街の憩いのバラ園~靭公園~ 

2015年10月12日 | バラ園・公共園 
10月12日 晴れ時々曇り 秋のバラを訪ねて
大阪にある、靭(うつぼ)公園へ初めて行きました。


セレッソというバラが咲き始めています。
  

セレッソとは、スペイン語で、桜を意味するとのこと。大阪市の市花の一つが桜。
サッカーチームで有名なので、セレッソと聞くと、大阪が浮かびます。



高低差があり、この噴水の上から見ると、バラ園が一望できます。


「オールド・ブラッシュ」は、四季咲き性の中国原産のバラ。
別名「パーソンズ・ピンク・チャイナ」1789年にイギリスの
ジョセフ・バンクスにより英国に中国から導入されたと言われています。

ヨーロッパにあった一季咲きや繰り返し咲きのバラと交配して、多くの
四季咲き性を持つバラの誕生につながるバラの一つです。
  


「ラ・フランス」は、1867年に、フランス・リヨンのバラ育種家ギヨー
によって作出されました。完全四季咲きで、花びらの先がペンの形に似ていて
剣弁といわれます。花形が高いことから剣弁高芯咲きと呼びます。
現代バラ(モダンローズ)の第1号です。

複雑な交配の末に生まれたハイブリットティーローズです。

  

「ピース」1939年にフランスのメイヤンにより作出。
第二次世界大戦後の1945年に平和の願いを込めて名付けられた花。
   

「オータム」咲き始めたばかりです。
   

「ジュリア」
  

「ホワイトクリスマス」「ゴールデン・メダイヨン」
   

「ロイヤルプリンセス」
  

「ホワイト ウイングス」「ハッピーチャイルド」
   

「ライラックローズ」「ペルティーダ」
   

「ザ・プリンス」
  

「パット・オースチン」
  

あちらこちらで沢山の親子連れがシートを引いてバラのそばでお弁当の時間でした。


「アンブリッジローズ」
  

「グラハム・トーマス」「チャールズ レニー マッキントッシュ」イングリッシュローズ
  

「アルティッシモ」は、大きなつるバラ 
  

「芳純」香水のもとになったバラ
  

「ダブル ディライト」とても良い香りがします。姿の美しい「クリスチャン・ディオール」
   

「プリンセス ノブコ」「ブルー・ムーン」
   

「テンディ・ベス」「メルヘン ケーニギン」
   

「ロサ・キネンシス ヴィリディフローラ」珍しいグリーンローズ
  

秋のバラ園でしか見られないもの・・・一季咲きの原種のバラの実です。
「ロサ・マリー グラブネリア」
 

「ロサ・ムルティ フローラ」日本原産のノイバラ もう少しすれば 濃い柿色に色づきます。
 

第14回世界バラ会議2006大阪が行われたことを示す碑がありました。


今週末から来週にかけてが見ごろのようです。靭公園のバラは170種類3700株(京阪HPより)
秋の花は、春に比べると小ぶりですが、香リ高くやはり花を見ると嬉しい気持ちになります。

オフィス街の真っただ中にある靭公園。敷地が広く、メタセコイアやケヤキが
高々と伸びて連なる道があり、遠くまで広々と続きます。写生や散歩、テニスもでき、
沢山の方が気楽に立ち寄る憩いの公園です。




 






お知らせ~中之島バラ園にて (5月13日撮影)

2015年05月31日 | バラ園・公共園 

2015年5月13日、大阪・北浜にある中之島バラ園に行きました。


季節外れの台風が通過した直後のバラ園でしたが、一番花が咲きたてで
とても美しい光景でした。

真昼の快晴のもと、撮った写真の中から30枚をアンブリッジローズガーデンの
ホームページの「アンのある一日」に掲載しました。

ホームページへは、左のサイドメニューのブックマークのところをクリックすると、
見ることができます。

バラは、日々刻々変化していきます。その日その時の出会い。心に留めて、見返すと
その喜びがまたよみがえるようです。ご覧いただけたら幸いです。


秋バラも訪ねて~中之島バラ園

2014年10月18日 | バラ園・公共園 
10月17日 大阪北浜にある中之島バラ園に秋バラを訪ねました。


難波橋のすぐ下にバラ園はあります。橋のすぐそばに17世紀末の
ベルサイユ宮殿の庭師から続く、フランスの育種家ゴジャール家の
バラが咲き始めています。
 

秋に咲くバラは、1867年以降に作出された四季咲きの性質を持つ
現代バラが多く、主に、一本の枝に一輪の花をつけるハイブリッドティー(HT)や、
枝に沢山の花をつけるフロリバンダ(F)という品種のバラが咲いています。

