オヤジの弁当箱

日々の手作り弁当だけが生甲斐のしょぼくれオヤジ。弁当メニューと併せて日々の雑感を付記。

猪猟

2019-02-01 | Weblog

2/1(金) 週末を迎え、そして二月に入った。雨の翌日の今日、空が澄み渡り風もない穏やかな日和となった。昼前に夕食の菜を買うために安芸市内の鮮魚店まで出かけた。

家から二十分ほどだが、国道に出るとすぐに土佐湾が広がる。海は波もなく穏やかに碧く広がっている。気持ちがいいので、途中の大山岬はトンネルを使わずに海沿いの道を走る。この岬の国道は、台風が来ると通行止めになることもしばしばあった。

岬の直ぐそばにある小さな港、その上に出来た道の駅大山、立ち寄って景色を暫し楽しんだ。ここから安芸市内や手結(てい)岬の方面がよく見えた。この小さな港は土佐藩時代初期の家老・野中兼山が開いた港の一つだとか。兼山はその後失脚、娘は四十年にわたる幽閉生活を送ることに。

      

高知出身の作家・大原富枝の小説「えんという女」(えんの漢字が出てこない、女偏に宛だが)で知られるようになった。そんな歴史を思うと、この小さな港の上に佇み眺める、穏やかに広がる景色さえもなにやら重く感じるのであった。   

              

 

安芸といえば、今日から阪神タイガースのキャンプが始まった。と、高知新聞にでていた。阪神のキャンプ地として長い。長曾我部に平定され前、この地方は安芸氏の治める所であった。我が祖先も安芸氏に仕えていたとのことであるが。

魚と云えば、市内の鮮魚店「寺尾」で買うのが常である。多分この店が種類といい、新鮮さといい一番でなかろうか。今夜は「フグ鍋」と刺身にする。フグと云っても、トラフグじゃなくてショウサイフグの仲間か?、これと鍋魚の王様「クエ」を贖った。

刺身は「ネイリ」を、体調が優れない従姉のために「タイ」の刺身を届けることにした。

帰宅し、暫くして山に行っているTUGAWAさんに電話をした。すると、猪が獲れたとのこと!。運がよかった、今年は猟が少ないとのことだったから。56kgの雌猪だと云う。脂があって旨そうな猪だとか。

従弟から電話が入る、「猟仲間が集まって集会所で一杯やるので、来ないか」との誘い。折角なので、二人で参加させて貰うことにしたが・・・。

然し、俺の鍋はどうなるんだ?と云うことで、一時間だけ顔を出すことにした。一升瓶とビールを携えて。

そんな連絡をもらい、しばらくして帰宅したTUGAWAさんは興奮冷めやらぬ体であった。三ヶ所ほど回ったが、さほどきついことはなかつたようで、怪我もなくて何よりである。

猪の味と、猟師たちの話は、改めて記たい・・・。

五時過ぎに従弟のISAOが迎えてくれ、彼の狩猟仲間が集まっている小屋に行った。獲れたばかりの猪で酒盛りの最中であった。小屋の裏手に、捌いたばかりの猪の足がぶら下げられていた。思いのほか大きい!。

           

小屋の中には神棚があり猪の尻尾らしきものが供えられている。更に角の付いた頭が白骨となり数体、飾られている。

              

珍しい内臓の煮つけ、猪汁、肝臓のバター焼きまで馳走になった。何れも美味しく頂いた。ここでしか、食せない味であろう。

           

一時間ばかりお邪魔してから実家に戻り、従弟や妹夫妻とで山の暮らし楽しみを聴きながら暫しの酒盛り。津川さんも満足した様子であった。

一時間ほどおじゃましてから帰宅。今度は自宅でフグ鍋を従弟や妹夫妻とつつきながら、田舎の暮らしを楽しみを聴きながらの懇談でした。

  

 

 

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