12月3日 あるお庭に、バラのお手入れのサポートに伺いました。
まずは、すっかり葉を落としているこの鉢から。どの枝もよく伸びていました。
品種はわかりません。でもよく見ると。枝の太さは太いものでも直径が5~6mm
というところです。まずは、ミニバラがとてもよく成長していたのではないかと思いました。
全体の長さの3分の一程度まで、切ります。さらに、枯れている枝や、細い脇に出ている枝は、
全部切り取ってもらいました。
主になる枝を4~5本残しました。お話を聞くと、この鉢は、まだ今年の春に植えたばかりとのことでしたので
植え替えせずに、3か所穴を開けて肥料をいれることにしました。
まず、表面に落ちている枯葉や小さな雑草は丁寧に取り除きます。そこに3か所、穴を明けます。
鉢の半分以下の深さまで、細いスコップで穴を空けます。この時なるべくそっと行い、根をできるだけ傷つけない
ようにしたいものです。
そこにバラの肥料を入れることにしました。
この購入された肥料の場合、6号鉢で10グラムとのこと。 鉢はもう少し小さいので、加減することにしました。
そして土を戻して、上からしっかり押さえます。
もう一方の鉢も同じように3か所に穴を開け、肥料を適量入れ、土を戻ししっかり押さえました。
最後に水をたっぷりやれば、終了です。
次は、花壇のバラの手入れです。等間隔に、植えられています。
1)病気の葉や、枯れた枝を取り除く。
2)葉をすっかり落しているものは、剪定する。
ことをお勧めしました。
花の蕾が付いている枝は、2分の1の枝の長さのところで切りました。
花の枝はせっかくなので、花瓶に入れ、家の中で咲かせてもらうことにしました。
枯れてる枝は、その付け根から切り取ります。
右端のピンクの綺麗な花が咲いている大きな木バラは、沢山葉も花もつけていましたので、
これも終わった花や、枯れた枝などを切り、手前の枝は、全体の2分の一の高さにして、奥側は、
まだこれから花も咲くのでそのままにしました。ただし奥側も花が終わったら全体の長さの2分の一を
目安に奥の枝は前の枝より高くなるように後日剪定してもらいます。
(来年、新枝が伸びて、光のあたるのを考慮して、前を低く、後ろを高くするためです。)
次は、別の壁面にある、つるバラのロイヤルサンセットです。オレンジ色の美しい花が咲くこのバラ。
写真で、咲いた様子を見せてもらったことがありました。つるは、意外と細く、
柔らかい枝で、直立していたのを、差し込み式の鉄製の柵を左前の方に刺しなおして、
そこに、S字状になるように誘引をしました。
枝を誘引するときは、枝に無理のない状態にします。地面になるべく水平になるように誘引し、、さらにS字状に
曲げられる場合は曲げて、止めつけます。その時、柵に麻紐や、結索用の中心に柔らかい針金の入ったもので、
枝に巻き、8の字状にねじってから、柵に巻き付けて止めます。数か所止めておきます。
枝を地面に対して、平行に倒すと、枝に芽が沢山付き、さらにS字状にすると、高さも出て、
沢山の花芽が期待できるからです。真っ直ぐ上向きのままだと、先端の芽が伸びるという
頂芽優勢の法則があるため、特につるバラや、しなやかなシュラブローズなどは、枝の
先端を冬季に下に向けておくのが沢山芽をつけることにもなります。
地面に穴を掘って、肥料と、腐葉土を入れることにしました。後ろにゴールドクレストなどの
大きな木があるため、バラの根元から20cmくらいの全面に20cmくらいの深さに
細長く掘って入れることにしました。
肥料と腐葉土を混ぜ合わせ、土を埋め戻して固め、水をやりました。
手前の通路の花壇のほうは、もう少し寒くなってから、根が休眠するのを待って、
腐葉土と肥料を20~30cm掘って、入れてもらうようにお願いしました。
最後に、ドクダミなどが夏場に沢山生えるそうなので、ドクダミは出来るだけ根っこから
取り去り、バラの病気の葉っぱなどをできる限り取り除きました。
今年 夏前に初めてお伺いしたとき、バラがあまり伸びないということを聞いていました。
今回、写真右端の、ハイブリットティーローズだけは、経年変化もあり、大きく育っているようでしたが、
他のバラの背が低いようでした。夏場、大変ドクダミが生えるということでしたので、目についたドクダミは
出来るだけ根っこから切り取りました。ドクダミの生えるところは湿り気の多い 日陰のようですが、
日当たりはよさそうなので、当てはまらないような気もします。次回、肥料と腐葉土を施肥していただくときに
「苦土石灰」を一緒に混ぜてやれば、土壌改良につながるかもしれません。ぜひお試しいただけたらと思います。
これでまた、来年の春を待つ楽しみが増えました。嬉しいひとときを本当にありがとうございました。
(ご依頼者の了解のもとに記載させていただきました。なお作業自体はご本人にしていただきました。)
尚、2番目に、ローズサポートでお伺いしたこの庭を 「ローズサポート~お庭B」 と今後表記させていただきます。
