今年咲いたチューリップには、思いがけない変化をしたものがありました。
最初は、緑と黄色の縞入りだと思っていました。
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2日後には、ピンク色に変身しているではありませんか~♪
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こんな風に毎日の楽しみがあります。
チューリップが国花になっている国は、トルコ・アフガニスタン・カザフスタン・ハンガリー
ベルギー・オランダです。
最初の4か国は原生地に近いところですが、ベルギー・オランダはその後、品種改良が行われ、
投機も起こったけれど、世界的にチューリップの花を広めた国ですね。
4月27日の枝咲きチューリップにも、驚きの葉が出ていました。それがこれ。
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花の下についていた葉っぱが・・・ハーフに?! 半分花びら、半分葉っぱみたいな。
チューリップの花も、外3枚が萼(ガク)だということでしたが、葉がこのように変身
するのもあることかもしれませんね。チューリップは、親の球根が一回かぎりなので、
残念ながら抜いてしまうことになりますが、水仙は植えっぱなしでも咲いてくれます。
それがこれです。
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スイセンも花びら6枚のように見えますが、外側3枚は、萼であり、内側3枚のみが花弁です。
このような場合、2つ合わせて花被片(かひへん)と呼びます。また中心にある筒状の部分は、
「副花冠」(ふくかかん)と呼びます。この花は、その副花冠がまるでゆで卵の黄身みたいに
見えて、「たまごさん」と呼んでいました。(笑)
その副花冠が八重になっているものも咲きました。4月28日の様子です。
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スイセンは、花首を下に少し俯き加減に咲くので、かなり下から見上げるように撮っています。
この花が咲く直前はこんな風でした。4月21日のことです。
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蕾を覆っていた茶色い薄皮みたいなのが、はっきりわかります。これは、苞(ほう)と呼ばれる
もので、蕾を包んでいた葉です。
スイセンは、ユリ目、ヒガンバナ科 スイセン属で、英名は、属名と同じ、Narcissus ギリシャ神話の
ナルキッソスに由来しています。またスイセンという名は、中国の呼び名「水仙」を音読みしたもの。
室町時代、中期の1444年に、部類別辞書『下学集』に「水仙花」所収。この『下学集』は、序末に
東麓破衲(とうろくのはのう)とあり、京都東山建仁寺の住僧によるものかという説がありました。
ちなみに チューリップが日本の文献に出てくるのは、1863年フランスより球根が渡ったとされる
『植物図説雑纂』伊藤圭介編(1801~1901)に所収。この伊藤圭介は、植物学者で蘭方医。
シーボルトの弟子で、「おしべ、めしべ、花粉」という言葉を作った人です。
植えっぱなしでも毎年咲くのがもう一つ、「ムスカリ」です。
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また今年、久しぶりに咲いたのもありました。
それが、「スノーフレーク」
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木陰に置いていたので、気がつかなかったのですが、シラーカンパニュラを見ているときに
ふと見つけました。これもユリ目 ヒガンバナ科 スノーフレーク属です。和名は「スズランスイセン」
英名は「summer snowflake」
これを出すと、忘れてはならない今年3月に咲いていた花があります。
それが、「スノードロップ」です。
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そして、本当に寒かったのがわかる2月28日の鉢の中に見つけた「しもばしら」です。
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さて、ヒヤっとしたところで、5月5日に帰って、名残惜しい 真っ赤に近くなった今日のチューリップ
でおしまいです。
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