 

上の右の写真の花のように、花の芯に高さがあり、花びらの先がペンの剣先のように
反り返って咲く花形を「剣弁高芯咲き」といいます。

四季咲きバラといっても、冬の休眠を終えて春の5月に咲く一番花の方が花は多く、
花の大きさも秋の方が小ぶりになります。

次の写真の左は、今年の5月7日の開花時の撮った写真です。右は、この秋の様子で
蕾の数は、とても少ないです。

しかし、来年に向けて枝も増え、葉の緑も濃く勢いがありました。
 

フロリバンダの「サンフレアー」 フロリバンダの特徴は、房咲きで、
花の開花期間が長く楽しめます。


ハイブリッドティーに比べると、フロリバンダの花びらの枚数は少ないです。
「サンフレアー」のような咲き方を「平咲き」と呼びます。



 

ばらぞの橋 に向かうと、イギリスのハークネス社のバラがあります。

「プリンセス・チチブ」(F)


「プリンセス オブ ウエールズ」(F)
 

橋のたもとには、「ピンクノックアウト」(F)
 

ドイツ・コルデス社の「シュネヴィッチェン」(白雪姫)別名「アイスバーグ」良い香りがします。
フロリバンダで、よく咲きます。


左・アメリカ・キースザリー「フレグラント・アプリコット」 右・日本・京成バラ園「うらら」(F)
 

左・ドイツ・コルデス「メルヘン・ケーニギン」 右・同社「ブルグント 81」 
どちらも(HT)
 

フランス・メイヤン どちらも「ヨハン・シュトラウス」(HT)
 

澄み渡る青空に、アイスバーグの白さが引き立ちます。


秋のバラの花は小ぶりですが、花の香りは濃いといわれています。香りの好みはいろいろありますが、
この日の一番は、「マヌウ・メイヤン」とても良い香りがしました。
 

この日の大阪の最高気温は22.6度。陽射しで温かいのですが、薄手の長袖を着ていたので、
少し羽織るものが欲しい昼前でした。

これから咲く蕾がいっぱいありました。広々として、とても気持ちのいい公園です。










秋晴れに行く~柳が崎湖畔公園へ~

2014年09月20日 | バラ園・公共園 
朝晩はすっかり気温が下がり、さわやかな秋になってきました。

9月16日 一年ぶりに、びわ湖大津館にあるイングリッシュガーデン「柳ヶ崎湖畔公園」を訪ねました。
入口を入ると、グラベルガーデンでは、白い小さな蝶のような花が一面に広がっています。



花の大きさは1.5cm 小さな可憐な花がいっぱいついています。


この白い花の名は? 受付の方に聞くと「ガウラ」とのこと。家に帰って調べてみました。

[ガウラ]・・・アカバナ科・学名Gaura lindheimeri 別名ハクチョウソウ(白蝶草)・ヤマモモソウ

原産地・・北アメリカ、テキサス、ルイジアナ原産。多年草。学名の由来は、ギリシャ語のガウロス(華麗な、堂々とした)
にちなみ、花姿に由来。(ヤサシイエンゲイより)

またここに赤いきれいな実が生っている木があります。姫リンゴです。
 


 

向かい側には、コスモスやキキョウ
   





マンデビラのアーチ。


ここで写していると、写真を撮りに来ておられたプロのカメラマンの方から、撮影のコツを教えていただくという
嬉しい好機に恵まれました。

その後も青空をバックに何度も試してみましたが・・・・・目で見ているように花色や青空を写すのはとても難しいです。
   

ストロベリーキャンドル、、、ではなくてセンニチコウ(千日紅)でした。
 

ようやく次のボーダーガーデンへ。オレンジ・ピンク・赤のポンポン咲きの百日草がとてもきれいです。


    


