4.心理学から神秘主義に
心理的な恐怖と魂の不安の中で苦しんでいた私は、ニューエイジを通して精神の内的平和を得ようとしました。そして、ニューエイジ哲学が約束する潜在能力の啓発を通して人生を正常に生きようとしました。私は、いくつかの会議やセミナーに参加するうちに、ニューエイジに関する高度の情報を得るためには、アメリカのロサンゼルスに引っ越さなければならないという結論に達しました。ロサンゼルスで私はニューエイジ思想を伝える雑誌を購読して、より多くまた深くニューエイジの中心思想に引きこまれていきました。そして前世に関する興味を持っている私の運命について、洞察力のあるアドバイスを与えることのできる特別な霊力を持っている人と会うことを求めていました。また私の霊魂の奥深くまで見抜いて、知恵と知識を与えることができる人と会いたかったのです。私の魂を苦しめる痛みの理由と原因について、説明できる特別な人を探していました。
そしてある日、私はニューエイジ雑誌に掲載された広告から、精神的集会があることを知りました。その集まりの名前は「光のあたる道」でしたが、そこは超自然的な力を体験するところでした。私は霊媒に関する問題においては、欺瞞と詐欺がたくさん飛び交っている事実を知っていたので、その集まりの真実性をよく観察しようと思いっていました。私は安っぽい占い師との出会いを求めていたのではなく、特別な能力を持っている人に会いたかったのです。しばらくして、私はサンタモニカの深い谷間に車を走らせていました。その精神的集会の場所は、チベットの人々が使用しているチャイムの音がして、神秘的な雰囲気がありました。室内に入ると、ほのかな香りが漂っており、非常に神聖な場所という感じを受けました。一人の女性が笑顔で私を迎えてくれました。私は彼女に 「こんにちは。私は、ここの指導者に会いたくて来ました」と言いました。彼女は、「私がここの指導者です。私の名前はミューリアルです。何かお手伝いできることはありますか?」と言いながら、私を小さなテーブルがある部屋に案内しました。彼女が座った椅子の後ろにかかっているペッパー大学の修士学位証と個人カウンセリングや家庭相談員資格証を見て、彼女への学術的信頼感が生まれました。