今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

檜尾山 観心寺(大阪府河内長野市寺元)

2021年07月13日 | 神社・仏閣
訪問日 令和3年5月25日

檜尾山 観心寺
雨続きの天気だったがこの日は久し振りの青空で気持ちも晴れる
数年前初めて訪れた時に係の人の対応が良かった観心寺のことを思い出した

山門<大門>(大阪府指定文化財)
万治2年(1659年)再建
山門中央に箱が置かれていて入山料300円を入れる



緩やかな石段が金堂へと続く



「後村上天皇御旧跡 (旧惣持院跡)」
観心寺境内は国の史跡



槙本院中門(大阪府指定文化財)
寛永21年(1644年)再建



楠木正成学問所



地蔵尊



鎮守堂拝殿(大阪府指定文化財)



拝殿を背に訶梨帝母天堂を眺める



訶梨帝母天堂<鎮守堂>(重要文化財)



天文18年(1549年)再建






金堂(国宝)
文武天皇の大宝元年(701年)役小角によって開かれ、初め雲心寺とよばれていた
その後、大同三年(808年)に弘法大師空海が当寺を訪ねた時、境内に北斗七星を勧請
弘仁六年(815年) 衆生の除厄のために「本尊如意輪観音菩薩」を刻み寺号を観心寺と改称



南北朝時代、正平年間(1346年 - 1370年)の建立
金堂は大阪府下で本堂として最古の国宝建造物
七間四方、単層入母屋造、和様、禅宗様折衷様式の代表的な遺構



「弘法大師礼拝石」



扁額「観心寺」



外陣



内陣中央厨子前写真の奥に秘仏「如意輪観音像(国宝)」が安置されている



木造四天王立像(重要文化財)
撮影禁止でないこと確認し、格子内にレンズを突っ込み撮ったもの












賓頭盧尊者



室町時代初期に建立され、豊臣秀頼の時、江戸時代の中期、明治の初め、昭和の初め等たびたび修理
昭和59年に昭和大修理の落慶をみた






建掛塔(重要文化財)
一見、普通の仏堂のように見えるが、三重塔の一重目だけが建てられた未完成の建築



伝承によれば楠木正成は、建武の新政の成功を祈願して三重塔の建立を発願
造営なかばで湊川の戦いで討死したため建築が中断され、そのままになったという






鐘堂






弁天堂



阿弥陀堂



御影堂<大師堂>(大阪府指定文化財)



江戸時代中期再建






行者堂



修行大師像






開山堂<本願堂>(大阪府指定文化財)



正保3年(1646年)再建






楠木正成首塚
数年前にはなかった柵が設置されていた



湊川の戦いで討死した正成の首は当寺に届けられ、首塚に祀られている
観心寺は楠木氏の菩提寺であり、楠木正成および南朝ゆかりの寺



建掛堂と金堂






石仏群
霊宝館、恩賜講堂に向かう参道の左右に点在している石仏



周囲の緑と同化しているため見逃すこともある


















牛滝堂






恩賜講堂(重要文化財)



1930年(昭和5年)移築・改造



昭和天皇即位大典のために京都御苑内に建てられた大饗宴場の一部を移築・改造したもの



霊宝館
重要文化財の仏像等が収蔵されている
本尊:如意輪観音像の試作(重文)と伝えられる像が印象に残っている



金堂



楠木正成像






撮影 令和3年5月25日

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