次の故事ことわざ慣用句の解答。写真は24日撮影の紫陽花。
1.為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり。米沢藩主上杉治憲は日向高鍋藩主秋月種美の次男で上杉重定の養子で、家臣に伝えた一首である。
どんなことでもやろうと思って努力すれば必ず実現できる。逆に、無理だと思ってあきらめ努力しなければ絶対に実現できない。
2.匙を投げる、諦めることで、薬を調合するする匙を投げだす意から、医者がもう治療法がないとして患者を見放す。
3.立つ鳥跡を濁さず、水鳥が飛び去ったあと水辺の水は濁ることなく澄んでいることから、
人も立ち去るときは見苦しくないようにきれいに後始末しておくべきである。
4.鳶が鷹を生む、平凡な親が優れた子を生むことのたとえ。石松秋二作詞九段の母の歌詞にも出ている。
5.雀の千声鶴の一声、つまらない者の千言より、すぐれた者のひとことの方が優っている。
6.大根と女房は盗まるるほどよい。盗まれる大根は見事に育っているからで、他の男から誘われる女房は魅力を備えている証拠である。
7.大根おろしは怒って摺ると辛く、笑って摺ると甘い。怒って大根を下すと荒っぽくなって辛くなり、
笑ってゆっくり下すと甘くなる。私も毎朝大根おろしを納豆に混ぜて頂いています。病人が下すように時には丸くすりおろすことも。