一鉄草魂  鉄道風景と乗車記 

美しい信州の風景を五感で感じながら
日本の鉄道風景を求めて・・・

奥津軽の絶景と津軽鉄道その1

2017-03-11 14:45:00 | 津軽鉄道

あの日から6年が経ちました。東北を忘れないためにも…。
津軽の人が見たら、こんなの絶景ではないと言われそうですが…。
私の中では3日間の旅の中で奥津軽が見せてくれた絶景。
画面奥には標高6~700mの津軽山地が広がっています。
あの向こうは竜飛崎や津軽海峡が広がっているはず…。

撮影日 2017.02.25 07:59 川倉~大沢内




この旅行のうちは見られないと思っていた津軽富士。
岩木山が山頂に雲がかかり薄っすらですが姿を見せてくれました。
初めて弘前に行ったときに心奪われた大好きな山です…。

撮影日 2017.02.25 08:14 芦野公園~川倉




これも津軽鉄道の絶景と言ってもいいでしょうか…。
太宰治の小説「津軽」、新沼謙治の「津軽恋女」にも出てきますが…。
津軽には7つの雪が降ります。粉雪・粒雪・綿雪・水雪・固雪・粗目雪・氷雪。

撮影日 2017.02.25 14:34 芦野公園~川倉




地吹雪で有名な津軽地方です…。
足元を見ると積もった雪が風で吹き飛ばされていました。
田んぼの畦の向こうを気動車の単行がやって来ます。

撮影日 2017.02.25 08:03 芦野公園~川倉


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津軽の空の下をストーブ列車が行く

2017-03-10 14:45:00 | 津軽鉄道

猫の目のように天気が変わる奥津軽地方です。
車内販売員さんが言っていましたが、金木を境にして天気が変わるそうです。
そんな金木を発車して来たストーブ列車にお客さんの影がありません。

撮影日 2017.02.25 14:45 芦野公園~川倉(以下場所同じ)




本当に五所川原から金木までの乗車の方が多いようで…。
津軽鉄道は金木から津軽中里までがいいのですがねえ~。
車内販売員さんが言うように奥津軽の空もこの辺りが境目でした。





1時間ほどすると津軽中里からストーブ列車が折り返してきます。
その間に何回かに分けて斜陽館、津軽三味線会館、太宰治疎開の家を観光しました。
鉛色の雲を切り裂くようにストーブ列車がやって来ました。




車内に人影が少なくもストーブは燃えているようで…。
煙突から僅かながら、黒い煙が上がっていました。
ストーブ列車は人気ですが、金木~津軽中里間はガラガラなんです…。


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機関車牽引のストーブ列車

2017-03-09 14:45:00 | 津軽鉄道

基本的には土日祝日の2往復のみがDD35機関車牽引になります。
昭和34年製造の2号機が客車2両と気動車1両の先頭に就きます。
ロッドをカシャコン、カシャコンと音を立てて、やって来ました。

撮影日 2017.02.25 12:05 毘沙門~嘉瀬




左手奥の赤い屋根が太宰治の生家津島家の菩提寺の南台寺。
右手奥の赤い屋根が太宰治の生家で記念館の「斜陽館」です。
そんな金木の街とストーブ列車をコラボさせてみました。

撮影日 2017.02.25 13:15 嘉瀬~金木(以下同じ)




五所川原側の左上の前照灯は消えそうな感じ…。
機関車からも可愛い煙突が出ているんですね。
この奥津軽の冬の風景はいつまでも残したいものです…。


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ストーブ列車の名物・・・

2017-03-08 14:45:00 | 津軽鉄道

津軽中里から五所川原まで乗車したのち折り返しにも乗車します。(往復約2時間)
五所川原から中間駅の金木までは(約25分)多くの観光客が乗車します。
車内も大盛況でスルメも飛ぶように売れていきます。

撮影日 2017.02.24 12:56 津軽五所川原~津軽中里車内(以下同じ)




基本平日は1両のストーブ列車ですが団体客もあって満席です。
ひと通り販売が終了すると、販売員とアテンダントがスルメを焼いてくれます。
スルメの匂いで充満した車内で津軽の話を聞きながらガタゴト揺られます。




観光地の金木駅でほとんどの方が降りてしまいます。
ここから津軽中里まで販売員とアテンダントさんと話が弾みます。
今年はイカが不漁でスルメを確保するのが大変なんだそうです。




窓際からは吹雪いている雪が入り込んで来ます。
暖房用よりはスルメ用のダルマストーブなんだと教えてくれました。
何回も何回も車掌は石炭をくべます。火力が弱いとスルメが早く焼けないのだとか…。


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OS10系・ED500形さようなら

2017-03-07 14:45:00 | 長野電鉄

午後になってEDのライト点灯やタイガーロープが外されたようですが。
地方鉄道にとって旧型車両を維持して行くのは困難…。
スクラップにされてしまう運命は変えられそうもありません。

撮影日 2017.02.05 10:37 須坂駅(以下同じ)




OS11の編成標記が今でも誇らしげでした…。
通勤通学に重きを置いた車両でOfficemen&Studentsの頭文字をとっています。
昭和41年製造の0系、昭和55年製造の10系とも4扉でした。




