部には500以上の伝統的な建物が残り、どこか懐かしい風景を作り出している。

江戸時代の倉敷は、この川を利用した商業の町として栄えた。川の分かれ暗渠から昔の川を辿ると、今も残る森田酒場の豪商の屋敷に潜入したタモリさん。巨大な蔵の中で、黄金の虎の絵の屏風を見た。元は畳表の商売が地主でコメが入り、大阪との米の商売を副業としていた奥行100ｍの大きな酒蔵屋敷で、代官所のある天領地であるが故に、商売が出来た。

鶴形山から町を一望して、戦国時代以前は海だった倉敷を商人が出資して新田開発、しかし、塩分が多く田んぼにならず、塩を吸収する綿花を栽培、明治22年創業の倉敷紡績が誕生、イギリスレンガ積みの工場の天窓は緯度であわず、日差しで暑くなり、ツタを外壁にはらせ暑さをしのいだ。現在はこのツタの壁が観光となっている。

倉敷紡績の大原孫一郎は昭和5年日本最初の大原美術館を蔵の町にギリシャ式の建物を作った。鶴型山をお城に見立て、長男大原総一郎は大原美術館別館をお城造りで、まなこ壁や大正時代の洋風建築を残す努力の結果、戦災を免れ美しい町並みが現在残っていると。