(2013年12月追記)
まずは、すっかり葉を落としているこの鉢から。どの枝もよく伸びていました。
品種はわかりません。でもよく見ると。枝の太さは太いものでも直径が5~6mm
というところです。まずは、ミニバラがとてもよく成長していたのではないかと思いました。
全体の長さの3分の一程度まで、切ります。さらに、枯れている枝や、細い脇に出ている枝は、
全部切り取ってもらいました。
主になる枝を4~5本残しました。お話を聞くと、この鉢は、まだ今年の春に植えたばかりとのことでしたので
植え替えせずに、3か所穴を開けて肥料をいれることにしました。
まず、表面に落ちている枯葉や小さな雑草は丁寧に取り除きます。そこに3か所、穴を明けます。
鉢の半分以下の深さまで、細いスコップで穴を空けます。この時なるべくそっと行い、根をできるだけ傷つけない
ようにしたいものです。
そこにバラの肥料を入れることにしました。
この購入された肥料の場合、6号鉢で10グラムとのこと。 鉢はもう少し小さいので、加減することにしました。
そして土を戻して、上からしっかり押さえます。
もう一方の鉢も同じように3か所に穴を開け、肥料を適量入れ、土を戻ししっかり押さえました。
最後に水をたっぷりやれば、終了です。
次は、花壇のバラの手入れです。等間隔に、植えられています。
1)病気の葉や、枯れた枝を取り除く。
2)葉をすっかり落しているものは、剪定する。
ことをお勧めしました。
花の蕾が付いている枝は、2分の1の枝の長さのところで切りました。
花の枝はせっかくなので、花瓶に入れ、家の中で咲かせてもらうことにしました。
枯れてる枝は、その付け根から切り取ります。
右端のピンクの綺麗な花が咲いている大きな木バラは、沢山葉も花もつけていましたので、
これも終わった花や、枯れた枝などを切り、手前の枝は、全体の2分の一の高さにして、奥側は、
まだこれから花も咲くのでそのままにしました。ただし奥側も花が終わったら全体の長さの2分の一を
目安に奥の枝は前の枝より高くなるように後日剪定してもらいます。
(来年、新枝が伸びて、光のあたるのを考慮して、前を低く、後ろを高くするためです。)
次は、別の壁面にある、つるバラのロイヤルサンセットです。オレンジ色の美しい花が咲くこのバラ。
写真で、咲いた様子を見せてもらったことがありました。つるは、意外と細く、
柔らかい枝で、直立していたのを、差し込み式の鉄製の柵を左前の方に刺しなおして、
そこに、S字状になるように誘引をしました。
枝を誘引するときは、枝に無理のない状態にします。地面になるべく水平になるように誘引し、、さらにS字状に
曲げられる場合は曲げて、止めつけます。その時、柵に麻紐や、結索用の中心に柔らかい針金の入ったもので、
枝に巻き、8の字状にねじってから、柵に巻き付けて止めます。数か所止めておきます。
枝を地面に対して、平行に倒すと、枝に芽が沢山付き、さらにS字状にすると、高さも出て、
沢山の花芽が期待できるからです。真っ直ぐ上向きのままだと、先端の芽が伸びるという
頂芽優勢の法則があるため、特につるバラや、しなやかなシュラブローズなどは、枝の
先端を冬季に下に向けておくのが沢山芽をつけることにもなります。
地面に穴を掘って、肥料と、腐葉土を入れることにしました。後ろにゴールドクレストなどの
大きな木があるため、バラの根元から20cmくらいの全面に20cmくらいの深さに
細長く掘って入れることにしました。
肥料と腐葉土を混ぜ合わせ、土を埋め戻して固め、水をやりました。
手前の通路の花壇のほうは、もう少し寒くなってから、根が休眠するのを待って、
腐葉土と肥料を20~30cm掘って、入れてもらうようにお願いしました。
最後に、ドクダミなどが夏場に沢山生えるそうなので、ドクダミは出来るだけ根っこから
取り去り、バラの病気の葉っぱなどをできる限り取り除きました。
今年 夏前に初めてお伺いしたとき、バラがあまり伸びないということを聞いていました。
今回、写真右端の、ハイブリットティーローズだけは、経年変化もあり、大きく育っているようでしたが、
他のバラの背が低いようでした。夏場、大変ドクダミが生えるということでしたので、目についたドクダミは
出来るだけ根っこから切り取りました。ドクダミの生えるところは湿り気の多い 日陰のようですが、
日当たりはよさそうなので、当てはまらないような気もします。次回、肥料と腐葉土を施肥していただくときに
「苦土石灰」を一緒に混ぜてやれば、土壌改良につながるかもしれません。ぜひお試しいただけたらと思います。
これでまた、来年の春を待つ楽しみが増えました。嬉しいひとときを本当にありがとうございました。
(ご依頼者の了解のもとに記載させていただきました。なお作業自体はご本人にしていただきました。)
尚、2番目に、ローズサポートでお伺いしたこの庭を 「ローズサポート~お庭B」 と今後表記させていただきます。
(2013年12月追記)