手の幸に 日々の思いを 深くする
【冠 句】 雨雫 愴然と聞く同期の訃
【冠 句】 ふと淋し 切り上げ時を知る齢
【冠 句】 胡瓜もみ 自我を張らずに輪に馴染む
【冠 句】 胡瓜もみ 互いの個性活かし合う
【冠 句】 折り合って 余生の布石丸く打つ
【冠 句】 皆願う 悠々自適の人生譜
人生を折り返し、今まで判らなかったことが、少しずつ見えるようになってきました。
そして明日に繋げる今日の過ごし方を、大切にしていかなければと、強く思います。
人と人との輪を大事にし、”幸せ”と感じられる日々の”一瞬・一瞬”に感謝して、
時には素直に甘え、弱い自分を受け止めることも必要かと、思うようにもなりました。
仕事を辞し、自分の時間を一杯得た<余生>にこそ出来る事を、色々な趣味を含めて
彩り愉しみながら、悔いなき人生譜を、綴っていきたいなぁと、願っています。
<8月29日> 力は人間の秘密である
<8月30日> 努力せずば援助ありても功あがらず
<8月31日> 幸福の尺度は人それぞれ異なる
<9月 1日> 幸福は掛け算であり、辛苦は割り算である
<9月 2日> 愛は求めるものでなく捧げるもの
<9月 3日> 念ずれば花ひらく
<9月 4日> 今日の一歩が明日への希望の第一歩
<9月 5日> 今日の反省なくして明日の出発はない
<9月 6日> しばらく待たばやがて晴れ間あらん
今日もいい言葉に出会えました。お立ち寄り頂きありがとうございます。
「二度とない人生だから」について原詩を読み、合唱曲を聞き、原詩の節(?)の順番が入れ替えられたり、カットされているのは確認していました。
原詩の中にこおろぎが出てくるのは第二節ですね。
また、コーラス団の練習日にでも、時間があり、ちょっとご確認いただけるようなら幸いです。スミマセン、変なことを言い出して・・・・
選曲されている以外で、原詩を確認したのは、以下のとおりです。(妻を歌う以外)
眞民さんの詩を引用しますね。
++++++++
念ずれば花ひらく
念ずれば
花ひらく
苦しいとき
母がいつも口にしていた
このことばを
わたしもいつのころからか
となえるようになった
そうして
そのたび
わたしの花が
ふしぎと
ひとつ
ひとつ
ひらいていった
+++++++++
花
何が
一番いいか
花が
一番いい
花の
どこがいいか
信じて
咲くのがいい
ねがい
見えない
根たちの
ねがいがこもって
あのように
美しい花となるのだ
+++++++++
つゆのごとくに
いろいろのことありぬ
いろいろのめにあいぬ
これからもまた
いろいろのことあらん
いろいろのめにあわん
されどきょうよりは
かなしみも
くるしみも
きよめまろめて
ころころと
ころがしゆかん
さらさらと
おとしてゆかん
いものはの
つゆのごとくに
+++++++++
こおろぎ
すっかり
動けなくなった
こおろぎを
てのひらにのせ
念仏をとなえる
けさのかすかな
よいことのひとつ
+++++++++
今、手元にこの楽本が無いので(先生がお持ちですので)お答え出来ないのですが、これは真民さんの何篇かの詩を合唱曲用に組み替えられて、鈴木憲夫さんが作曲された歌です。
その為、私達も詩を楽譜に合わせて書き直し、アクセントの確認、意味の確認をしています。
「二度とない人生だから」と「からっぽ・サラリ」を歌いますが、このからっぽ・サラリも元は別々の詩ですが、それを合唱のため一つになっています。私達が歌う「からっぽ・サラリ」の歌詞は・・・
からっぽ からっぽ からっぽ
からっぽにする からっぽ からっぽにする
頭をからっぽにする 胃をからっぽにする
心をからっぽにする そうすると 入ってくる
すべてのものが 新鮮で 生き生きしている
サラリと流してゆかん 川の如く
サラリと忘れてゆかん 風の如く
サラリと生きてゆかん 雲の如く
サラリ サラリと サラリ サラリ サラリと
サラリ サラリ サラリと
頭をからっぽにする 胃をからっぽにする
心をからっぽにする そうすると 入ってくる
すべてのものが新鮮で 生き生きしている
川の如く 風の如く 雲の如く
サラリ サラリ サラリ サラリ
こんな風に変わっています。
もとは10篇ある詩を7曲に編集されて、それをまた組み替えられたコーラスのための歌になったと聞いています。
「二度とない人生だから」も原詩とは順序が大幅に変わっています。こおろぎもこの歌の中に出てきますが、、、
二度とない人生だから 一匹のこおろぎでも
踏み殺さないように心してゆこう どんなにか喜ぶことだろう・・・
となっています。
こんなお答えしか出来なくて済みません。
台風のため、明日のコーラスが中止にする予定ですので、先生の本(楽器店にて販売されています)を見せて貰えないので・・・
私も暗譜と音程確認のため、何度もユーチューブを聴いています。
設立30周年を来年に迎えるコーラス団ですが、美味く歌えるかどうか?