車内にクーラーはなく、扇風機が6つありました。
昔は信州の夏も30℃を越す日が数日しかありませんでした。
今では35℃越えの日が何日もありますが…。




元営団日比谷線の3500系のオデコにOSが写り込みます。
昭和の高度成長期を支えた両雄がそこにいました。
そんな最後の舞台にスポットライトが当たったようでした。




鉄道は人それぞれに、それぞれの思い出があるものです。
通勤や通学で利用したり、冒険の旅で乗ったとか…。
そんな思い出がひとつひとつ無くなっていきます。




この子はOSに乗ったことはないだろうけど…。
こんなに愛された鉄道車両があったことを忘れないで欲しいな…。


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S11編成&ED5001形 お別れ会

2017-03-06 14:45:00 | 長野電鉄

津軽鉄道編はしばらく続きますが、昨日の長野電鉄から…。
我が家の前には長野電鉄が通っており、毎日眺めています。
長野電鉄社長の挨拶などで、お別れ会が始まりました。

撮影日 2017.02.05 09:34 須坂駅




子どもの頃には0系のOSカー4連が通勤時間帯に走っていました。
たまに貨物列車が通ると飛び上がって喜んでいたものです。
新OSカーの10系は洗練されたデザインで大好きな車両でした。




地方鉄道の車両のお別れ会で、走行不能なのですが…。
須坂駅は大盛況。信州中野~湯田中間で走らせ続けて欲しかった。
地下鉄にならなければ、もっと長く現役生活が続いたでしょう…。




人それぞれ色々な思い入れのある車両に、お別れの言葉を書きます。
2000系、0系、10系、ED500形は長野電鉄のオリジナル車両。
何とか残して欲しかった昭和の鉄道がまた消えていきます。



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津軽鉄道ストーブ列車に乗る

2017-03-05 14:45:00 | 津軽鉄道

東北新幹線の新青森から津軽五所川原へ車を飛ばしても間に合わない…。
それならば、津軽中里から1往復しようとやって来ました。
ひなびた田舎の私鉄最北の駅から乗車します…。

撮影日 2017.02.24 12:42 津軽中里駅(以下同じ)




昭和29年製、昭和58年に国鉄から譲渡されたオハ46 2です。
ストーブ列車は最近流行りの観光列車ではありません。
昭和5年から戦時中を除き走り続けているのです。




平日の津軽中里からということもあり車内は空いていました。
列車が動き出すと車内販売員のお姉さんがスルメを売ります。
津鉄の法被がまたいい感じですが、色々お話もしてくれました。




肉厚のスルメは噛むほどに味が出て美味しかったです。
スルメに劣らず、リンゴ餡のどら焼き(150円)も美味でした。
切符も硬券でいい記念になりました。


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鉛色の雪雲の下を行く

2017-03-04 14:45:00 | 津軽鉄道

奥津軽地方は日本海側気候の中でもとりわけ荒々しく厳しいそうです。
一寸先も見えず命の危険を感じるような地吹雪に遭遇する事はありませんでしたが…。
この日も鉛色の雪雲が日本海側から流れ込んでいました。

撮影日 2017.02.24 15:42 芦野公園~川倉(以下同じ)




列車のスピードが早く雪煙を上げているのでなく、強い風のせい…。
単行の「走れメロス」号がやって来ました。
主力の新潟鐵工所製の18m級気動車です…。

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初めてのストーブ列車を撮る

2017-03-03 14:45:00 | 津軽鉄道

日本最北の私鉄には有名なストーブ列車が走ります。
平日は機関車牽引ではなく、主力車両の「津軽21形」の牽引です。
ロッド駆動式DD35型機関車も貴重な存在で週末のみの出番です。

撮影日 2017.02.24 12:09 嘉瀬~金木




津軽の天気はコロコロと変わります。5分と同じ天気ではありません。
列車を待つ間にも地吹雪模様になってきました。
線路脇に立つ木製の電柱が懐かしさを覚えます。

撮影日 2017.02.24 15:27 川倉~大沢内




風が強くて、体を持っていかれそうなほど…。
降った雪は風で飛ばされてしまいます。
手袋をしていなかった指がちぎれそうでした。

撮影日 2017.02.24 15:29 芦野公園~川倉


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冬の津軽鉄道

2017-03-02 14:45:00 | 津軽鉄道

CP+2017に行こうと思っていましたが、突然の変更で冬の津軽へ旅をして来ました。
津軽鉄道のストーブ列車に乗ってみたくなったのです。
寒さは信州と比べても、それほどでもありませんでした。

撮影日 2017.02.25 20:14 津軽五所川原駅




ストーブ列車は津軽五所川原~津軽中里間を1日3往復の設定です。
1日を通しても13本しか列車はありません。
味わいのある時刻表が待合室に掲げられていました。




駅舎の中もレトロ感一杯で、昭和30~40年代でした。
最近は台湾の観光客が多いそうですが、英語表記の案内もあります。
雑多な感じでいかにもローカル線の風情です。




津軽五所川原駅はJR五能線の五所川原駅に連絡しています。
今回は五能線のキハの撮影は我慢して津鉄に徹することにします。
こ線橋から津軽五所川原駅と丁度発車して行ったキハ40の4連です。




ホームに出ると機関区が目の前にありました。
数両の津軽21形と機関庫の中にはDD35形ディーゼル機関車が見えます。
昭和8年製造のキ100形ラッセル車は現在はチャーターのみでの運転だそうです。


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