【冠 句】 身を包み 窮地に耐える底力
【冠 句】 乱れなく 策取り混ぜて戻す絵図
【冠 句】 乱れなく 笑顔忘れず生きねばと
【冠 句】 声満ちる 児らのはなむけ陽に喩え
【冠 句】 幾重にも 愛を束ねるこころ糸
【冠 句】 幾重にも 我が身に寄せて知る痛み
魔の大震災から2ヶ月が過ぎました。
未だ1万人近くの不明者がおられる現状に、まだまだ先の見えない被災地の様子に、
毎日我が事として、同じ痛みを心に寄せ、ただただ祈っています。
原発事故の様々な分野に及ぼす被害にも不安を募らせ、避難所におられる多くの方々の
心痛を計り、一日も早く生活再建の日を取り戻せる事を、願わずにはいられません。
日本が一つになって、復興に立ち向かう為の”気力” ”知力” ”勇気” そして大きな慈愛で
支え合い、希望へと続く道を信じて、明日を切り開いていけるよう、夫々が夫々の立場で
今 出来る事を考え続けていかねばと思います。
野へ海へ 鎮魂の祈りを ささげて・・・・・
褒めていただいた冠句は、5月号の句誌で「天位」を頂いたた嬉しい作品です。
3・11以後の重い気持ちがず~と胸に積もり、今までと同じ心で冠句が詠めなくなって、
長いスランプが続いています。
被災者の方々の深い哀しみは、計れる大きさではないですね。コメントありがとうございます。
ポエムさんの優しい心が自然に表現された文章と句だと思います。
・幾重にも わが身に寄せて知る痛み
この句、私は好きですね。
地震や津波の被災者の方々には一時も早い復興を願い、我々がそのために何が出来るか考え、少しでもお役にたてることをしたいですね。