今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

宝遊山 善福院 釈迦堂(和歌山県海南市下津町梅田)

2020年11月15日 | 神社・仏閣
訪問日 令和2年9月20日

宝遊山 善福院 釈迦堂
国宝の釈迦堂があるということで訪れた
初めての場所には駐車場探しにいつも苦労する。カーナビが案内したのはいつもの狭い道
目的地が近くなった時に案内された場所をみるとそこは階段だった(笑)

善福院 釈迦堂(国宝)
善福院は健保2年(1214年)栄西禅師によって創設されたといわれる「広福寺五ヶ院」の一つである
広福禅寺は古くは七堂伽藍を備えていたといわれたが、加茂氏の没落にともない荒廃した
その後、高野山に頼り真言宗に転宗し伽藍を修復し、更に紀州藩となってからは天台宗になった



釈迦堂は広福禅寺の本堂で「釈迦如来(和歌山県指定文化財)」は広福禅寺の本尊であった
明治に入り山内全ての管理を子院であった善福院が管理。それ以後「善福院」と呼ぶようになった






釈迦堂の前で写真を撮っていると、お堂の内部を拝観しますかと住職に尋ねられたので「是非に」とお願いした
住職の熱のこもった説明はとても理解しやすく、拝観料200円では申し訳ないほどだった



釈迦堂は、山口県の「功山寺仏殿(国宝)」とともに鎌倉時代の禅宗様建築を代表するもの
功山寺仏殿は公開していないので、このお堂の拝観は極めて貴重である



堂内の撮影は許可されたがネット等による発信は不可とのこと……
つい雰囲気だけでもと思い……






参拝者は私一人だったが扉を開けてくださったり、他に対する配慮が素晴らしい住職だった



江戸時代紀州徳川家の菩提寺の候補にあがり真言宗から天台宗に改宗したが選ばれなかった
「もし、菩提寺になっていたなら」との話しが特に印象に残っている



離れた場所にある駐車場に戻る



撮影 令和2年9月20日

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