祖母の忌に 人との温み ふと思い
父母と 過ごしたあの地を 懐かしむ
[俳 句] 祖母の忌や納戸に眠る古火鉢
【冠 句】 冬日向 ふっと重なる夫と亡父
【冠 句】 想い濃く 白装束の姑に紅
【冠 句】 落葉舞う 穏やかに座す老いの場所
【冠 句】 近づく日 あれもこれもと命名紙
私から 受け継がれいく 孫を抱き
人生を 今しみじみと 振り返る
不思議な絆で結ばれて、いつも近くにいた人を、
忌を迎える度に懐かしく思い出します。
親から子へ、子から孫へと継がれていく、血の絆の神秘さを
深く深く、、、感じます。
< 生命は > 吉野弘
生命は
自分自身だけでは完結できないように
つくられているらしい
花も
めしべとおしべが揃っているだけでは
不十分で
虫や風が訪れて
めしべとおしべを仲立ちする
生命はすべて
その中に欠如を抱き
それを他者から満たしてもらうのだ
私は今日、
どこかの花のための
虻だったかもしれない
そして明日は
誰かが
私という花のための
虻であるかもしれない
・・・今日も素敵な命の詩に会えました・・・
父母と 過ごしたあの地を 懐かしむ
[俳 句] 祖母の忌や納戸に眠る古火鉢
【冠 句】 冬日向 ふっと重なる夫と亡父
【冠 句】 想い濃く 白装束の姑に紅
【冠 句】 落葉舞う 穏やかに座す老いの場所
【冠 句】 近づく日 あれもこれもと命名紙
私から 受け継がれいく 孫を抱き
人生を 今しみじみと 振り返る
不思議な絆で結ばれて、いつも近くにいた人を、
忌を迎える度に懐かしく思い出します。
親から子へ、子から孫へと継がれていく、血の絆の神秘さを
深く深く、、、感じます。
< 生命は > 吉野弘
生命は
自分自身だけでは完結できないように
つくられているらしい
花も
めしべとおしべが揃っているだけでは
不十分で
虫や風が訪れて
めしべとおしべを仲立ちする
生命はすべて
その中に欠如を抱き
それを他者から満たしてもらうのだ
私は今日、
どこかの花のための
虻だったかもしれない
そして明日は
誰かが
私という花のための
虻であるかもしれない
・・・今日も素敵な命の詩に会えました・・・