オヤジの弁当箱

日々の手作り弁当だけが生甲斐のしょぼくれオヤジ。弁当メニューと併せて日々の雑感を付記。

煮物&炒め物など

2011-09-12 | Weblog

9/12(月) 今日の弁当ご飯は新米となった。先週、福井の家人の従兄弟から届いた米である。新米らしい艶のある米であるが・・・。

お菜は「鶏肉と人参・蒟蒻の煮物」に冷凍で残してあった「北海シマエビと野菜の炒め物」、そして「蓮根の挟み揚げ」となった。昨夜、TV東京の夜の番組で北海シマエビを使ったイタリアン(?)料理が流れていた・・・。

レンコンの挟み揚げは、利蔵庫に蓮根と挽肉があったので組合新聞でみたレシピを思い出して作る気になった。朝から煮たり・炒めたり・揚げたりと忙しいことであった。

                          

シマエビと野菜(ピーマン・キャベツ・アスパラ」の炒め物は、オリーブオイルで炒めて仕上げにバルサミコを垂らした。これが良くなかったようだ、味が複雑というか面倒な味に変った。シンプが一番いい。(キャベツは土曜日のバーベキューの残り物、勿体無いと使う)

揚げるも・煮るも・炒めるも手馴れたものだが、味付けは難しい。チョッとした工夫をと思うと失敗する。ここらが料理人と違う、素人の浅はかなところだろう。

                           

一応、新米と三種お菜の弁当四人前が完成となった。

                           

新米が出るこれからは、要注意なのだ。飯が旨くて美味くて、ついつい過食となる。腹も身のうち、過保護はいかんが過食も大敵。ハムレットの心境となる、これからの季節である。

 「温州蜜柑」

世に蜜柑の名産地、蜜柑どころと呼ばれる地は数多ある。が、高知でイの一番は「山北」(現在は、高知県香南市香我美町山北)となる。余談ながら、高知では大抵のフルーツが採れるが、何処に出してもこれはと云えるのは「ブンタン・小夏・新高梨」だと思っている。そして、この山北の温州蜜柑となる。

友人の野菜・果物の大家、青果商・海老屋本店のオーナーA氏辺りから合格点を頂くには高いハードルがあるが、一般人として食すには前述の果物はお奨めできる。但し、これも生産者・産地(県内であれど)で随分と違う。己の舌で試すが一番だが、後は目利きのお奨めをとなろう。

私は目利きでもなければ食通でもないが、人生が長い分だけ沢山の失敗を重ね、食い物は大食・雑食、喰い散らしてきた。そんな中で、これは美味いな、と思うものに出会うことがある。それは、吟味された食材・手が込んで調理された料理よりも、自然の産物である。

自然の産物を如何に上手く育てるか。自然のままで美味しくなるものもあれば、手間隙をかけてこそ美味しくなる物もある・・・。

余談が長くなり纏まりが付かなくなった。山北の蜜柑に話を戻そう・・・。
 その山北の温室蜜柑が今朝、届いた。温室蜜柑は何処でも作っている、が届いた蜜柑は青い。温室育ちの青い温州蜜柑だった・・・。

入っていたチラシを読むと「青くて甘酸っぱい、温州蜜柑を作るために失敗を重ねながら研究してきた」とある。それに、八割の減農薬で甘さを出すのが難しかったそうだ。

早春に逝去された、岡宗先輩の奥様からの心づくしの品であった。出勤前ながら、ひと房・二房と食した。なんとも云えない、甘酢っぱさが口の中に広がった。蜜柑本来の味と匂いを残している。ただ甘いだけの温室蜜柑とは違う味、味わいであった。

                           

流石に土佐蜜柑の本場「山北」で、苦心を重ねて作ったと云うだけの品であった。生産者はフルーツファーム ヤマ賢・安岡賢之(ヤスオカ・ケンジ)さんと云う方である。

チラシに記載されたTeに連絡すると「イングリッシュ・ガーデン」ですと応答された。「ヤマ賢」では?と訊くと、ここが同じですとの応え。このイングリッシュガーデンには、昨秋・妹夫妻と立ち寄ったことがある。直ぐに周辺の景色が絵となって浮んできた・・・。(鄙びた山郷の雰囲気があり、好いところだった)

この温室育ちの青い温州ミカン、陛下や皇太子殿下もお買い上げになったとのことだが、さて置き”大した味”だった。これで、土佐のお奨め品が一つ増えた。

 

 

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