詩 の 雫

人生の喜怒哀楽を <冠 句> に深め・・・ 

“春夏秋冬の囁き”を 爽やかな風 にのせて・・・

     

 野に寄せて・・・

2012年09月28日 09時37分45秒 | Weblog

      < 実践は、学問の裏付けありて成功するものである > 10月9日の新聞より

      和やかな句会での佳き一日でした。 頑張って続けられた事に自分の努力も

      含め、家族や友人達のあったかい支えとエールに感謝しています。

      思い掛けない嬉しい賞も所属結社より頂き、これを大きな励みにして益々研鑽を

      重ね、楽しい趣味を深めたいと思っています。

      今日より<ギターの後期講習>に入ります。これも日々の練習のみが上達の道!

      午後からは仲間との食事会、親睦を深めて楽しいひと時を過ごしたいと思います。  

      明日はコーラス練習日、来月の合唱祭に向けて、グングン熱が入って来ました。

      

   < 得意に自制を失わず、失意に気迫を失わず    >  10月7日の新聞より

      今日は記念句会に行ってきます。何度も折れそうになって頑張ってきた冠句、

      友人との久しぶりの句談義も楽しみに、良い日になることを祈って・・・

      主人が遠方の会場まで送迎してくれる幸せを、嬉しく思います、

 

   < 聞き落としてならぬ声あり 見失ってならぬ光あり >  10月5日の新聞より

            

      

                       

 

 

          【冠 句】   軽い嘘 闇の奈落へ道をつけ

          《川 柳》   鏡には拭いても消えぬ嘘が見え

          【冠 句】   濡れる窓 暫し会えない病友がいて 

          【冠 句】   雲は秋 声の聴きたき友ばかり

          【冠 句】   通夜ひとり 刻巻き戻し男泣き

          『俳 句』   楚楚と咲く友は逝きたり白芙蓉

          【冠 句】   淡い影 残像浮かぶ花の詩

          【冠 句】   寒く晴れ 遺句に深める花の彩

          【冠 句】   笛吹かれ 無窮の空に追悼歌

          【冠 句】   夜を語る 星の数だけ思い馳せ

          【冠 句】   日々に癒ゆ 野花の耐えぬ辻地蔵

 

   空に浮かぶ雲に、、、夜空の星に、、、大切な人との思い出の数々を浮かべ、、、

   偲ぶということは、<いつまでも忘れない事> だと、お寺の住職さんから聞きました。

   心の中にある色々な思い出の日々をあたためながら、悲しみを少しずつ癒してゆく事が、 

   残された者に出来る死者への供養かもしれません。

   そういう時間を経て、気持ちの整理が自分なりに出来て、一歩前へ踏み出せるのかなと

   中々受け入れられなかった突然の別れに、若くして病に倒れた友に、今そう思います。

   人生にある多くの出会いと別れ、それらの一つ一つに大きな意味があって、時には尖る

   心を包み、時には新たな道を誘い、迷いながらも自分らしさを取り戻し、、、

   人は強く深く生きて行けるように思います。    (・・・友の忌に寄せて・・・)

   

   日々の散歩道にひっそりと佇むお地蔵様に、いつも綺麗な花が手向けられています。

   そっと手を合わせ、今日の幸に感謝し、、、四季に触れる野花に、心が和みます。

 

                今日もお立ち寄り頂き有難うございます。

   

 

   

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10 コメント

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心が洗われる (kenny)
2012-09-30 07:53:27
UPされた日に詠ませていただいてます。でもコメントが今日に・・・。過日も同じことを書きましたが、少し冠句に触れることに慣れてきたように思います。が・・、なかなか感じたこと、印象が文章に出来ません。やはり難しいですね。そんな中でも一言素人の何かをお伝えしたくて遅ればせながらのコメントです  

