バラを育てるきっかけ 一冊の雑誌から

2012年11月23日 | バラの手入れ
バラを育てるきっかけは、一冊の雑誌にありました。1996年のことです。

『私の部屋ビズ BISES』NO.24
 「豊かなりオールドローズ・・・・・遠き日々の香り 馥郁(ふくいく)とよみがえる」

そこには、今までに見たことのない花形のバラが、イギリスの庭に咲きこぼれている様子が
写し出されていました。

「オールドローズ」とはどんなバラなのか? 全く初めて聞く名前でした。馥郁とした香りとは?
この時の出会いと興味がバラを育てるきっかけになったのです。

それまでの私のバラのイメージといえば、真紅の大輪や、百貨店の包装紙にあったようなピンクの
バラ、ペンの先のような花びらで、一本の枝に大輪の花が一輪咲く、お花屋さんの切りバラがバラ
の姿で、特別な時に買うものだと思っていました。
(それを「モダンローズ」と呼ぶと知ったのは、それから10年近く経ってからのことでした。)

この雑誌には、さらに香りの庭や、アフタヌーンティーを楽しむ様子、ハーブ、紅茶、バラ模様の
ティーカップのなどなど・・・・・素敵な暮らしがそこにありました。

さらにその後、オールドローズやつるバラを育てる本に出会い、ますます育てる意欲をかきたてら
れたのです。

丸い花びらが、沢山重なり、ふんわり咲く花や、桜のような一重の花。ベビーピンクのような色の
花。ひらひらした花。おしべが金色に見える花。中心に緑の目のようなものがある白い花。
どれもこれも見てみたくなりました。

ある本に、
苗を手に入れるにはカタログを取り寄せて注文すること。
苗には、新苗と大苗があること。初心者には、2年苗の大苗が育てやすいこと。
植える場所のことを頭において、苗の茂り方や花の大きさなどもよく確認してから、注文すること。
などが書かれていてとても参考になりました。

そして、いざ注文してから、その年の暮れに、根っこがむき出しになった苗が送られてきたのです。
一緒に送られてきた植え方の説明書きを見ながら、植えたことを思い出します。




待つ喜びがあり、春が来て、初めて自分の花に出会えたのです。そして待ったかいもあったのです。





 



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