今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

日光東照宮 その3(栃木県日光市山内)

2019年01月16日 | 神社・仏閣
世界遺産 日光東照宮 その3
「眠り猫」のある坂下門をこえると奥宮に通じる長い階段が続く
参詣者が多く途中で立ち止まって休むこともできない



奥社唐門(重要文化財)
慶安3年(1650)鋳工 椎名伊豫の作で唐銅製(金銀銅の合金)
扉以外の柱や梁などが1つの鋳型作られていることから「鋳抜門」と呼ばれている



奥社宝塔(重要文化財)
御祭神徳川家康の墓所

家康は元和2(1616)年、75歳で亡くなる間際に側近を集めてこう遺言した
「遺体は久能山に葬り、葬儀を増上寺で行い、位牌は大樹寺に納め、一周忌が過ぎてから日光山に小さな堂を建てて勧請せよ」



NHKの歴史番組でも紹介された、東照宮を巡る聖なる3本のライン
1本目 - 御前崎から久能山東照宮を線で結んだ延長上には富士山
    更に延長上に群馬県の世良田東照宮、更に延長すると日光東照宮に至る
2本目 - 久能山東照宮から真西には駿府城、更に延長すると鳳来山東照宮
    更に延長上には、家康が生まれた岡崎城、更に延長すると京都に至る
3本目 - 日光東照宮の真南には江戸城、南面に立つ陽明門の真上には不動の北極星が輝き、星々はこれを巡る
    江戸城・日光東照宮・北極星を結ぶ南北線を中心に、この世の総てが運行する



奥社拝殿(重要文化財)
「御宝塔」に参拝するための社殿。将軍のみ昇殿参拝が許された



奥社銅神庫
承応3年(1654)建造。外部は銅板で包まれている。朝廷から贈られた家康の位記や宣旨、具足などが収蔵されていた

右側の「奥社鳥居」も重要文化財



石狛犬2躯(重要文化財)






石段を下りる。小学生の話だと106段あるそうだが、定かではない
この建物の裏に「眠り猫」がある。平日でこの混雑である



「陽明門」付近まで戻ってきた



神興社(重要文化財)
3基の神輿が収められている



中央に家康、右側には豊臣秀吉、左側に源頼朝の神輿



御仮殿(重要文化財)
本社を修理する際に御祭神を一時的に移すための御殿



現在の社殿は寛永16年(1639)の建立
仮の社殿は修理が終わると取り壊されるのが一般的であるが、日光東照宮では本社の修理が頻繁に行われたために仮殿が常設されている



五重塔(重要文化財)



最後になったが、東照宮を訪れた大きな目的の一つである五重塔



受付所近くにあるのだが、他の社殿に意識がいってしまい、すっかり忘れていた



「宝物館」で時間を過ごした後に再来



帰り際、異国の女性に母国語で「(たぶん)写真を撮ってほしい」とスマホを渡された
私も北海道弁で「そだね~」と応え、一枚撮らせてもらった



投稿にあたり色々調べていると撮り忘れている場所がある
近いうちにまた訪れてみたい

撮影 平成30年10月12日
コメント
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