兄が昨年亡くなった時のことですが、私も僧侶さまから「いつまでも泣き悲しむのではなくて残された者が元気で仲良く過ごすこと」がとっても大事で大切な供養だとこの教は説いてるとお聞きしました。この一言は私にとっては人生で大変な力となっています。 居間に掲げる両親(両方の)、兄貴の写真を毎朝みてオッスーとご飯とお茶えお備えています。

句では「軽い嘘 闇の奈落へ道をつけ」、「雲は秋 声の聴きたき友ばかり」がそうなんよなー、と感じ入っております。その他の句はまだまだ詠めなくて、少しづつ楽しんで、分かるようになって行きます(笑) でもいいですね、句が詠めるって。 今日はさきらです。楽しみにしています。 Kenny

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Kennyさま (ポエム)
2012-09-30 11:33:56
いつも有難うございます。
添えて頂けるコメントに、色々迷いの出る ”ブログの継続への力” を感じ、感謝しています。
自分の下から飛び出した作品に返ってくる悩みも時にありますが(盗作も含めて)、、、日々を降り替える場所でもある事に感謝して頑張っています。

Kennyさんの朝の「オッスー」、いいですね。
心の拠り所が居間にある<笑顔の遺影>かなと、思います。
誰とにも、いつかはくる別れですが、彼岸花を見るとふっと色々な思いが過ぎります。

今頃リハーサルでしょうか。あいにく用事が重なり会場で応援出来なくて残念ですが、一杯楽しんで演奏して下さいね。また後日、お話を聞かせて頂けるのを楽しみにしています。
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様々な思いに (茲愉有人)
2012-09-30 12:57:24
台風接近により、「まるごと佐和山城」について主催者からキャンセルの通知。
おかげで、ゆっくりと掲載句等を味わわせていただきました。
様々に色合いのことなる思いが、それぞれに込められていて、いいですね。

思いを馳せながら一つ一つ読み、本文を拝見し、改めて表意文字である漢字の素晴らしさを再認識しています。
嘘 口が虚しいという、そのものズバリ!
鏡 昔は銅鏡でしたから、金属の板に姿を見たのでしょうが、それは心(意)を見るという恐ろしさに繋がっていたのでしょうか・・・・
偲 人に思いを、思い慕う。それが結合し離れない・・・、そのままですよね。

次の3つに、私は特に惹かれています。

鏡には拭いても消えぬ嘘が見え

 対象物を写す鏡は中立で無機物、価値フリー。そこに映じた我が姿に何を見るかは、見る側のこころの有り様なんですよね。記憶に残る嘘をついたという行為の重み。嘘がみえると言うのに惹かれます。


通夜ひとり 刻巻き戻し男泣き

 できることなら健やかな時点まで刻を巻き戻したい。思わず知らず柩と写真を眺めながら、二人の思い出深いあの時...に思わず「刻巻き戻す」自分が今、ここに。
 その湧きあがる思いに流れる涙の情景が彷彿としてきます。
 その哀しみの情景に、読み手が一歩踏み出したくなる句ですね。

日々に癒ゆ 野花の耐えぬ辻地蔵

 私はなぜか、街中ではなくて、村のはずれの辻に立つちょっと小振りの古風なお地蔵様に、季節季節の野花が添えられている景色をイメージしてしまいます。お地蔵様の慈しみの表情が、心を癒してくれるのでしょうね。託す心を受け止めてくださる・・・・そういう思いが癒しにつながるのでしょうか。

諸行無常、会者定離。そこに戻って行きますね。

昨日、湖北の路傍で彼岸花を見ました。

 
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茲愉有人さま (ポエム)
2012-09-30 17:58:54
いつも有難うございます。
漢字の成り立ちを調べると、なるほど!と思いますね。

同期の突然の訃報、歌の仲間の病死、身近な人の急逝、あまりにもあっけなく去って逝きました。
夫々の別れに悔いが残ります。

ある日のウォーキングで偶然見つけた、道から外れた石段を登った所に苔生したお地蔵様が並んでいました。それぞれに可愛い色の前掛けをしていました。
そしていつ行っても野花が手向けられています。
幼い子供を失った親の切なく悲しい気持ちを癒してくれるのは、、、このお地蔵さまなんだと思います。

