早春の植物園 (2) 2015年

2015年03月02日 | 植物園
2月13日から3月22日まで、京都府立植物園の中心にある、大芝生地では、
第10回「早春の草花展」が開催されています。

テーマは、「世界の春」



ここは、オランダのアムステルダムにある「キューケンホフ公園」を
イメージして作られたもの。チューリップ・ムスカリ・わすれな草。











地中海原産コーナーでは、ストックがいっぱい。
 

中国原産コーナーでは、色々な種類のプリムラが展示されています。
一番上と最下段は、プリムラ・マラコイデス。2、3段目の大きい花はオブコニカ。


南カナリア諸島原産。キク科 マーガレット。


プリムラの仲間、ポリアンサの壁面仕立て


オーストラリアのコーナーで、見知らぬ植物がありました。
筒状の花に細かい毛がびっしり生えています。↓



この花は、ハエモドルム科 アンゴザントス 「カンガルーポー」とあります。
初めてみる科の名前で、カンガルーポーとは、「カンガルーの脚」の意味です。
カンガルーの脚も見たことはありませんが、こんな感じなのかと撮りました。



この「カンガルーポー」には、赤やピンク色の花もありました。
 



乾いた大地の、荒野のようなところに咲いている「カンガルーポー」。華々しい花を見てきたあとで
通り過ぎてしまいそうですが、名前に惹かれました。

早春の植物園 (1) 2015年

2015年03月02日 | 植物園


2月28日 暖かな陽射しに誘われて、京都府立植物園に出かけました。

 

北山門を入ると、目につく植物がありました。ケール「ネロ ディ トスカーナ」 アブラナ科

「食べられるんでしょうね~」と近くで見ていた方々と思わず顔を見合わせていました。
調べると、若葉は生でサラダとか、大きくなると煮込み料理で食べるとか。


次の通路を右へ曲がると、足元にはチューリップの芽がいっぱいあります。




先には、一際目立つ黄色の花と、可憐な白い花が咲いています。


黄色のクロッカスと、早咲きのスイセンです。
 





可憐なスノードロップも沢山咲いていました。


このあたりは、大きな木々の林の下を歩くような道なのですが、今まで気がつかなかった、
まだ樹齢の浅い苗木のような木がありました。




札を読んでみると、1994年までは化石としてしか知られていなかった木が発見され、
自生地のオーストラリアで100本しかない個体。

そのオーストラリアの森林局から贈られた貴重な木とか。

名前は、「ウォレマイ・パイン」ナンヨウスギ科・2億年前の化石があり、恐竜のいた
ジュラ紀から連綿と生きてきた木で「ジュラシック・ツリー」とも。

 

幹から出た枝は、枝分かれしておらず、葉が付いています。
このような木を見たことがありません。

たまに行く植物園で、まるで大きな発見をしたような気分になりました。(笑)