*165*はこうやって・・・

よく噛んで、ゆっくりたっぷり食べつくす
*165*の日々です

再就職

2023-05-23 12:04:34 | 衣・職
昨日の月曜、3カ月振りに出社という経験をした。
再就職したのだ。
この私が、60歳で!
来月には61歳になるというタイミングで。
職種はパタンナー、希望通り。

仕事をしていない3か月のブランクが影響するだろうか。
そこは不安がある。
そして、これから何年仕事を続けられるか。
それも常に頭にある。
自分の問題だけではなく、必要ないと評価される可能性もある。
パタンナー第一候補だった人はギリ私の子供でもよい年齢で、
経験的にもこの職場に最適の人だっただろう。
しかしその職が私に転がり込んできた。
私の持つ力を最大限絞り出さねければならない。
地方にある本社の社員の人たちは一様に私を歓迎してくれている。
気負いはしないが応えよう、できる限り。

不満と言えばあるにはある。
なぜだかわからないが、キーボードが使いにくい。
もうひとつ、メールがOutlookこれまた不便。
まあ、慣れるだろう。

今日は早々だが、創立記念日で休み。

各所への報告

2023-05-19 17:19:33 | 衣・職
今日、ハローワーク最後の認定日に行ってきた。

行きつ戻りつしていた就活のキリが付いた。
懸案だった応募先との給与が決定したのが連休明けだった。
希望額よりは少し下がったが許容範囲。
それでも、前職場で定年後に下がった額からは回復した。
年間休日はかなり減る。約1か月分。
そうなると時給的には下がるのだろうが計算しても始まらない。

来週から出社する。
それに当たって持参物なども連絡を受けた。
もう、あとには戻らない。
備えるだけ。

元の同僚にもぼちぼち報告し始めている。
そして、例のエージェントにも返信した。
お祈り、ならぬ、お祝いの言葉をいただいた。

明日は墓参りに行く。
それも報告だ。
思えば、母には倒産した会社に入社したことも話してなかった。
直後に亡くなってしまったのだ。

再就職手当をもらおうとしていた。
今日、それに関する提出書類を受け取った。
会社に書いてくださいと言うのも申し訳ないほど何枚もある。
自分で書けるところは書いて、
わかりにくいところは説明をつけて渡そうと思う。

来週、私は生まれ変わる!

引導を

2023-05-17 21:50:31 | 衣・職
渡すのか、
渡されるのか。

数日前のこと、
転職エージェントからメールが来た。
何かと思ったら…
もう、そんな感覚だ。

エントリーした1件の募集元がなしのつぶてなのだ。
それも、何度も書いているが書類選考段階で。
もしかしたら、何か進展があったのかも?
どちらでもよい、何とか言ってくれたらよかろうに。

しかし、そうではなかった。
いまだ何の回答もないとのこと。
そして、こうなったからには良い結果に結びつきにくいという。
だろうね、私も思う。

選択を求められた。
このまま待つか、こちらから辞退するか。
辞退となれば担当さんはまたどこか探してきてくれるのだろう。
あれば。

思うに、
ここまで引っ張ってしまったら、
色がなくともお見送りの声は上げにくいのではないか。
辞退してくれないかな…ではないだろうか。
せこい会社だと思う。
創業400年が泣くぞ。

振ってあげるわ。
お望みのようだから。

私の選択のついての連絡はいつでもよいらしい。
あと少し待ってもらうわ。
正式契約を交わしたら。
新しい仕事が来週から始まる。

パタンナー不足

2023-05-02 18:52:01 | 衣・職
ハローワークの職員さんは就活のプロではあるが、
単一の業界を深く知る人ではない。
ハローワーク紹介の最初の応募は失敗だった。
私の職歴(年数)を見て募集先にゲキ押ししたのだ。
それ自体はありがたいことなのだが、
長く同じ仕事をしているだけではどんなアイテムにも強いということにはならない。
私にはないスペックを求めている企業だったので早々に散った。