ガンバリマスネ♪
女声合唱と混声合唱の両方が載っていますね。
合唱組曲になっているのですね。
「コーラス藤の花」の7曲をいつでも聴けるように、混声と併せて、動画リストに登録しておきました。昔懐かしい「月光とピエロ」も見つけました。今では、いい思い出ですが・・・・
ところで、「二度とない人生だから」は、同じように組曲で練習されているのでしょうか?
もし、そうなら、教えていただきたいことがあります。
手許の『坂村眞民全詩集』(全6巻)から、詩集名、所収巻号、掲載ページを調べて見ました。
1. 念ずれば花ひらく 「赤い種」第1巻 P249
2. 花・ねがい
花 「詩国 第二集」第三巻 P286
ねがい 「詩国 第一集」第三巻 P194
3. 妻を歌う ?
4. つゆのごとく 「詩国 第一集」第三巻 P145
5. カラッポ・サラリ
からっぽ 「詩国 第二集」第三巻 P320
サラリ 「朴」第二巻 P313
6. こおろぎ 「詩国 第一集」第三巻 P133
7. 二度とない人生だから 「海から海に立つ虹」 第五巻 P90-91
「妻を歌う」という詩題を見つけることができませんでした。
この題は、詩の原題のままなのでしょうか?
動画のコーラスの詩が聴き取りづらくて、言葉からのヒントも得にくいので、ちょっと不思議なのです。
もう一つ、「こおろき」の曲の後半がどういう詩句になっているのでしょう?
しんみんさんの詩は
こおろぎ
すっかり
動けなくなった
こおろぎを
てのひらにのせ
念仏をとなえる
けさのかすかな
よいことのひとつ
で完結なのですが・・・・
この点も、明瞭に聴き取れないことと併せて疑問なのです。
ただ、しんみんさんの詩は「こおろぎ」という詩題で9篇あるので、組み合わせているのかな・・・と思う次第です。
何度か聴いていて、同じ詩句の繰り返しとは思えないのです。
スミマセン。お手数をかけるようなご質問をして・・・・
ついでに、しんみんさんの詩です。
第2巻 「朴」 P314
「サラリ」の次の詩
サラリサラリ
なにごとも
サラリサラリとゆこう
水が流れてゆくように
木の葉が落ちてゆくように
こだわりなく
一切をまかせて
サラリサラリと
生きてゆこう
心が丸くなったというか、何事にもジタバタしなくなったという部分が、年齢によって感じる私ですが、、、強かに?要領良く?なったのかも知れません。
余生という時間を得て、これから見聞きして広げていく視野、分野にワクワクしています。
一昨日、ギターに行き、カントリーや、サザエさんテーマソング等練習してきました。孫の歌に伴奏が出来ました♪ 又頑張ります!
元同僚の突然の訃報が相次ぎました。
そして、義妹、趣味の友人も・・・哀しい別れがありましたが、その都度、日々の大切さを思い直しています。
つまらない夫婦喧嘩は絶対しないでおこうとと思いつ、、、これは中々(~_~) 今反省中です。
若い頃と違って、先が見えてくる部分があって、周囲の様子やこれまでの経験で、進む方向が見えてくるような気がします。
二度とない人生だから、花キャベツさんと同じように、良い日記で今日も閉じたいと思っています。
「折り返した人生」もあまり意識することなく、この年齢まで来てしまいましたが毎日をがむしゃらに生きて来たからでしょうか?
