今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

布引山 釈尊寺<布引観音>(長野県小諸市大久保)

2017年11月19日 | 神社・仏閣
釈尊寺<布引観音>
重要文化財の観音堂があるということで軽い気持ちで訪れた
駐車場の大きな案内板を見て吃驚、山に上らなければならないようだ



しかも、落下物・滑落・転倒等の不測の事態は自己責任にて入山せよと






息が切れると写真を撮る。この繰り返しでリズムをつかむ



布引二段滝






見守り地蔵
この参道には木仏、石仏があり道行く人の安全を見守っている



牛岩
岩に牛の姿が現れていると云われているらしいが、私には見えない



善光寺穴
長野善光寺まで穴が通じていると云われている。善光寺火災の折には、この穴から煙が出たと伝えられている



仁王門
この時は気付いていなかったが、観音堂が右上に見える












更に石段を上がると鳥居なのか石門なのか






遠くに見えるのが観音堂






「牛に引かれて善光寺参り」で知られる布引伝説は、布引観音に伝わる物語



白山社社殿(長野県宝)
室町時代初期の建築



岩の中のお堂






岩のトンネル



六道地蔵



愛染明王堂






観音堂宮殿(重要文化財)
入母屋造、板葺、懸造(舞台造)。鎌倉時代の正嘉2年(1258年)の造立



高所恐怖症なので精神的に落ち着かない












観音堂内にある仏殿形の厨子で、「建造物」として国の重要文化財に指定されている
何故がどの写真もピントが合わない。カメラの問題か、違う力が働いているのか時々このようなことが起こる



格天井画






牛に引かれて善光寺参り
昔、不信人で欲深い老婆が、さらしていた布を隣の家の牛が角に引っかけて走り出した
その牛を追っていくうちに善光寺にたどり着き、それがきっかけで度々善光寺に参詣するようになり、信仰の道に入ったという言う
牛と思ったのはじつは仏様の化身で、この仏様こそが実は小諸の布引観音だったという



本堂
寺伝によれば、奈良時代の神亀元年(724年)に行基が開き、聖徳太子が作ったとされる聖観音を祀ったと伝えられている






本堂周辺の彫刻






駐車場から本堂のあるこの場所まで徒歩15分とある



肥満による息切れ、膝痛の私は40分も要して、この景色にめぐり会えた



帰りは地元のハイカーに説明を受けながら一緒に降りてきた
仁王門から見える新緑の観音堂



撮影 平成29年5月23日

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2 コメント

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教養満点ですね (OTETSUDAI @)
2017-11-19 22:02:53
歴史的にも謂われ等に於いても素晴らしい知識をお持ちと賞賛します。
牛に引かれて…の意味も良く分かりました。善光寺穴が小諸から長野市まで通じているとは信じがたいですが、全くただの謂われだけではないのでしょう。
本堂はあの崖っ縁に丸太で組まれて建立しているとは恐ろしいです。よく何の被害にも遭わずにと感心させられます。天上画は素晴らしいですね。
今日の関東は例年より冷え込みましたが素晴らしい天気でした。関東のこの天候(荒れたり降雨とか)は46年振りとのこと。私は未だ結婚前です。一人暮らしで不自由したかは全く記憶にございません。不自由していたのは安月給だったのでお金と○○でしたでしょうか。兎に角貧乏でした。それが今でも続いています。46年間も…。
ありがとうございました。
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嵐が札幌にやってきました (2014kurumatabi)
2017-11-20 00:42:58
札幌に嵐がくると騒いでいましたので穏やかではないなと思っていたところ、ジャニーズ系の歌手グループのことだと、後に知るまで時間がかかりました。
ところが、翌朝起きて外を見るとそこに本物の嵐がやってきていて、30センチほどの積雪と強い風。洒落にならないと早速除雪を始めました。角地なもので家の周囲をきれいにするには人力では無理と除雪機を。普段の手入れが悪いためキーを回してもウンともスンともいわず急いでバッテリーの充電。午後2時頃にやっと歩けるようになりました。
さて、今回の寺はいつものように朝起きて車の中で決めたため事前の知識もなく現地に着いて山の上にあることを知りました。結構時間はかかりましたが観音堂までたどりつくことができました。高所恐怖症ということもありお堂の滞在時間はほんの数分、堂内の写真のピントが合わなかったのは体の震えが原因かもしれません。
この寺では「凄いですね」「びっくりですね」など言って数人の人に声をかけました。帰りはその中の一人と一緒に下山。小諸城の無料券をもらうなどメリットもありました。
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