私が就活をするに当たって業界の人にお話を聞く機会が少なからずある。
そこで必ず話題に上るのが「パタンナーが足りない」ということだ。
本当なのか?
技術を持つパタンナーがいないという。
具体的に言えば、トワルを組める人だそうだ。
パタンナーになろうという勉強をするならトワル組みは必須だ。
経験の多少はあるが誰でもできるだろうと思う。
私はトワルが必要なほどのシビアな仕事は経験が少ない。
しかし、できるかと問われれば「できる」と答える。
それではだめなのか?
もう一つできるかと確認されるのはジャケットだ。
これに関しては、私は「経験が少ない」と答える。
しかし「できる限りの対応はする」と補足する。
だが、やはりそれでは採用されないのだ。

猫も杓子も「ジャケット」なのだ。
人は皆、素肌にジャケットを着るのか?
シャツもあればTシャツもある、もちろんボトムも。
ジャケットができるか問うのは、一人で間に合わせようとするからではないか。
ジャケットができればTシャツなど難はないだろうと。
実際はそうではない。
自分のブランドが何を主力にしているのかで、
どの分野が得意なパタンナーを選ぶか決めるべきだ。
必要に応じて外注を使う、それでよいのではないか。

実際問題、企業に所属するパタンナーで20代はもちろん30代すらほぼいない。
それは企業が悪いのだ。
失われた30年と経済全般で唱えられる。
その30年間、企業はパタンナーを育てて来なかったのだ。
安さを求めて海外に丸投げするようになっていた。
今いるのは30年前にすでにキャリアをスタートしていた人だ。
40代は若手、50代、60代、なんなら70代の現役パタンナーも存在する。

老パタンナーがリタイアした時、
日本はもう何も作れなくなる。
作れたとしても新しいものではないだろう。

そんな中、60歳の私は就活に奔走している。
矛盾も感じるが、生きるために60代にも仕事は必要なのだ。

老後は遠い。

だいたいおさまる

2023-04-27 22:54:41 | 衣・職
会社の倒産、社員全員解雇から2か月と少し、
路頭に迷ったかに見えた私を含めた約20人のその後。

営業の人たちは、取引先に迷惑をかけるわけにいかないとして、
正式な発表が出る前に仕掛品の振り先を確保していた関係で、
生産を頼み込んだメーカーなどにそのまま入れてもらうなどして、
比較的早く職を得ていたようだ。
事務の人なども含めて複数人引き取られていくこともあるらしい。
最近、その手の話がちらほら聞こえてきた。

業界内では内々で人材確保するということがままあるものだ。

先日出かけた先でその付近で仕事をしている人に会った。
営業で出歩いていると元同僚に出会う確率も高いということだ。
そういう地域だ。

ほとんどの人が何かしらの仕事に就けているようだ。
あえてゆっくり納得できる仕事を探そうとしている人もあるが、
それは少数派だ。

私は…

少々微妙な所に立たされている。

お気に入り

2023-04-25 18:10:36 | 衣・職
就活は依然続いている。
しかし、スタートダッシュはとうに息切れ、
還暦ババアの本領発揮だ。

ハローワークは求人検索の中核に据えているのだが、
なにせ数が少ない。私はもっぱら自宅でネット検索している。
現地の共用パソコンは使ったことがない。
しかし、ハローワークも便利にはなっている。
おじいおばあはうまく使いこなせるのだろうかと心配になるほどだ。

ネット検索に日頃から親しんでいる者としては、
こんなこともできるようになっているのね!
の感想だ。
この就活に当たり、娘から忠告されたことがある。
それは、
ハローワークは空求人も多いからあまり信用しない方がよいというもの。
しかし、
実際使ってみると、
掲載期限がまだまだ先だったはずの求人が突然閲覧不可となることがあり、
つまりは、
採用決定されるとすぐさま掲載取り下げをしているということなのだ。
それなら、企業名を明かさず募集を掛けるエージェントの方が使えない。

ハローワークに登録した当初からお気に入りに入れていた求人があった。
ずっと決まっていなかったのだろう。
私のスペックが少々不足しているので、応募は見合わせていた。
しかし、最後の最後に捨て身で問い合わせをしてもよいか?
とは考えていた。
その求人記事が今日、
消えた。


