再臨の約束と光景、そして聖徒たちへの報償
1.再臨の約束
Q、 聖書のどこに、再臨について書かれているのでしょうか?この世が終わり、新しい世が来るということをどうやって知ることができますか?
A、 イエス様が再び来られるという約束は、聖書に何回も出てきます。聖書は、この堕落した地球の歴史が終わり、新しい世界が到来すると言っています。(マタイ16:27、ヨハネ14:1~3,1テサロニケ4:13~18、ヘブル9:28、イザヤ25:9など)
昔、ある海軍将校が愛する妻に約束をしました。「今回で最後の航海にしよう。そしたら、田舎に家を買って、余生をそこでゆっくりと過ごそう」。しかし、彼は不幸にも二度と戻ることはありませんでした。
ある父親が、5歳の息子にやさしく言いました。「ここで待っていなさい。お父さんはもう少しだけ渓谷を昇ってから戻って来るよ」。しかし、岩場で悲劇が起きたのです。少年は夜明けまでお父さんを待ち続けましたが、結局戻ってくることはありませんでした。
人間の約束や誓いは、心からのものであったとしても、時には破られてしまいます。しかし、神様の約束は必ず守られるのです。使徒ペテロは、「ある人々がおそいと思っているように、主は約束の実行をおそくしておられるのではない」(Ⅱペテロ 3:9)と宣言しました。使徒ペテロのこの言葉の前後を詳しく見てみると、「主の日 (再臨)」を信じていない人々がいる事実を指摘し、このように言っています。「まず次のことを知るべきである。終りの時にあざける者たちが、あざけりながら出てきて、自分の欲情のままに生活し、主の来臨の約束はどうなったのか。先祖たちが眠りについてから、すべてのものは天地創造の初めからそのままであって、変ってはいないと言うであろう」(Ⅱペテロ 3:3,4)。
また、使徒パウロはイエス様の再臨に関する次のような約束を紹介しています。「もうしばらくすれば、きたるべきかたがお見えになる。遅くなることはない」(ヘブル 10:37)。聖書の歴史を見ると、創世記の時代からずっとキリスト再臨に関する真理は教えられ、信じられてきました。たとえば、エノク、ヨブ、アブラハム、ダビデ、イザヤ、彼らは全員、主の再臨に関して預言しました(ユダ 14、ヨブ 19:25-27、ヘブル 11:8-16、詩篇 102:16、イザヤ 25:9 参考)。
ⓐ イエス様が弟子たちに言われた言葉
「あなたがたは、心を騒がせないがよい。神を信じ、またわたしを信じなさい。わたしの父の家には、すまいがたくさんある。もしなかったならば、わたしはそう言っておいたであろう。あなたがたのために、場所を用意しに行くのだから。そして、行って、場所の用意ができたならば、またきて、あなたがたをわたしのところに迎えよう。わたしのおる所にあなたがたもおらせるためである。」(ヨハネ 14:1-3)
ⓑ イエス様が裁判の時に言明された言葉
「イエスは彼に言われた、あなたの言うとおりである。しかし、わたしは言っておく。あなたがたは、間もなく、人の子が力ある者の右に座し、天の雲に乗って来るのを見るであろう」(マタイ 26:64)
Ⓒ イエス様がヨハネに保証された言葉
「見よ、わたしは、すぐに来る。この書の預言の言葉を守る者は、さいわいである。」「見よ、わたしはすぐに来る。報いを携えてきて、それぞれのしわざに応じて報いよう。」「これらのことをあかしするかたが仰せになる、しかり、わたしはすぐに来る。アァメン、主イエスよ、きたりませ。」(黙 22:7,12,20)