今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

石光山 石山寺 その3(滋賀県大津市石山寺)

2013年12月12日 | 神社・仏閣
石山寺の3回目になる

多宝塔(国宝)
源頼朝の寄進で建久5年(1194)建立。年代の明らかなものとしては日本最古の多宝塔



三大多宝塔の一つでもある。他二つは、金剛三昧院多宝塔(和歌山県)と浄土寺多宝塔(広島県)



塔は大好きだが写真を撮ると空の空間が多く白トビが発生し、私の技術ではとても難しい。
今回は周囲の木々を多く入れながら撮ってみた



現代の寺院建築用語では初重平面が方形、二重平面が円形の二層塔を多宝塔と称する。
さらに狭義には初重が方三間(1辺に柱が4本立ち柱間が3間ある)のものを多宝塔と称し、方五間のものを「大塔」と称する 



現在、国宝に指定されている多宝塔は、石山寺を含め6塔ある。
慈眼院(大阪府泉佐野市)、長保寺(和歌山県海南市)、金剛三昧院(和歌山県高野町)、根来寺(和歌山県岩出市)、浄土寺(広島県尾道市)



多宝塔の初重内部は須弥壇を設け、仏像を安置するのが原則で、石山寺多宝塔のように大日如来を本尊として安置する例が多い。
快慶作の大日如来像(重要文化財)



多宝塔の写真が多くなってしまったが、それだけ価値のある素晴らしい塔だ



芭蕉庵と月見亭
写真右側の建物が芭蕉庵、左側が月見亭になる。
芭蕉庵は松尾芭蕉ゆかりの茶室(非公開)。
芭蕉は石山寺 に詣で「曙はまだむらさきにほととぎす」「石山の石にたばしる霰かな」といった句を残している



月見亭
後白河上皇の行幸に際して建てられたといい、その後再建や 修理を経て現在に至っている



琵琶湖を望みなが ら瀬田川の美しい風景を楽しむことができる






瀬田川と現在の瀬田唐橋



次回に続く


撮影 平成25年11月12日

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