モーセの信仰よ売り学ぶ 第10回
へブル人への手紙10章15節から19節。
「聖霊もまた、わたしたちにあかしをして、『わたしが、それらの日の後、彼らに対して立てようとする契約はこれであると、主が言われる。わたしの律法を彼らの心に与え、彼らの思いのうちに書きつけよう』と言い、 さらに、『もはや、彼らの罪と彼らの不法とを、思い出すことはしない」と述べている。これらのことに対するゆるしがある以上、罪のためのささげ物は、もはやあり得ない。兄弟たちよ。こういうわけで、わたしたちはイエスの血によって、はばかることなく聖所にはいることができ、・・・』 」。
聖霊が「律法を・・・心に与え、・・・思いのうちに書きつけ」てくださいます。これは石の板に記録されたのと同じ戒めですが、聖霊が私たちの心の板に書きしるしてくださったものです。つまり、心が変わったと言うことです。生まれ変わったことです。聖霊の望みが私たちの望みになったことです。イエス様の心が私たちの心になったことです。
私たちの心の中にある偏見や、誤った考えをすべて捨てなければなりません。私たちの心の中にある、生まれ変わってないものを全て捨てて、主のみ前に進みましょう。そして、 「主よ、私に戒めと同じ心、精神をお与えください。私は毎日生まれ変わる必要があります。神様の戒めの奥深さを見ることが出来るようにしてください」と祈りましょう。
このようにして、主を愛し喜んで主に従う動機が私たちのうちに満ち溢れるようになります。戒めを見た時、怖い、出来ない、覆うではなく、「私は主の戒めを愛します」と言うようになります。ダビデは「主の戒めを純金よりも愛します」(詩篇119:127参照)と言いました。戒めの中に、主の限りない愛が表されていることを、実際に体験していたからです。戒めの中に人間を愛し、罪から救おうとされる神様の慈愛が満ちていることを、毎日実感していたからです。それは彼が、聖霊によって心のうちに、主の戒めを書き記されていたからです!