昭和を代表する美空ひばりさんの等身大153cmブロンズ像がいわき市平薄磯の塩屋灯台の下にある「雲雀乃苑」に移設された。
京都市東映太秦映画村の記念館「京都太秦美空ひばり座」の入り口にあった像は老朽化で施設は取り壊され、
大病からの復帰後の第1作「みだれ髪」は復興の精神を表す名曲、そして、京都から震災の復興のいわき市に移設。
像は3日、歌碑と遺影碑の間に置かれ幕がかけられている。福島民報4日号より。
17日午前11時から除幕式が行われる。参加者に近藤真彦さんや徳光和夫さんらがゲストとして出席の予定。
1,髪のみだれに 手をやれば
赤い蹴出しが 風に舞う
憎や 恋しや 塩屋の岬
投げて届かぬ 想いの糸が
胸にからんで 涙をしぼる
2,すてたお方の しあわせを
祈る女の 性がかなし
辛らや 重たや わが恋ながら
沖の瀬をゆく 底曳き網の
舟にのせたい この片情け
3,春は二重に 巻いた帯
三重に巻いても 余る秋
暗や 涯てなや 塩屋の岬
見えぬ心を 照らしておくれ
ひとりぼっちに しないでおくれ