アメリカで、ある奥さんが夜中の2時ごろハイウェイを運転していました。外は真っ暗で、走っている車はほとんどありませんでした。しかし、後ろから大きなトラックが近づいてきました。ずっと自分の車の真後ろについて来て離れようとしません。その奥さんはだんだん気持ちが悪くなってきました。トラックは時々、ライトをハイビームにして警告をしながら、ついてきます。この奥さんは先に行かせようと思って、道を譲りましたが、前に行こうとせず相変わらず後ろからついてきます。とうとうこの奥さんは、ハイウェイを降りて、ガソリンスタンドに逃げ込みました。すると、そのトラックも後からついてきて、隣にトラックを止めたのです。そしてトラックの運転手は、奥さんの車の後のドアを開け、中に隠れていた男を引きずり出しました。その男は、前のドライブインで奥さんが買い物をしている間に、奥さんの車の後ろに隠れていた強盗だったのです。
トラックの運転手は、親切にも奥さんに危険を知らせようと警告していたのですが、奥さんは運転手の心が分からなくて、恐怖心で逃げることしか考えていませんでした。
あなたにとって、律法はトラックの運転手のようなものではないでしょうか。律法はあなたを救おうとしてあなたを追いかけているのに、あなたはそれを恐れて逃げようとばかりしていませんか。心の覆いを取り除かれ、律法の精神、神様の愛のご品性を受け入れてくださるように、切に願います。