申告書

2023-04-19 19:08:26 | 衣・職
会社の倒産に関わる手続きを取り仕切っている弁護士事務所から、
また新たな封書が届いた。
前にも見た真っ黄色のアレだ。
今度は何の用事だろうと開封すると、

退職所得の需給に関する申告書 兼 退職所得申告書

というタイトルの書類が入っており、
必要事項を記入して返送してほしいという説明書きが添えられていた。
それにより、退職予告手当を非課税にするというものだった。

返送するとあるが、
返信用封筒などなく、封筒はもちろん切手も自腹、
そういうものなのだろうか。
出す出さないは個人の自由というところか。
そうなると、出したほうが良いものかどうか悩ましい。

元社員のグループLINEできいてみた。
届いている人届いていない人があってその区別がわからない。
届いた人は自腹に憤慨しながらも出したそうだ。
宛先の漢字が難しく届いた封筒の差出欄を切って貼ろうかという人もいる。
それは私も考えた。
この先の人生でおそらく書くことのない漢字だ。
代表者の姓でもないのにわざわざ日頃使わない字を選ぶこと自体不親切!
最近の法律事務所の名はひらがなカタカナが多いというのに。

まあ、そんなことはどうでもいい。
封筒は履歴書セットに入っていた使わない小さいのを使う。
履歴書在中の印字を修正テープで消して。
切手は足し算して84円貼り合わせる。

間に合わせでも、

非課税にしてくれるんでしょ?

未払賃金

2023-04-14 18:30:24 | 衣・職
2月に会社が倒産し、全員解雇となった私たちは、
最終月の給与は支払われていなかった。
ありがたいことに、こういった分野に詳しい人が中にいたので、
声をかけてくれて労基に訴え出たのは先月初めだった。

今週の初めにまっ黄色の目立つ封筒で届いた書類は、
会社と契約している法律事務所からだった。
開封すると現れたのは、
未払賃金及び、解雇予告手当の支払い通知だった。
労基の働きかけというわけではなく、
売掛金の回収によりその財源が確保できたという理由だった。
私に関しては、
定年を迎えた時に退職金の清算受取は済んでいるので、
金銭に関する問題は解決した。
退職金の受け取り権利のある人は立替制度を利用することになるだろう。

だがしかし、複雑な心境でもある。

解雇予告手当というもの、
予め解雇に関する告知をしなかったことに対する慰謝料のようなものだが、
その金額だ。
どういう算出方法になるのかは知らないが、
私の場合はこうであった。

解雇予告手当>退職金

実名記事

2023-04-10 10:06:22 | 衣・職
まだ仕事は決まらない。
そろそろ2か月になる。
特に予定のない日が続く。
女は家にいるだけで何かとすることはある。
しかし、仕事に拘束されていた時間はある程度は空く。
暇だ。

朝からスマホでネットニュースを見ている。
と、
親近感のあるタイトルに引っかかった。

コロナ期の出口近くになって大阪で繊維業界の倒産が頻発しているというもの。
知ってるけど、どこのことなのだろう?
そう思って読み始めた。
1ページ目は概要、そして実例が次のページから始まる。

老舗メーカーとスタートアップ企業の2社が実名で登場した。
そのうちの老舗の方が私のいた会社だったのだ。
創業来120年の歴史と近年の波状攻撃に耐えられなかった盛衰が語られていた。
苦境にあっても活路を見出すことのできる企業もある。
何が違うのだろうか。

未払い賃金

2023-04-08 19:14:08 | 衣・職
買い物帰りに郵便受けを見ると、
いやらしく目立つ黄色の封筒があった。
弁護士事務所からで私宛だった。
開封すると書類が2枚。

倒産した元の会社からは最終月の賃金が支払われていなかった。
そして2か月、
売掛金回収などによりそれに充てる財源が確保できたとのこと。
未払い賃金及び、解雇予告手当の振り込みについての連絡だった。

ともかくタダ働き期間は解消された。
約1週間後振込予定とある。
依然、退職金については支払われる兆しはなく立替に頼ることになる。
私にはその部分は関係ないのだけれど。