いわきだるまの手作りは唯一大正時代に創業したいわき市平正月町の高橋工房だけになってしまった。
だるま制作の中心は、全てを見通す大きな目で、家の隅々まで見守るから、顔のバランス基準になる。
眉毛・口ひげは左右対称に、息を止めてゆっくりと描くこと。
赤色は緋の衣、顔の周りの群青色は衣の襟を表現。
白い滴模様はいわき七浜の波しぶきを現す。
作業は家内工業で、主人と妻、長男の三人四脚でやっている。
手書きの面白みや味わいが、生き残ってきたと思うと。
この手書きのいわきだるまらしさを大切にしていきたいと、主人はいう。ハイ!みんぽう12月号より。
我が町では1月8日が、妙見神社前の道でだるま市が開かれている。