詩 の 雫

人生の喜怒哀楽を <冠 句> に深め・・・ 

“春夏秋冬の囁き”を 爽やかな風 にのせて・・・

     

蝉時雨

2010年08月06日 17時39分58秒 | Weblog


                それぞれに 心のいろを 深くして

                     想い出の ひとつひとつに 手向く花


      【冠 句】  湖に聴く 抱けぬ亡骸待ち続け

      【冠 句】  列の中 逆縁に哭く喪主の席

      【冠 句】  蝉時雨 枯れし供花に詫ぶ墓参

      【冠 句】  墓洗う ひとり会話に苦笑して

      【冠 句】  昼餉闑け 老僧の説深く享く



昨日は義父母の「お墓参り」に行って来ました。

在りし日を振り返り、僧侶のお念仏の言葉からも、偲ぶこと、生きる事の意味を深く

感じる事が出来ました。

幼い孫達も小さな数珠を掌に、見よう見まねでお焼香をして、人としての大切な一日を

それぞれに感じてくれた事と思います。

思いがけぬ事故や災害、病から大切な人との別れがあって、様々な喪主の席に辛い哀しみ

や、整理の付かない気持ちを持ち、座して折られる姿を何度か見てきました。

その重い苦を老僧の説法により、少しずつ和らげる事が出来るように思います・・・



                  


    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

       <声かけてやりたい>        野村尚志

       心のままに 心のままに ただ 心のままに

       心のままの心なら 心のままの心に出会えて 心はとけて

       流れる涙 こぼれる笑顔
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2 コメント

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Unknown (花キャベツ)
2010-08-08 12:39:37
・蝉時雨 枯れし供花に詫ぶ墓参

この句、胸にこたえます。
7月に帰省し、父母の墓参りをしてきましたがやはりお盆にも帰省し、墓参りをしてこようと思っています。
毎年のことですが休みがあまり取れないことと交通の混雑がネックでお盆をはずしたいのですが・・・・現実は厳しいです。

若い時はお寺の住職の話にあまり興味がわきませんでしたが何時ごろからか故郷に帰ると住職との会話が楽しくなったのは私が歳を重ねたからかと思ったりしています。

川柳で返句
・何あれど嬉し涙は美しい
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花キャベツさま (ポエム)
2010-08-08 16:22:31
「今日此処に参りし者の明日の幸、眠りし者には穏やかに・・・」とお経の中で称えられました。
般若心経に触れる機会があり、今まで開かなかった世界に少し心を開いてみました。
色々教えられる事ばかりで、私もそういう年齢になったのかなと思います。

人生を辿ってきてみえる事ってありますよね。
嬉しい涙の中には溢れる感情があって、、、乗り越えてきた日々が無駄じゃ無かったと思えるのでしょうか。奥深い川柳ですね。
ありがとうございます。
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