生命哲学/生物哲学/生活哲学ブログ

《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

放射能の影響、外部被曝

2012年02月23日 13時06分51秒 | 放射能
2012年2月23日-1
放射能の影響、外部被曝

 昨日の2012年2月22日、安斎育郎氏の講演を聴いた。はじめのほうでは奇術を披露して、人は騙されやすいことについて話し、「もんじゅ」という名称については、お釈迦様に失礼だと反対したとか、結局おシャカになってしまったとか、話の全体が諧謔に富んで流暢なものであった。ときどき、要約の印刷物を参照しながらの話であった。
 癌当たり籤に喩えての話もあった。[この項は、後日追加予定。シーベルト Svは構築体(虚構)であるが、ベクレル Bqもまたどういう単位なのかからの検討が必要。核種別。]

 朝日新聞デジタルによれば、福島県庁からの発表があり、住民が記入した問診票をもとに、原発事故直後から7月初めまでの4カ月間に受けた外部被曝線量を推計したという。
  「福島県が20日に発表した〔略〕浪江町のほか、飯舘村、川俣町山木屋地区の住民1万468人分。住民が記入した問診票をもとに、原発事故直後から7月初めまでの4カ月間に受けた外部被曝線量を推計した。」(朝日新聞デジタル 2012年2月21日03時00分)
http://digital.asahi.com/articles/TKY201202200665.html

 その行動記録からの、原発事故直後から7月初めまでの4カ月間に受けた外部被曝線量の推計値の表は、

    川俣町山木屋地区 波江町 飯舘村    計(人)
0-1未満 mSv  145   5248    243  5636
1-5未満 mSV  392   1916   1275  3583
5-10未満 mSV  16     60    381   457
10-15未満 mSV  0     19     42    61
15以上 mSV    0     7     3    10
   計     553   7250   1944  9747

 問診票の回収率は低い(何%なのか?)とのことだが、その限りでのこの三地区で4カ月間に1mSv以上を外部被曝した人は、
  553+7250+1944-145-5248-243=9747-5636=4111人
である。

 同様に10mSv以上を外部被曝した人は、
  61+10=71人
である。
 〔→外部被曝と内部被曝のメカニズム的モデルの検索。など、など。〕