最近婚礼に呼ばれることより告別式に行く機会が多くなりました。中に同年齢の人や後輩もいます。
今回の句、どの句も素晴らしいのですが中でも
・雨雫 蒼然と聞く同期の訃
は胸にグッと刺さります。
人から頼られている間は少しでもこたえたいなぁと思いながら二度と来ることのない今日を過ごしたいと思っています(現実は?で夜、日記を書くとき反省しています)
探してみます。どんな曲になっているのか、楽しみです。
「二度とない人生だから♪」はユーチューブでも聞けますが、あまりドドド~と深く歌わないで、サラッと淡々と、自分の今ある幸せに感謝しながら、それぞれの人生を一番よいものにしたいと願って歌うように指導されています。
中々難しいですが・・・
添えて頂きました”ねがい”は3日のコーラス練習日に披露してきます。有難うございます。
どういうメロディーの曲になっているのでしょう・・・・
しんみんさんの詩の中には、きらきらと輝く小さな宝石のような詩がたくさんあります。
「二度とない人生だから」は、『坂村真民全詩集』(大東出版社)の第5巻の「海から海に立つ虹」の中にある詩ですね(P90-91)。
「二度とない人生だから」の次に載っている詩はわずか5行の詩ですが、これもいい詩ですよ。
ねがい
ただ一つの
花を咲かせ
そして終わる
この一年草の
一途さに触れて
生きよう
「二度とない人生」というフレーズが使われている詩を第5巻で一つ見つけました(P187)。
これも引用させてもらいましょう。
新しい年の誓いを
一途に生きる花の心を
一心にひらく花の命を
いつもわが心とせよとの
尊いみ教えのおん姿よ
新しい年の
新しい心に
新しい水を注ぎ
花ひらく日を
待ち望んでゆこう
二度とない人生に
せめてかすかなりとも
自分の花を咲かせて
おん目にとめていただこう
先ずこのことを
年の始めに誓おう
心に響く詩は、心を癒し、もの思う機会となり、また、勇気を与えてくれますね。
『菜根譚』しみじみと読みました。
大事な事が書かれていますね。秋の合唱祭で歌う「坂村真民」作詞、『二度とない人生だから』の歌詞に同じ思いをしています。
人がこの世に生きて、生かされる限り、それこそ「二度とない人生だから」こそ、生きることの意味を真実を語りかけているように思います。
難しい宗教の枠にとらわれず、優しい言葉で書かれて、人の耳から心へと伝わるように美しく響いて歌えればと、先生から指導を受けています。21名の心が一つになって、いい演奏が出来ればと願っています。
そうですね。私もそう過ごしたいと日々感じる齢になりました。共感する句です。
「悠々自適」の意味づけは、人ぞれぞれ。十人十色でしょうけれど・・・
『菜根譚』の次の章句(122)の真意が体感できるようになりたいものです。
世人は栄利の為に纏縛せられて、動もすれば塵世苦海と日う。知らず、雲白く山青く、川行き石立ち、花迎え鳥咲い、谷答え樵謳うを。世もまた塵ならず、海もまた苦ならず、彼自ら其の心を塵苦にするのみ。
手許にあるのは岩波文庫なのですが、今井宇三郎氏はこのように訳されています。
世間の人々は名利の念に束縛せられているので、とかく此の世を塵世だとか苦海だとか言いがちである。しかしそれは自然の美しさを知らないからだ。空には雲は白く山は青く、川には清らかな水は流れ岩はそばだち、野には美しい花は咲き鳥はよい声で歌い、谷にはこだましきこりはうたっているのを。(この自然の美しさを知れば)、この世は塵世でもなく苦海でもない。世間の人々は自分で自分の心を束縛し塵世だ苦海だとしてしまているだけである。
訳注者は、いくつかの言葉にルビを付しています。
纏縛(てんばく)、動も(ややも)、日う(いう)、咲い(わらい)、樵謳う(しょううたう)
8月29日、30日の言葉、またいい言葉に出会えました。ありがとうございます。