カリンの実ですね~と、ここでも別の方と、お花の話に。和むひとときでした。
 

白のフロックス・オレンジのカンナ・コンテナに植えられたセンニチコウ
   

広々した空間です。


そうっと~一枚。


湖のそばのランドスケープガーデンへ。ゲートくぐって振り返るとバラは剪定され、刈り込まれていました。
   

  

目の前のノットガーデンには、アメジストセージが花をつけ始めています。


    

葉にストライプの入ったカンナは今年もきれいに咲いていました。水上では、ヨットの練習
  

写生をしているかたがありました。私もそんな気持ちで。
 


ガゼボへつづく通路。どのバラもすっかり刈り込まれていました。


通路を彩るペチュニア。コンテナ。
 

ルリマツリと青いサルビアの仲間か・・・
 

ボーダーガーデンに戻りかけていると、にぎやかな音楽が聞こえてきて、戻ってみると
大きな観光船が、すぐそばに停まっていました。そして静かにまた出航しました。
 

清清しい秋の空とアイスバーグ 
 

そして私も庭をあとにしました。


追記(9月20日)センニチコウの花をストロベリーキャンドルという名と間違って覚えていました。赤いイチゴのような花に見える
品種は、「ストロベリーフィールズ」です。

これが9月20日 家に咲いている同じセンニチコウの種類の「ストロベリーフィールズ」です。
 

センニチコウは、ヒユ科の植物。
ストロベリーキャンドルは、マメ科の植物です。別の植物でした。


また、「アンブリッジローズ」が今日(9月20日)が咲いています。花径は小ぶりですが
咲くと嬉しいものです。
 


バラに集う 平和の願い~奈良・霊山寺~

2014年05月19日 | バラ園・公共園 
5月18日 快晴 今日は奈良・富雄川のほとりにある霊山寺に
バラを見に連れていただきました。

霊山寺バラ園は、200種・2000株のバラがある1200坪の広いバラ園です。

お寺のリーフレットによると、

「終戦後、シベリア抑留から戻った先代住職は、ピースと名づけられたバラを知り、
平和と美しさを象徴するバラ園を造ろうと発願されました。」

とありました。

入口には、白と黄色のモッコウバラ。
   

まずは、「母と子 子供の世界」


咲きたての美しいバラ 「都大路」
      





 



青年の世界 蕾いっぱいです。


 



  

 

  

   

 

  



これが「ピース」ハイブリッドティーローズ
第二次世界大戦後、1945年に平和への願いを込めて付けられた名。1939年フランス、メイヤン作出。
花径は15cm、半剣弁高芯咲き。1976年世界バラ連合選出の初の「バラの栄誉の殿堂」入り品種。




  

 


 

 

   



  

 

      

登美山鼻高 霊山寺(とみやまびこう りょうせんじ)
   

縁起 1300年あまり前、右大臣小野富人(通称鼻高仙人)が湯屋に薬師三尊像を祀り、薬草風呂で
諸人の病を治したのが遠因。富人は、小野妹子の息子とされています。

創建 天平8年(736年)聖武天皇の勅命で、行基菩薩が伽藍を建立。インドのバラモン僧 
菩提僊那(ぼだいせんな)は、この地相がインドの霊鷲山に似ているので「霊山寺」と名づけた。
境内に菩提僊那のお墓があります。

本尊薬師如来・脇侍日光月光菩薩は、普段は、厨子の中に収められ秘仏となっていますが、
訪問した5月第三日曜が年1回の御開帳日でお参りすることができました。またこの日
薔薇会式・えと祭りが行われました。

「薔薇会式では、本尊の薬師如来と八体仏にバラの花をお供えし、平和と皆様のご健康
ご多幸を祈念いたします。」(リーフレットより)

可愛らしいお稚児さんの姿も偶然シャッターに収まりました。



お昼は、敷地内の仙人亭で、「バラ弁当」をいただきました。蓋を開けると2段になっています。
中にはバラにちなんだ工夫がこらされて、一つ一つがとても美味しいお料理でした。
 

午後からも、また別のバラのお寺にも連れてもらいました。

どこのバラ園でも、誰もが花の美しさと香りに浸ることができ
穏やかで、和やかな空間が広がっていました。

まだまだ沢山の蕾があり、これから楽しめそうです。

感謝の一日です。