今此方も台風の雨風が強く、早く治まってくれるのを待っています。佐和山城のキャンセル、残念でしたね。
今年は気候が不順のための行事変更がありました。幸い孫達の運動会は終了後に雨が降り出すといった幸運に恵まれました。
句意を深めて頂き、励みになりとても嬉しく思います。
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Unknown (花キャベツ)
2012-10-01 12:04:33
早くも10月ですね。芸術の秋でギターやコーラスなどますますお忙しくなられそうですね。

今回の句読ませてもらいました。どの句も味がある句ですね。
中でも私は
・軽い嘘 闇の奈落へ道をつけ

・雲は秋 声の聴きたき友ばかり

・日々に癒ゆ 野花の絶えぬ辻地蔵

が好きですね。
・日々に癒ゆ・・・の句はこちらで散歩するコースでも目にする光景です。

川柳の
・鏡には拭いても消えぬ嘘が見え

は良いですね、入選句ですか?

ポエムさんのブログを読ませてもらい、いつも教えられるところ大です。
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花キャベツさま (ポエム)
2012-10-01 18:40:39
いつも有難うございます。
お地蔵様のお花や前掛け、いつも誰かがお参りして綺麗にして下さって、ほのぼのします。ひと時お地蔵様に手を合わせ、一人会話をして散歩から帰ってきます。日本のいい景色ですね。
冠句、沢山誉めていただき嬉しく思います。
川柳は新聞掲載の一句です。花キャベツさんの目に止まってなによりです。又色々教えて下さいね。
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お久しぶりです (直樹)
2012-10-07 19:39:37
お久しぶりです。

先の文芸塔千号達成記念冠句大会ではお会いできませんでしたが、入賞おめでとう御座います。

今日は湖の記念句会ですね。素敵です。姫路は20周年を記念して冠句輯「さぎ草」第二集を出しました。

もし、宜しければ、贈呈したいと思います。私のブログに住所など必要事項を鍵コメで入れて頂ければ幸いです。

冠句道 友あり弾む十二文字

体調はいかがですか?私もぼちぼちです。

正月の句会で会えればいいのですか...

遠き道 輝く明日へ磨く靴
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直樹様 (ポエム)
2012-10-07 22:16:20
ご無沙汰して申し訳ありません。
すごく暑い夏に、中々慣れない窮屈なコルセットに、日々悲鳴をあげていましたが、、、漸く秋の風が感じられ、ほっとしています。
圧迫感のある装具に、ひと時は冠句に触れるのも嫌な気持ちでいましたが、とにかく投句だけはと思い、頑張っていました。
思い掛けない「1000号記念句会の入賞メダル」、今日三村先生より皆さんの前で表彰して頂き感動でした。
辛い時期の投句だっただけに嬉しかったです。直樹さんにもお褒めの言葉を頂きありがとうございます。

今日は長浜にて句友や遠方より来て頂きました先生方とも沢山お話も出来、とてもいい日でした。
コメント有難うございます。
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おめでとう! (ウスイ)
2012-10-15 23:01:59
>思い掛けない
 「1000号記念句会の入賞メダル」、
 今日三村先生より
 皆さんの前で表彰して頂き感動でした。

ああ、なるほど!
これだったのですね!
ポエムさん、
おめでとう!ございましたー!!!
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ウスイさん (ポエム)
2012-10-15 23:57:01
ごめんなさい。そて有難うございます。
所属結社の発行句誌が1000号に達し、本社、格支部からの総会員、同人、運営同人さん達の総投句の中から、信じられない成績を貰えました。京都の記念句会は欠席したので、支部の記念句会での表彰でした。
厳しい装具に悶々としながらの句作でだったので、嬉しさも100倍!今まで頑張ってきて良かったです。
また頑張れる励みになりました。
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