ブログ仙岩

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今や晴れ着になった浴衣

2017-08-25 09:00:26 | エッセイ
小名浜マリンブリッジは11月の日曜日まで日曜日にいま一般に開放されている写真が福島民報に載っていた。

が、浴衣姿は見受けられない。花火大会や盆踊りに浴衣姿で出かける人が多い。表情はどこか嬉しそうで晴れ姿の感覚である。

浴衣(ゆかた)は、平安時代はサウナのような蒸し風呂だったので、吸汗や焼けど防止のため着た「ゆかたびら」湯帷子の略語である。ゆは風呂で、かたびらは単衣の着物のことである。

銭湯の浴槽に入るようになって湯上りに着て、そのまま出歩くようになり、家の中でも、外でも気軽に着られるようになったのは江戸時代になってからである。そして、ゆかたを浴衣の字をあてた。

明治になると、洋服になり、浴衣はだんだんすたれ、普段着にする人が少なくなった。が、ここ地元では明日26日西瓜祭りであり、浴衣姿での買い物が見られ、いまはゆかたが晴れ着となってしまった。