熊本地方で大きな地震

昨夜ラジオを聞いていると、９時半近く、緊急地震速報のブンブンブン、ブンブンブンという音が身構えたら九州という。

すると、21:26、M6.4、深さ10km、震度７という。５年前の東北と同じで、熊本の益城町と。６弱、５強のところも近くで。

また、緊急地震速報10.07、10km、M5.7でやはり益城町で震度６弱。いや、余震が頻繁に。大変だ。５年前の我が家、人形ケースはすべてダメ、しかし、茶の間の本箱、書斎の本箱は紐などで固定してOK、でも、世界美術全集２８巻と東洋編１７巻は全部崩れ落ちた。そして余震は１か月後に、いわき市では４名の山崩れで犠牲者がでたと思い出していた。

うとうとしていると、また緊急地震速報10:38、10km、M5.0、宇城市震度5弱。死者は４名、心肺停止１０名と。

今朝４時半目が覚めると、地震の情報、死者９名と。すると１５日０時０３分に宇城市で６強の地震があったと。

私たちは午後の２時４６分で明るく震源地は離れた日本海溝、しかし、昨夜の熊本は９時半と真っ暗で震源地は直下で余震が度々と、被災者はどんなにか不安で夜を明かしたことだろう。避難所の体育館はランプや天井の一部落下で外での一夜を過ごしたようで、風邪ひかねばと祈っています。

ラジオでは、５００箇所の避難所に４万４千人が着のみ着のままで、亡くなった方のご冥府をお祈りし被災者にはお見舞い申し上げます。

飛騨匠根付会長東勝廣氏のトークを聞いて

4/13今朝4時から明日へのことば「木の命を生かす」彫刻家東勝廣氏のお話を聞いた。

飛騨の匠は、京の年貢米の代わりに、匠が京へ出向いて彫り物など奉仕し、都造りの一翼を担っていた。

印籠や煙草入れを腰に吊り下げるときずり落ちないように紐の先に木の葉などの彫り物の根付に代表れるこの彫り物職人で、いすから欄間からあらゆるものを手掛けている。

その頃の飛騨の匠は、斐太工の上土木作業員で、器用で優れた技を持っており、代替え作業をしていた。が、法隆寺の仏像を造った止利仏師は河合の人として伝説が残っており、聖徳太子にも大事にされたと。

東大寺や石山院の仕事をしたり、 藤原の宗安、これが本当の飛騨の匠の祖先といわれている。

日光東照宮の眠り猫の左甚五郎は飛騨の人ではないという説もある。

松田亮長は、20才のころ、平田亮友という人につき、根付けは男のお洒落で、流行した。江戸時代は派手な物や高価な物は着れないので、根付けなどに掛けたので発展した。

この根付は、一位の木がクワやツゲより柔らかく一刀彫にしやすいが、細かいところができないのが難点でも、自然に放っておいたり、燃やしたりすれば灰になり、彫り物は何百年もの命を長らえる。木を刻み命を吹き込むことは生かすことに他ならない。

師弟関係

4/12今朝の福島民報あぶくま抄、小さな小学校校長に初めて赴任、休日に母を招いて教室や体育館を案内、最後に校長室に招いた。

男性の前で彼女は深々と頭を下げ、真剣な表情で口を開いた。出た言葉は「おめでとう」ではなく、「頑張ったね」でもなく、以外にも「子供たちをよろしくお願いします」だった。

息子を褒めるのはずっと後回しになった。夫に先立たれ、農作業一筋で子供を育てあげ、楽でない生活から、男性は進学をためらっていたとき、背中を押してくれたから今がある。男性が退職後も教え子や地域から慕われる理由がわかった。

また、同じ師弟でも、松井さんは個人よりチームを第一にする姿勢を。「背中の名前より、胸の名前のためにプレーする選手だ」とA新聞記者が褒めていた。その真摯さは大リーグのファンも引き付けた。今年はヤンキースの始球式でマウンドから投球した。

畳がボロボロになるほどの素振りをもたらし、優しく時には厳しく見守った長嶋名誉監督と愛弟子松井さんがそろって国民栄誉賞を頂いた。

師弟の関係はべったりではいけない。つかず離れずの厳しさが必要である。

北島選手引退表明

競泳100m、200m平泳ぎ元世界記録保持者北島康介選手は、100mを逃した8日東京辰巳国際水泳場で、200mに懸けた結果が5位と、終了後のインタビューで、涙をこらえながら終わりです、悔いはないといつもの調子で短いコメントを残した。

昨日の会見表明でも、33歳のここまでやれたのも、ロンドンの400メドレーでおんぶしたことからか、みんなに支えられたからで感謝しており悔いはないと。

身長178cm、体重72kg。東京都荒川区出身で、実家は西日暮里にある精肉店、文京区の区立千駄木小学校、文林中学校、本郷高校、日本体育大学体育学部体育学科卒業。大学卒業後、日体大大学院に進んだが、選手活動に専念するため2006年に中退。

5歳から東京スイミングセンターで水泳を始め、中学2年生の時に、東京SCのコーチ平井伯昌に才能を見出され、平井コーチがいたからこそ攻めのレースができたとふりかえる。


選手として振り返れば、2000年シドニーで100m平で1'1'34で4位、02年20才で釜山アジア大会200m平2'9"97、03年バルセロナ100m59"78、200m2'9"42で２冠。

04年アテネ100m1'0"08、200m2'9"44で2冠達成、超気持ちいいと。

08年北京100m58"91、200m2'8"35でまたも連続2冠達成、何もいいえね、最高っす。

12年ロンドン100m59"79で5位、200m2'8"35で4位、悔しい！。

そして、16年リオに懸けたが、参加資格記録突破ならず、5連続五輪出場は途絶え、真剣勝負にけりをつけた。天晴れ北島選手。

エンブレムなど

昨日のムヒカ氏のインタビューでの生活から付加すると、貧困でパンを盗んだジャンバル・ジャンと相通ずるものが多々ある。市長が大統領となり、余生を静かに自然に送っていることなど。しかし、考え方やその行動は「雨ニモ負ケズ」の宮沢賢治の生き方そのものである。困っている人には分け与える・・・。

2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は8日、選び直しとなった大会エンブレムの最終候補4作品を公開した。いずれも江戸時代の文化や和がテーマになっており、すべてオリジナルでデザインの盗用疑惑がないものが選考されたようだ。

Aは四角の組み合わせ家紋、Bは赤を基調としたつなぐ和、Cは風神などの超越、Dは晴れやかな朝顔の自然を基調としており、盗作と疑われた前回の四角から、４つの作品はいずれも日本の和の丸のイメージに変わっている。

私は、中身ではDであるが、デザインからBを推薦したい。