今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

花窟神社(三重県熊野市有馬町上地)

2020年11月03日 | 神社・仏閣
訪問日 令和2年9月17日

前日は四日市で、この日は紀北町で学生時代の朋友と再会した
風貌は大きく変わっていても青春時代を過ごした絆の強さを感じた
観光の幅を広げようと「鬼ヶ城」という景勝地に向かったが激しい雨で車外には出ることができずに断念

世界遺産 花窟神社(はなのいわや)
紀北町に住む友人の奥様に薦められたのが「花窟神社」
駐車場に着いたが、雨脚が強く小雨になるまで車内で待機していた
様子を見ていると、参拝者が数分で戻ってくるので不安になる



「参道」
また、雨が強くなってきたので急いで建物の中に避難する



「手水舎」



「参籠殿」
しばらくここで雨宿り。神社に関する簡単な資料に目を通す



「神門」
雨宿りをしていた参籠殿から見ても社殿らしきものはない



祭神:伊弉冉尊(いざなみのみこと)
神々の母である伊弉冉尊が火神・軻遇突智尊(かぐつちのみこと)を産み、灼かれて亡くなった後に葬られた御陵
社殿はなく、高さ約45mの巨岩である磐座(いわくら)が神体である



神体である巨岩の麓にある「ほと穴」と呼ばれる大きな窪みがある岩陰が、伊弉冉尊の葬地であるとされ拝所が設けられている



花窟神社(花の窟神社)は日本書紀にも記されている日本最古の神社といわれている



祭神:軻遇突智尊
奥には高さ12m程の岩「王子ノ窟」がある



「御綱掛け神事(三重県指定無形民俗文化財)」



日本一長いともいわれている約170mの大綱を岩窟上45m程の高さの御神体から境内南隅の松の御神木にわたされる



長い紐が垂れ下がっているので不思議に思っていたがやっと理解できた



熊野灘に面した高さ約45メートルの巨岩である磐座は「陰石」であり、和歌山県新宮市の神倉神社 の神体であるゴトビキ岩は「陽石」
ともに熊野における自然信仰(巨岩信仰・磐座信仰)の姿を今日に伝えている



帰り際、顔をさすった後に、石を撫でている女性がいたので様子を見ていた
身体の悪い所をさすった後に、この石を撫でると良くなるとその女性に勧められた
ほんの数分の会話だったが楽しい内容だった。美人になっていることを祈る



撮影 令和2年9月17日

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